TJ News
今年はおいしいものを本気で贈る。
バレンタイン 2019
“ザ・ベスト・チョコレート”

トレンドの日本酒とチョコレート。
辛党もきっとうなる美味三選

　和食とともに海外でも注目を集め、国内でも改めて人気の高まりを見せる日本酒。カカオがもたらす発酵の香りと、日本酒がもたらす発酵の香り。両者が繊細に混じり合い、じつにふくよかで余韻のあるハーモニーを醸し出す。会話の糸口にもなるようなチョコレートは、仕事仲間や友人たちにプレゼントしても喜ばれそう。

　日本を代表するショコラティエの一人である「パレドオール」シェフの三枝俊介氏が手がけたボンボン・ショコラは、宮城の日本酒を使用。2011年の東日本大震災で被災した酒蔵を訪ね、力強く前へ進もうとする姿に心打たれた三枝氏が、「自分にできる継続的支援を」と考えて生み出した、誠実な思いのこもるひと箱だ。売り上げの一部は、現在も被災地への支援金として寄付されている。

　チョコレートの力強い風味に負けることなく、日本酒の繊細な味と香りがくっきりと立ち上がり、素晴らしい風味が口の中から鼻孔に広がる。使用されている日本酒は、川敬商店の「黄金澤」、内ヶ崎酒造店の「鳳陽」、一ノ蔵の「Again（アガイン）」、勝山酒造の「ライトニングⅡ」、阿部勘酒造店の「阿部勘」、角星の「別格」の6種。それぞれの酒の個性が、チョコレートとバランスよく調和しつつ明確に感じられ、利き酒のように味や香りの違いを楽しめる。

「宮城の酒蔵　利き酒ショコラ」￥2,000
＜黄金澤、鳳陽、Again(アガイン）、ライトニングⅡ、阿部勘、別格 各1個＞

ショコラティエ パレドオール 東京店
TEL. 03(5293)8877

5. 福光屋

　寛永2（1625）年に創業し、土からこだわって作られた酒米と、霊峰・白山がもたらす百年水だけを使って、良質な純米酒を造り続ける金沢の「福光屋」。その歴史ある酒蔵からバレンタイン限定で販売されるのが、自慢の日本酒や米焼酎をチョコレートに合わせて贅沢に用いた「SAKE ショコラアソート VD」だ。

「純米大吟醸SAKEショコラ」は、とろりとしたジュレとヘーゼルナッツ風味のガナッシュから、「山田錦」を使った純米大吟醸酒の香りが豊かに広がり、上品なあと口。「おんぼらぁとショコラ」には、同じく「山田錦」を使用した本格米焼酎「えじゃのんおんぼらぁと」が、ヘーゼルナッツ風味のガナッシュに練り込まれ、キリリとした余韻が後を引く味わい。「SAKEソルトチョコ」は、ほろ苦いビターチョコレートに、純米酒で炒った塩のしょっぱさと旨みが絶妙なアクセントを効かせる。ほろ酔い気分で味わえるチョコレートは、気のおけない間柄や、いつもの仲間に贈るのにピッタリ。

「SAKE ショコラアソートVD 」￥3,024（税込）
＜純米大吟醸SAKE ショコラ2種・各2個（ジュレ、ガナッシュ）、おんぼらぁとショコラ 2種・各1個（ダーク、ミルク）、SAKEソルトチョコ8枚＞

福光屋
フリーダイヤル： 0120(293)285

6. ca ca o

　鎌倉発の「ca ca o」は、コロンビア産カカオを100％使用したアロマ生チョコレート専門店。コロンビアに自社農園を保有し、豆の栽培から加工、商品製造、販売まで一貫して自社で手がける、数少ないブランドのひとつだ。中でも「小町通りの石畳　雪男」は、英国「アカデミー・オブ・チョコレート 2018」酒部門で、最高金賞に輝いた自信作。

　コロンビア南西部に位置するトマコ産のカカオを使用したまろやかなミルクチョコレートに、創業300年を迎える新潟・青木酒造の「純米酒 雪男」を合わせている。口に入れるとなめらかな口溶けとともに、ほのかにスパイシーなカカオの香りと、シャープな辛口でキレのある日本酒の香りが力強く開花し、豊かな余韻に包まれる。「純米酒 雪男」のラベルと同様、どこかユーモラスな、毛むくじゃらの雪男が描かれた木箱入り。パートナーから女友達まで、味にやかましい辛党の笑顔が見たいなら、こちらをぜひ。

「雪男」￥2,000
＜小町通りの石畳 純米酒 雪男（16粒）＞

ca ca o CHOCOLATE BANK店
TEL. 04(6750)0172

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