3年ぶりの来日公演をおこなう世界屈指の名門、英国ロイヤル・バレエ団。プリンシパルとして『ドン・キホーテ』の主役キトリを踊る高田 茜が、日本公演に寄せる思いとは

BY YUKI SATO

 数ある全幕バレエの中でも、華やかでエネルギッシュな踊りが次々と繰り広げられる『ドン・キホーテ』は、日本でも不動の人気を誇る作品。今回のアコスタ版は、ミュージカル的な演出が取り入れられ、エンターテインメントとしての魅力がさらに増していると言えそうだ。高田茜がいったいどんなキトリを演じて見せてくれるのか、期待が高まる。
 また、英国ロイヤル・バレエ団の真価は、クラシックだけにとどまらないレパートリーの幅広さにもある。そんな環境で、今後彼女が目指すのは?

画像: 『シンフォニー・イン・C』より、高田 茜、アレクサンダー・キャンベル ©️ ROH, PHOTOGRAPH BY HELEN MAYBANKS

『シンフォニー・イン・C』より、高田 茜、アレクサンダー・キャンベル
©️ ROH, PHOTOGRAPH BY HELEN MAYBANKS

―― 英国ロイヤル・バレエ団は多くの素晴らしい古典レパートリーがあると同時に、コンテンポラリー作品のみの公演を催すなど、多様性に富んでいますね。

 私達ダンサーにとってコンテンポラリーと古典の作品を同時にリハーサル、公演をするのは、もちろん身体に負担がかかる事です。この両者は身体の使い方、筋肉の使い方も違いますから。しかし、異なる作品を同時に上演することで、お客様に毎回違う作品を観ていただけるので、バレエ団にとって素晴らしい事だとおもいます。

―― バレエ団の本拠地があるコヴェント・ガーデンはロンドンの中心地にあって、バレエ以外の文化的刺激を受ける機会も多いのではありませんか。

 最近では、ずっと好きで憧れていたピアニストの辻井伸行さんのコンサートを初めて聞きに行きました。夢の一つが叶って幸せでした。

画像: 『ドン・キホーテ』リハーサルより、高田 茜、アレクサンダー・キャンベル ©️ ROH

『ドン・キホーテ』リハーサルより、高田 茜、アレクサンダー・キャンベル
©️ ROH

―― 英国ロイヤル・バレエ団では熊川哲也さん、吉田 都さんといった日本人ダンサーの先輩たちもプリンシパルとして活躍し、高く評価されてきました。高田さんはダンサーとして何を最も大切にしていますか?

 一つ一つの舞台に何かを込める事です。

―― これから踊ってみたい役や作品があれば教えてください。

 いつかマッツ・エック振付の『ジュリア&ロメオ』を踊りたいです。 

 マッツ・エックは、あのシルヴィ・ギエムとも何度も組んで作品を発表しているバレエ界の異才振付家。古典バレエを大胆に再解釈した作品でも知られ、『ジュリア&ロメオ』もそのひとつだ。華のある容姿ときめ細やかな踊りで、クラシックダンサーのイメージが強い高田 茜から返ってきた、意外な答え。彼女がまだまだ未知の才能を秘めている可能性を感じさせてくれる。6月の日本公演は、新境地にチャレンジし続ける彼女の踊りを、この目で見られるまたとないチャンスだ。

英国ロイヤル・バレエ団 2019年日本公演
『ドン・キホーテ』
振付:カルロス・アコスタ/マリウス・プティパ
作曲:ルートヴィク・ミンクス
日時:6月21日(金)18:30、22日(土)13:00・18:00、23日(日)13:00、25日(火)18:30、26日(水)18:30
※高田 茜の出演は、22日(土)18:00、25日(火)18:00予定
場所:東京文化会館 大ホール
住所:東京都台東区上野公園5-45

『ロイヤル・ガラ』
上演予定作品:『シンフォニー・イン・C』、〈マーゴ・フォンティンに捧ぐ〉より『眠れる森の美女』“ローズ・アダージオ”、『マノン』より3つのパ・ド・ドゥ、『白鳥の湖』パ・ド・ドゥ、『三人姉妹』ほか
日時:6月29日 (土)14:00、30日(日)14:00 
場所:神奈川県民ホール
住所:神奈川県横浜市中区山下町3-1

料金(両演目共通):
S席¥25,000、A席¥22,000、B席¥19,000、C席¥15,000、D席¥11,000、E席¥8000、U-25シート¥4,000 ※未就学児のご入場はお断りいたします。
チケットの購入はNBS WEBチケットから
※ご利用いただく際には、事前会員登録(登録料・年会費無料)が必要となります。

問い合わせ先
NBSチケットセンター
電話: 03(3791)8888(平日10:00~18:00/土曜 10:00~13:00)
公式サイト

 

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