BY KIMIKO ANZAI

焼き鳥やタイ料理、寄せ鍋といった「料理とのマッチング」による各賞もユニーク
「サクラアワード」の大きな魅力は、なんといっても受賞したワインに与えられる“桜のマーク”にある。たとえば、レストランやショップなどでどのワインを選べばよいか迷った時、ボトルにある「サクラアワード」のシールが、“安心マーク”となってくれるのだ。2014年に第1回が行われたが、第4回を迎えた2017年度は、第1回の約2倍となる4212アイテムが37か国からエントリーし、大きな伸びをみせた。2017年は、「ダブルゴールド」237アイテム、「ゴールド」899アイテム、「シルバー」736アイテムが受賞、“桜マーク”を獲得した。

ボトルに貼られた「サクラアワード」のシールは、店頭でのワイン選びにひと役かってくれそう
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF SAKURA AWARDS
今回、フランスやイタリア、スペイン、チリなど、エントリーする国々も増えたが、このことからも、「サクラアワード」の世界的認知度が確実に上がっていることがわかる。日本料理の世界的人気がますます高まる昨今、「サクラアワード」は、日本のみならず、ゆくゆくは、世界的にも“マリアージュの指標”となってくることだろう。それだけでなく、繊細な味わいに敏感な日本の女性が選ぶワインは、これからの世界的なワイン・トレンドが生まれる基準にもなり得るのではないだろうか。
問い合わせ先
一般社団法人ワインアンドスピリッツ文化協会
“SAKURA”Japan Women‘s Wine Awards事務局
TEL. 03(6229)1727
2017年度の受賞ワイン一覧は公式サイトから