カルティエが紡いできた「パンテール」の世界観を体感するポップアップイベント「INTO THE WILD」が、11月3日まで銀座で開催中。その歴史やデザイン、職人技を没入型展示で体感できるまたとない機会だ──

BY T JAPAN

画像: イベントが開催されている「Maison de Panthère」カルティエ 銀座2丁目ブティック Tomoyuki Kusunose © Cartier

イベントが開催されている「Maison de Panthère」カルティエ 銀座2丁目ブティック

Tomoyuki Kusunose © Cartier

 カルティエの象徴として知られるパンテール(豹)は、単なるメゾンのエンブレムを超え、女性の内なる強さや美意識を体現する存在として進化を続けてきた。その豊かな歴史と創造性を体感できる没入型ポップアップ「INTO THE WILD」が、期間限定で銀座にオープン。舞台となるのは、新たに「Maison de Panthère(メゾン ドゥ パンテール)」へと生まれ変わったカルティエ 銀座2丁目ブティック。再始動後初のイベントとなる本展は、約2週間にわたりパンテールの世界観を大胆な演出で表現する。

画像: 入口を入ると、人の動きに合わせてパンテールがお出迎え Tomoyuki Kusunose © Cartier

入口を入ると、人の動きに合わせてパンテールがお出迎え

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画像: カルティエとパンテールの歴史を映像で伝えるインスタレーション Tomoyuki Kusunose © Cartier

カルティエとパンテールの歴史を映像で伝えるインスタレーション

Tomoyuki Kusunose © Cartier

 会場に足を踏み入れるとまず出迎えるのは、1914年にパンテールが初めてカルティエのクリエイションに登場して以来、100年以上にわたって紡がれてきた歴史を辿る映像インスタレーションだ。革新的な表現と卓越したジュエリー制作を続けてきたカルティエの歩みは、単なるアーカイブの紹介にとどまらず、時代と共鳴しながら前進し続けるメゾンの姿勢を物語る。

画像: ジャンヌ・トゥーサンのオフィスを再現した部屋 Tomoyuki Kusunose © Cartier

ジャンヌ・トゥーサンのオフィスを再現した部屋

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画像: カーペットにもパンテールがいるので見逃さずにチェックしたい PHOTOGRAPH BY T JAPAN

カーペットにもパンテールがいるので見逃さずにチェックしたい

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 なかでも本展の重要な軸を成すのが、クリエイティブ ディレクターとしてカルティエに多大な影響を与えた女性、ジャンヌ・トゥーサンの存在だ。1930年代から約40年にわたりメゾンを率いた彼女は、「ラ パンテール」と呼ばれるほどその生き方が象徴的で、パンテールに宿る野生の気品や自由を体現する存在でもあった。会場には彼女のオフィスを再現した空間が設けられ、時代を超えて語り継がれる創造の源泉を間近に感じることができる。

画像: 「パンテール」のデザインコードを読み解く展示 Tomoyuki Kusunose © Cartier

「パンテール」のデザインコードを読み解く展示

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 続く展示では、パンテールのデザインを支えてきた3つの創造言語――ナチュラリスト、グラフィック、アブストラクト――が紹介される。リアリティを追求したフォルム表現から抽象へと昇華するその造形は、カルティエのクリエイションがアートとクラフツマンシップを融合して生み出されていることを物語る。

画像: メゾンのサヴォアフェールを7つのトピックで体感できる展示 Tomoyuki Kusunose © Cartier

メゾンのサヴォアフェールを7つのトピックで体感できる展示

Tomoyuki Kusunose © Cartier

画像: ひとつひとつの技に思わず見入ってしまう映像が並ぶ PHOTOGRAPH BY TJAPAN

ひとつひとつの技に思わず見入ってしまう映像が並ぶ

PHOTOGRAPH BY TJAPAN

 さらに本展ではカルティエが誇る「サヴォアフェール」(卓越した職人技)にも焦点が当てられる。独自の美学と厳格な基準のもと、デザイナーから宝石鑑定士、研磨や彫金を担う職人たちまで、多くの専門家の手を経てはじめて一つのパンテール作品が完成する。その工程を解き明かす展示は、ハイジュエリーの奥深さを伝える貴重な機会となっている。

画像: 「ワイルド ファウナ」のエリアの背景には、パンテールが佇むペーパーワークが施されている PHOTOGRAPH BY T JAPAN

「ワイルド ファウナ」のエリアの背景には、パンテールが佇むペーパーワークが施されている

PHOTOGRAPH BY T JAPAN

 また「ワイルド ファウナ」と題したエリアでは、パンテール以外にもカルティエが創造してきた動物モチーフのジュエリーを公開。野性味と洗練を併せ持つクリエイションは、生きる喜びと自由の精神を宿したカルティエの世界観を雄弁に物語る。

画像: アニメーション作品『LA PANTHÈRE DE CARTIER』が上映されるシアタールーム Tomoyuki Kusunose © Cartier

アニメーション作品『LA PANTHÈRE DE CARTIER』が上映されるシアタールーム

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 会場内のシアタールームでは、漫画家・浦沢直樹をクリエイティブパートナーに迎えて制作されたアニメーション作品『LA PANTHÈRE DE CARTIER』を上映。俳優陣を含む多彩な才能が参加した同作は、カルティエが掲げる「自由・個性・本質的な美・愛」をテーマに描かれた映像詩のようだ。浦沢によるキャラクターデザインや原画などの展示も合わせて楽しめる。

 最後に設けられた「タッチ&トライ」では、ジュエリーからウォッチ、レザーグッズまで、実際にパンテールのコレクションを身につけながら体験することができる。さらに俳優の山口智子と玉森裕太によるオーディオガイドが、来場者をパンテールの神秘へと誘う。

 カルティエが育んできた“野生のエレガンス”を体感する旅へ。銀座の中心で、新たなパンテールの息吹に触れてみたい。

「INTO THE WILD」
期間: 10月22日(水)~ 11月3日(月・祝)
時間: 11 時~20 時(19時最終入場)
場所:「Maison de Panthère」カルティエ 銀座2丁目ブティック
住所:東京都中央区銀座2 丁目6-12
入場無料
*本イベントは予約制。下記カルティエ LINE 公式スペシャルサイトから、来場日時を予約できる。
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