BY KIMIKO ANZAI
今、シャンパーニュ市場は百花繚乱。そんな中、今年5月に「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」というブランドが日本初登場。ワインのプロのあいだで「コストパフォーマンスが高い!」と評価されている。
「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」は、シャンパーニュ地方の南に位置するコート・ド・セザンヌ地区で26人のブドウ栽培農家が集まってできた協同組合で、簡潔に言えば“農協シャンパーニュ”。一般的には地味なイメージがあるものの、知る人ぞ知る実力派メゾンでもある。大手メゾンにブドウを卸しているほか、有名店のプライベート・ブランドなども手がけている。ちなみに、「フォション」のシャンパーニュも中身は「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」。
驚くのは、協同組合だけあって、ブドウの質が高いこと。そして、コストパフォーマンスが秀逸なことだ。たとえば白ブドウだけでつくられるブラン・ド・ブランでも一般的な価格を下回っている。特に、「L.B.N.ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット」は果実味に透明感が感じられ、特に和食とよく合う。また、「L.B.N.テンダー ロゼ」は肉料理などとの相性が抜群。
一見控えめながら、料理によく合うシャンパーニュは“おうちごはん”でこそ楽しみたい。実力派の新顔シャンパーニュは、週末、ホームパーティーなどでも話題になりそうだ。
問い合わせ先
CORKニュウマン新宿店
TEL. 03(5361)7557
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