青山にギャラリー「space Un(スペース・アン)」がオープン。アフリカの現代アートを扱うと同時に、アジアとアフリカとをつなぐプラットフォームとしての役割も期待される

BY MICHINO OGURA

画像: 描かれた世界のスピリチュアルな物語にも惹かれる 《DIALOGUE #4》 2022-23 MIXED MEDIA ON CANVAS, 101×82CM, COPYRIGHT AND COURTESY OF OH GALLERY

描かれた世界のスピリチュアルな物語にも惹かれる

《DIALOGUE #4》 2022-23 MIXED MEDIA ON CANVAS, 101×82CM, COPYRIGHT AND COURTESY OF OH GALLERY

 アフリカの現代アートを扱うギャラリー「space Un(スペース・アン)」が青山の一角にオープン。神戸、パリ、ベルリンを拠点とし、コレクターとしても知られるエドナ・デュマ、俳優でアーティストの中野裕太、文化起業家のロータ・エックシュタインの3名が創設メンバーだ。このスペースはデュマが収集してきたアフリカの作家の作品を日本に紹介するだけではなく、アジアとアフリカとをさまざまな接点でつなぐプラットフォームとしても機能する。日本とアフリカの共通点として自然を愛する心、クラフツマンシップ、神話への共感を挙げる彼ら。ここでは差異よりも親和性の高さに着目してほしいと願う。オープニング展としてセネガルで活躍するアリウ・ディアックを招聘。奈良県の吉野町にあるスペース・アンのレジデンシー「吉野杉の家」で彼が制作した作品を披露する。制作している土地と対話し、野草などを素材に動物や抽象的な風景を描いた。併設されたカフェで静かに作品と向き合いたい。

画像: 奈良で制作中のアリウ・ディアック。彼は薬草を粉末にした絵の具を使用する PHOTOGRAPH BY KIYOSHI NISHIOKA

奈良で制作中のアリウ・ディアック。彼は薬草を粉末にした絵の具を使用する

PHOTOGRAPH BY KIYOSHI NISHIOKA

画像: 2008年からアフリカの現代アートを収集する創設者のエドナ・デュマ PHOTOGRAPH BY JORINDE ●東京都港区南青山2-4-9 KLO南青山ビル1階 https://www.spaceun.tokyo/

2008年からアフリカの現代アートを収集する創設者のエドナ・デュマ

PHOTOGRAPH BY JORINDE

●東京都港区南青山2-4-9 KLO南青山ビル1階
https://www.spaceun.tokyo/

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