提灯のようにあちこちに持ち運びたくなる、持ち手がついたポータブルランプを厳選。名作ランプのポータブル版、キャンプなど屋外レジャーでも使えるもの、最先端技術から生まれたLEDキャンドルなど。庭やベランダで楽しむ、月見酒のお供にもぴったりな名品をご紹介

BY EMI ARITA

ルイスポールセンの「VL 45 ラジオハウス ポータブル」

画像: 「VL 45 ラジオハウス ポータブル」¥88,000/ルイスポールセン COURTESY OF LOUIS POULSEN

「VL 45 ラジオハウス ポータブル」¥88,000/ルイスポールセン

COURTESY OF LOUIS POULSEN

 デンマークの建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンが「ラジオハウス(デンマーク放送局の本社ビル)」(1941年竣工)を設計した際にデザインした「V45 ラジオハウス ペンダント」は、チャールズ&レイ・イームズがロサンゼルスの自宅兼アトリエで使用していたことでも知られる名作ランプ。
 こちらの「VL 45 ラジオハウス ポータブル」は、そんな名作を充電式のポータブルランプにしたもの。ハンドメイドの吹きガラスに真鍮のパーツといった象徴的なデザインはそのままに、屋内外、好きな場所に持ち運べる本革のストラップが備わっている。

画像: COURTESY OF LOUIS POULSEN

COURTESY OF LOUIS POULSEN

 内側と外側に透明ガラス、その間に乳白ガラスを重ねた3層構造の吹きガラスから放たれる光は、まるで月明かりのよう。上部の真鍮パーツはスイッチになっており、タッチすると好きな明るさ(4段階)に調光もできる。バリエーションはホワイト(乳白)のほか、4層のカラーガラスを重ねたペール・ローズ、ペール・イエローもあり。電池やストラップなどの各パーツの交換ができるため、長く愛用できるのもうれしい。

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Kartell(カルテル)の「ランタン」

画像: 「ランタン」¥51,200/カルテル(トーヨーキッチンスタイル) COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

「ランタン」¥51,200/カルテル(トーヨーキッチンスタイル)

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

 三角屋根にリングの持ち手......と、おとぎ話の絵本に出てくるようなランタンを彷彿とさせる、カルテルのポータブルランプ「ランタン」。プラスチックなどの素材を溶かして金型で整形する、高度なインジェクションモールディング技術で製造された透明な本体は、表面の模様によるプリズム効果で光を拡散。キラキラとした輝きで、幻想的な夜を演出してくれる。

画像: COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

 台座は充電ドックになっているので、本体を乗せるだけで充電ができ、フル充電で25時間(20ルーメン時)〜5時間(154ルーメン時)点灯可能。庭やベランダなど屋外に持ち出して使うのはもちろんのこと、インテリアオブジェとして飾ったり、ホームパーティや特別なディナーを演出する際にも重宝しそう!クリアカラーのほか、ゴールドのようにもみえるアンバー、シックなスモークグレイ、華やかなレッドなどカラーバリーションも豊富。

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カルテル
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& Tradition(アンドトラディション)の「ルッカ」

「ルッカ」¥35,200/アンドトラディション

COURTESY OF &TRADITION

 ホテル虎ノ門ヒルズの内装を手がけたデンマークのデザインユニット、スペース・コペンハーゲンが手がけた、アンドトラディションの充電式ポータブルランプ「ルッカ」。イタリア・トスカーナ州の都市、ルッカから名付けられており、絵画のような街並みを照らす幻想的な輝きを、エレガントなデザインと美しい明かりで表現。点灯すると、サテン仕上げのオパールガラスからやさしい光を放ち、優美なシルエットを浮かび上がらせる。真鍮のパーツがアクセントを添える、スチール製の持ち手のデザインもおしゃれ。

画像: COURTESY OF &TRADITION

COURTESY OF &TRADITION

 フル充電なら最大で12時間連続点灯可能。3段階の調光機能つき。オブジェとしても美しい見た目とやわらかな輝きで、ベランダでの晩酌から就寝前の読書タイムまで、屋内外さまざまなシーンに心地よさと洗練さをもたらしてくれるはず。

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アンドトラディション(林物産)
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HAY(ヘイ)の「MOUSQUETON PORTABLE LAMP」

画像: 「MOUSQUETON PORTABLE LAMP」¥33,000〜/HAY COURTESY OF HAY

「MOUSQUETON PORTABLE LAMP」¥33,000〜/HAY

COURTESY OF HAY

 大きな“傘”を思わせるシェードがアイコニックな、HAYの充電式ポータブルランプ「MOUSQUETON PORTABLE LAMP(ムスクトン ポータブル ランプ)」。デザインを手掛けたのは、パリを拠点に活躍するフランス人デザイナーのインガ・センぺ。「好きな場所に持ち運べて、万が一、外に置き忘れても安心なランプを作りたい」という思いから生まれたランプで、耐候性のあるステンレス製の本体に、亜鉛合金製シェードをあわせた高い耐久性を持つ。

画像: COURTESY OF HAY

COURTESY OF HAY

 フランス語で「カラビナ」を意味する「MOUSQUETON(ムスクトン)」と名付けられているとおり、持ち手部分がカラビナフックになっているのも特徴。庭の木など、好きな場所に吊るして楽しめる。3段階の調光機能つき。シェードのカラーは、ステンレスの色を生かした「ステンレススチール」のほか、「アイアンレッド」、「オイスターホワイト」の全3色。

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HAY JAPAN
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アンビエンテックの「マドコ」

