BY AKANE WATANUKI, PHOTOGRAPH BY KEVIN CHAN
ユニークなフォルムが魅力の「tori bag」が成人式を迎えた。誕生したのはまだ小さなアトリエで物作りをしていた2000年。「鳥の形を描いただけのスケッチは、当初ショルダーバッグのイメージだった」とデザインを手がけた長江 青(あおい)は言う。布製の予定が革で作ることになり、知り合いの靴職人に相談。浅草の革メーカーにオリジナルで作ってもらった。中に潜んでいる3つの卵はバッグの詰め物から着想した皆川 明のアイデアだ。
以来愛され続け、今ではシーズンのムードに合わせて毎回素材や装飾が変化する定番に。縫製職人が見つからず、休止する危機にも見舞われたが乗り越えた。ベーシックではなく、持っているだけでうれしくなるような個性的なアイテムが定番になるのは、このブランドらしい経緯だ。
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