ホテルジャーナリスト、せきね きょうこが独自の視点でおすすめの東京ホテルを案内。連載第54回目は、東京駅に隣接する”桃源郷”「シャングリ・ラ ホテル 東京」

BY KYOKO SEKINE

“シャングリ・ラ(Shangri-la)”と言う名を聞いて、“桃源郷”や“理想郷”を思い起こす人はどれほどいるだろう。
 ここで挙げる“シャングリ・ラ”は、「シャングリ・ラ ホテル 東京」のことを述べているが、もともとこのホテル名は、1933年に出版されたジェームズ・ヒルトン著の伝奇小説『失われた地平線』の舞台となった中国の奥地にある伝説の地“シャングリ・ラ”を由来とし、その名は、‘永遠の平穏と温かいもてなし’を持って世界中に知られている、と説明がある。

画像: 東京駅からは日本橋口を出れば徒歩1分。隣接のトラストタワー内にホテルがある

東京駅からは日本橋口を出れば徒歩1分。隣接のトラストタワー内にホテルがある

 シャングリ・ラ ホテル 東京が誕生したのは、2009年3月2日。「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」としては日本で初となるホテルであり、ロケーションの素晴らしさは開業当時から話題となった。東京駅に隣接する「丸の内トラストタワー本館」の31階から37階までを客室に使用し、その客室総数は200室。スタンダードでも50㎡、プレジデンシャルスイートとなると、269㎡もの広さがある。

画像: デラックス キング<50㎡> シャンパンゴールドやチャコールグレイ、朱色など色調も落ち着きのある配色

デラックス キング<50㎡>
シャンパンゴールドやチャコールグレイ、朱色など色調も落ち着きのある配色

画像: プレミア スイート<120㎡> ベッドルームとリビングルームが独立。バスルームにはジャグジーも配された豪華な客室

プレミア スイート<120㎡>
ベッドルームとリビングルームが独立。バスルームにはジャグジーも配された豪華な客室

 館内にレストランは2カ所。極上のイタリアンとワインセレクションが充実した「ピャチェーレ」、1830年創業の根強い人気を誇る老舗日本料理店「なだ万」が入っている。そして28階には、エレガントな空間「ザ・ロビーラウンジ」があり、ホテル自慢のアフタヌーンティーを始め、嬉しいことに、シャングリ・ラならではのラクサやチキンライスなどのアジア料理も揃う。都心のパノラマを眺めながら、ゆったりと大人のカクテルタイムを楽しむのもお薦めだ。

画像: シグネチャーレストラン、イタリア料理の「ピャチェーレ」

シグネチャーレストラン、イタリア料理の「ピャチェーレ」

画像: 圧倒的な人気を誇る日本料理の「なだ万」。鮨カウンター、鉄板焼きカウンターも

圧倒的な人気を誇る日本料理の「なだ万」。鮨カウンター、鉄板焼きカウンターも

 東京駅から最短のロケーションの良さが圧倒的な支持を受けているが、2019年に10周年を迎えたシャングリ・ラ ホテル 東京の自慢は、オープン以来、変わらぬアジアンホスピタリティにある。また「濃やかで温かなもてなし、謙虚で感謝の心を忘れず、努力を傾注する」という、シャングリ・ラのコアバリューであるもてなしの極意に溢れている。実際にホテルを訪れ、スタッフとのやりとりをしていても、確かに誰もが丁寧できめの細かい配慮が行き届いている。そしてゲストとスタッフの距離感にも快適さを感じた。近すぎず、遠すぎず…… ホテルのスタッフには頭の下がる思いがする。

画像: ロビー併設のラウンジバー、天井のシャンデリアは銀杏の葉の形をした特注品。銀杏は東京都のシンボルツリー

ロビー併設のラウンジバー、天井のシャンデリアは銀杏の葉の形をした特注品。銀杏は東京都のシンボルツリー

 シャングリ・ラには世界のグループホテルで人気のスパ「CHI SPA(氣スパ)」がある。私自身、世界4カ国で試した経験があるが、地元の東京では未経験。「アジアのヒーリング哲学″氣”の流れを促し自然治癒力を高める」を基本に、数々のトリートメントを提供しており、毎回、シャングリ・ラを訪れる楽しみの一つともなっている。

画像: 螺旋階段に沿って吊り下げられているアイコニックなシャンデリアは、雨の雫を象った48万個のパーツが使われている圧巻の作品 PHOTOGRAPHS:COURTESY OF SHANGRI-LA HOTEL,TOKYO

螺旋階段に沿って吊り下げられているアイコニックなシャンデリアは、雨の雫を象った48万個のパーツが使われている圧巻の作品
PHOTOGRAPHS:COURTESY OF SHANGRI-LA HOTEL,TOKYO

 それと同時に、いや、それ以上に印象的なのは、なんといってもシャングリ・ラと言うブランドならではの、キラキラと輝く巨大なシャンデリアである。ロビーラウンジには890もの銀杏の葉の形をしたクリスタルからなるシャンデリアが輝き、また吹き抜けの螺旋階段に沿い、29階から27階までの3フロア分にわたり下げられているのは、降り注ぐ雨粒を表現した1,070個のクリスタルを含む48万個のパーツが繋がれたアイコニックなシャンデリアだ。驚きは、大小さまざまなシャンデリアは、館内すべてを数えると50種にもなるという。やはり「‘桃源郷’なので…」とホテルの広報担当者は微笑みながら語った。

シャングリ・ラ ホテル 東京(SHANGRI-LA HOTEL, TOKYO)
住所:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館
電話:03(6739)7888
客室数:全200室
料金:¥65,000~(1泊1室2名の室料。消費税・サービス料別)
公式サイト

せきね きょうこ
ホテルジャーナリスト。フランスで19世紀教会建築美術史を専攻した後、スイスの山岳リゾート地で観光案内所に勤務。在職中に住居として4ツ星ホテル生活を経験。以来、ホテルの表裏一体の面白さに魅了され、フリー仏語通訳を経て、94年からジャーナリズムの世界へ。「ホテルマン、環境問題、スパ」の3テーマを中心に、世界各国でホテル、リゾート、旅館、および関係者へのインタビューや取材にあたり、ホテル、スパなどの世界会議にも数多く招かれている。雑誌や新聞などで多数連載を持つかたわら、近年はビジネスホテルのプロデュースや旅館のアドバイザー、ホテルのコンサルタントなどにも活動の場を広げている
www.kyokosekine.com

 

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