画像: 「マドコ」¥39,600/アンビエンテック COURTESY OF AMBIENTEC

「マドコ」¥39,600/アンビエンテック

COURTESY OF AMBIENTEC

 バッグのようにひじにかけて持ち歩きたくなる、すらりと長いハンドルと、ボール状の光源を組み合わせたアンビエンテックの充電式ポータブルランプ「マドコ」。イタリア・シチリア出身の建築家・デザイナーのエリザ・オッシノがデザインしたもので、幾何学的なモチーフで構成されたミニマルなデザインは、インテリアオブジェにもぴったり。

画像: COURTESY OF AMBIENTEC

COURTESY OF AMBIENTEC

 おしゃれな見た目のみならず、光源が360度回転するのも「マドコ」の魅力。周囲に広がる明るめの光が欲しいときは上向きに、ろうそくのように静かな光でムードを演出したいときは下向きに、視線の先に明かりが欲しいときは横向きに……など、シーンに合わせて好きな方向を照らせるため、使い勝手も抜群!バスルームでも使える高めの防水機能も備わり、雨風が心配な日も気兼ねなく使える。カラーはオリーブ色、桃色、カカオ色など全5色。4段階調光機能つき。

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アンビエンテック
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ローゼンダール社の「ソフトスポット ソーラー サーキュラー」

「ソフトスポット ソーラー サーキュラー」(H25cm)¥19,800/ローゼンダール社(ノマド)

COURTESY OF ROSENDAHL

 デンマークのライフスタイルブランド、ローゼンダール社の「ソフトスポット ソーラー」は、その名の通り、ソーラーパネルを内蔵し、電源のない場所でも太陽光で充電可能なポータブルランプ。デンマークのデザイナー、マリア・バーントセンによるシンプルなデザインと、防災ツールとしても頼れるランプとして、2021年の発売以来、人気を博してきた。
 2024年に発売されたこちらの「ソフトスポット ソーラー サーキュラー」は、ソーラー充電機能はそのままに、持ち手を担う本体のベースを、スチールからリサイクルしやすい再生プラスチックへと変更したもの。これにより前モデルに比べて軽量になり、さらに持ち運びしやすく、環境にもやさしいランプへと進化した。

画像: COURTESY OF ROSENDAHL

COURTESY OF ROSENDAHL

 ソーラーモード使用時には、暗くなった時と明るくなった時に自動でオン・オフをしてくれる光センサーつき。通常の充電の際には、USB Type-Cケーブルで充電でき、フル充電で約15時間点灯が可能。-20℃の環境下でも使える耐久性を持つため、キャンプのお供にもおすすめ。定番カラーは、「スカイブルー」、「テラコッタ」、「ウィート」で、デンマークの街並みからイメージしたポップなラインナップ。サイズはH18.5cmとH25cmの2種。

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ノマド
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オドー・コペンハーゲンの「レイ テーブルランプ ポータブル」

画像: 「レイ テーブルランプ ポータブル」¥47,000/オドー・コペンハーゲン COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

「レイ テーブルランプ ポータブル」¥47,000/オドー・コペンハーゲン

COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

 古い鉱山用のランプから着想を得てデザインされオドー・コペンハーゲンの充電式ポータブルランプ「レイ テーブルランプ ポータブル」。デザインを手掛けたのは、シンプルな中に美を見出すデザインを得意とする、イギリス出身のデザイナー、ダニエル・スコフィールド。「レイ テーブルランプ ポータブル」も、円盤のようなシェードと筒状の本体をあわせたシンプルなデザインに、持ち運ぶのにちょういいハンドルがアクセントを添える。

画像: COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

 パウダーコーティングされた金属製で、表面のマットな質感もおしゃれ。点灯すると、筒状の本体内部にあるLED光源から放たれた光をシェードが反射し、下方に落ち着きのあるやわらかな明かりを拡散する。3段階の調光機能つき。フル充電の際は、100%の明るさで約11時間点灯可能。カラーはブラックとグリーンの2色。

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オドー・コペンハーゲン 東京ショールーム
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ウユニライティングの「アウトドアランタンセット」

画像: 「アウトドアランタンセット」¥16,500/ウユニライティング(ノマド) COURTESY OF UYUNI LIGHTING

「アウトドアランタンセット」¥16,500/ウユニライティング(ノマド)

COURTESY OF UYUNI LIGHTING

 本物の炎のように揺らめくLEDキャンドルを手がける、デンマークの照明ブランド「UYUNI Lighting(ウユニライティング)」。“炎”の部分のLEDランプは、最先端技術で特徴的な揺らぎを見事に表現。一見しただけでは、LEDランプとは気づかないほど再現性が高く、眺めているだけで心も安らいでいく。
 こちらの「アウトドアランタンセット」は、UYUNI LightingのLEDキャンドルを、屋外でも楽しめるようアウトドア仕様にしたもの。ミニマルなハンドルつきのガラスドームに、高い防塵水性能を備えたLEDキャンドルが内臓されている。

画像: COURTESY OF UYUNI LIGHTING

COURTESY OF UYUNI LIGHTING

 オン・オフや調光、タイマー設定をリモコン操作できるのも、UYUNI LightingのLEDキャンドルの魅力。「アウトドアランタンセット」も、専用リモコンつき。バッテリーは、乾電池式(単2×2本)のため、キャンプなど長時間使用する際は、予備の乾電池を持っていくと安心。屋外だけでなく、特別なディナーのムード演出、バスタイムや就寝前のリラックスタイムなど、日常のさまざまなシーンを美しい炎の揺らめきで演出したい。

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ノマド
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