BY KANA ENDO
カラーダイヤルの時計なら、大きいからこそより華やかに
腕時計の文字盤(ダイヤル)といえば、白、黒、ブルーが定番色。腕時計は、戦時中の軍用の利便性を高めるために改良されてきた歴史があるため視認性が重要視され、文字盤には白や夜光塗料が映える黒が使われた。その後、宝飾品として一般の人々にも広まっていき、文字盤に天然石を用いたジュエリーウォッチなどが登場する。近年は、文字盤を覆う風防や塗料の技術革新が進んで鮮やかなカラーを用いることが可能になり、カラーダイヤルの時計はここ数年のトレンドになっており、腕まわりのお洒落を楽しみたい女性にとってはうれしい流れだ。男性用の時計のケース径は36mm〜42mm前後のものが多く、女性の腕にのせると少し大きく感じるかもしれない。しかし、カラーダイヤルの時計なら華やかなので大径でも気にならず、むしろ大きい分、カラーの効果を存分に発揮することができる。重ねづけするアクセサリーとコーディネートして、腕元のお洒落を楽しんで。
海から大地のカラーを表したオメガの新作『シーマスター アクア テラ』

オメガを代表するダイバーズウォッチ『アクアテラ』の新作はアクア(海)からテラ(大地)へ広がるさまざまな色を、アトランティックブルー、ベイグリーン、サンドストーン、 サフラン、テラコッタの5色のダイヤルカラーで表現した。小さめサイズの34mmは、この画像の38mmのモデルとは異なるカラーリングでラインナップされる
COURTESY OF OMEGA

真鍮製ダイヤルにラッカーで色づけをしたダイヤルは、中央から外側に向かって施されたサンブラッシュ仕上げが絶妙な光のグラデーションを生み出す。腕時計の故障の多くの原因が磁気帯びだが、15,000ガウスの磁気にさらされても影響を受けない超高耐磁性ムーブメントを搭載しているので、スマートフォンやハンドバッグのマグネットなども気にせず着用でき、デイリーウォッチに最適だ
シーマスター アクア テラ<38mm/SSケース、自動巻き、SSブレスレット、15気圧防水>¥770,000(10月発売予定)/オメガ
オメガお客様センター
TEL. 03-5952-4400
COURTESY OF OMEGA
IWCの名作『ポルトギーゼ・クロノグラフ』はトレンドカラーのグリーンをまとって

スポーティな印象が強いクロノグラフも、カラーダイヤルになるとエレガントな印象に。特に『ポルトギーゼ・クロノグラフ』は長く伸びた繊細なリーフ針やアラビア数字を用いたシンプルなデザインで、女性が取り入れやすい上品なスポーツウォッチといえる
COURTESY OF IWC

ポルトギーゼはベゼル幅が薄く文字盤の面積が大きいので、カラーダイヤルの華やかさをより享受することができる。ちなみに、昨今の時計業界のトレンドカラーはグリーン。一昨年辺りから、多くのブランドからグリーン文字盤の時計がリリースされ、争奪戦の人気カラーになっている
ポルトギーゼ・クロノグラフ<41mm/SSケース、自動巻き、ブラックアリゲーターストラップ、3気圧防水、ブティック限定>¥951,500/IWC
IWC
フリーダイヤル:0120-05-1868
COURTESY OF IWC
ミントグリーンが爽やかなブライトリングの『ナビタイマー B01 クロノグラフ 41』

1952年にパイロットのための時計を発表し、70年間愛されてきたブライトリングを代表するアイコニックなモデル『ナビタイマー』が、色鮮やかに進化した。クラシックなディテールは保ちながら、写真のミントグリーンのほか、43mmのモデルにはアイスブルーやカッパーのダイヤルカラーが加わり、ファッションと合わせて楽しめる時計にアップデート
COURTESY OF BREITLING

航空愛好家はもちろん、マイルス・デイヴィスやセルジュ・ゲンスブールにも愛されたアイコンウォッチ。ヴィンテージカーでドライブに行きたくなるようなクラシカルなデザインは、アリゲーターストラップのほかにステンレススチールブレスレットモデルもラインナップする
ナビタイマー B01 クロノグラフ 41<41mm/SSケース、自動巻き、ブラウンアリゲーターストラップ、3気圧防水>¥1,050,500/ブライトリング
ブライトリング・ジャパン
TEL:0120-105-707
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