日本でも「アート作品を買う」という行為が身近になってきた。来日した世界的なオークションハウス、フィリップスのCEOが教えるアートマーケットの動向とオークションのすすめ

BY MASANOBU MATSUMOTO MARCH 08, 2018

画像: MARK BRADFORD 《Helter Skelter I》2007年 365.8 x 1036.3 cm Estimate: £6 - 8 million

MARK BRADFORD
《Helter Skelter I》2007年
365.8 x 1036.3 cm
Estimate: £6 - 8 million
 

画像: WOLFGANG TILLMANS 《Greifbar 27》2014年 signed and numbered 'Wolfgang Tillmans 1/1 +1' on a label affixed to the reverse chromogenic print mounted on aluminium, in artist's frame 240 x 181 cm Estimate: £200,000 - 300,000 PHOTOGRAPHS: COURTESY OF PHILLIPS

WOLFGANG TILLMANS
《Greifbar 27》2014年
signed and numbered 'Wolfgang Tillmans 1/1 +1'
on a label affixed to the reverse chromogenic print
mounted on aluminium, in artist's frame
240 x 181 cm
Estimate: £200,000 - 300,000
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF PHILLIPS
 

 今、マーケットとしてに気になる作家をエドワード氏に聞くと、石元康弘などの写真家や60〜80年代の日本の現代アーティストの名前が挙がった。「この数年、日本の戦後のコンテンポラリーアートは世界的に注目を集めてきました。アメリカやイギリス、イタリアの同世代の作品と比べても、日本の現代美術家の作品のクオリティは高い。その一方で、価値が定まっていないものが多く、プライスも市場的にはまだ安いのが現状です」。アメリカや中国を参照しても、現代アートのカテゴリーが活性化することで、その国のアート市場全体がボリュームアップしていくことは多い。だからこそ、新しい世代のコレクターが増え、現代アート作品も買われはじめている日本の今後に大きな期待が寄せられているのだと話す。

 アート作品を購入する際のアドバイスを尋ねると、「その作品が自分の心に刺さるかどうかを大切にすべき」とエドワード氏。彼自身、ジョージ・ナカシマやイサム・ノグチの家具を所有。アートのカテゴリーでは、日本の戦後前衛芸術“もの派”の榎倉康二の作品、写真ではトーマス・ストゥルースなどもコレクションしている。昔からアンティーク家具に興味があり、経済とともにアートヒストリーを学んできた彼にとって、これらの作品はマーケットに左右されない特別な価値を持つという。「心に刺さるアート作品との出会いの場としてオークションをもっと活用していただきたいし、そのための仕組みやサービスを今後も整えていくつもりです」

 

問い合わせ先
フィリップス日本支社
TEL. 03(6273)4818
公式サイト

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