エルサ・ハンセン・オールダムは伝統的な刺しゅうに、皮肉っぽいひねりのきいたポップカルチャーのテイストをプラスして、独創的な世界を紡ぎ出す

BY MINJU PAK, PHOTOGRAPHS BY JEFF RICH, TRANSLATED BY FUJIKO OKAMOTO

画像: ルイビルの自宅の庭でくつろぐ オールダム夫妻

ルイビルの自宅の庭でくつろぐ オールダム夫妻

 エルサはミュージシャンの夫ウィル・オールダム(47歳)とケンタッキー州ルイビルで暮らしている。ウィル・オールダムはさまざまな名前でレコードを出しているが、最近はボニー・“プリンス”・ビリーとして通っている。ふたりが創作の場としてルイビルを選んだのは決して偶然ではない。ルイビル出身のふたりが出会ったのはほんの数年前。何年も前にロサンゼルスに活動の拠点を移していたオールダムだが、故郷に戻ってからは物価が安くて暮らしやすいルイビルのクリエイティブシーンを盛り上げた陰の立役者として知られている。

両親の自宅で開かれた大晦日のパーティでオールダムと出会ったエルサ・ハンセンはケンタッキーに戻ることを決意した。2016年11月に結婚したばかりのカップルは新婚気分がまだ抜けていない様子だ。

画像: ウィル・オールダムの仕事部屋

ウィル・オールダムの仕事部屋

 ふたりの言い方を借りれば「寝る家」から「仕事の家」まで2ブロックほど歩いて通っているという。「仕事の家」は1905年に建てられた小さな家屋で、ふたりの仕事部屋は玄関スペースを挟んで向かい合っている。「目に見えないものは存在していないのと同じ」を座右の銘にしているウィル・オールダムは、クリエイティブに必要なものーー楽器、楽譜、ギターペダルーーはたいてい目に届く場所に置いてある。

 

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