コロナ禍を経て、自分へのご褒美や小旅行気分で贅沢なひとときを味わえる、ホテルスパの需要がますます高まっている。ラグジュアリーなホテルスパのランキングで定評のある『一休.comスパ AWARD 2021』でTOP5に輝いた東京で人気のホテルスパ体験記をお届けする

BY T JAPAN

THE SPA フォーシーズンズホテル東京大手町

「フォーシーズンズホテル東京大手町」の39階に位置し、都心の絶景を望む「THE SPA(ザ スパ)」。スパエリアに一歩足を踏み入れると、時の流れを忘れさせてくれるような静謐でシックな空間が目の前に広がる。

画像: ダイナミックなファブリックアートが印象的で広々としたレセプション COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

ダイナミックなファブリックアートが印象的で広々としたレセプション
COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

 まずはレセプションでウエルカムティーをいただきながら、カウンセリングシートを記入。ロッカールームへ向かう長い通路には、フィットネスウエアやインテリア雑貨、ランジェリーなどを扱うブティックがあり、思わず見入ってしまう。

画像: この日のウエルカムティーは生姜茶。和テイストを感じさせる落ち着いたテーブルセッティングで、都会の喧騒から逃れる隠れ家に招かれたような雰囲気

この日のウエルカムティーは生姜茶。和テイストを感じさせる落ち着いたテーブルセッティングで、都会の喧騒から逃れる隠れ家に招かれたような雰囲気

画像: スパエリアのブティックは、青山のセレクトショップ「アデライデ」がディレクションしている

スパエリアのブティックは、青山のセレクトショップ「アデライデ」がディレクションしている

 トリートメント前には、ロッカールームの奥に設けられたスチームルームとお風呂でリラックス。大浴場からは東京の絶景が堪能でき、これぞ都会のホテルスパの醍醐味だ。スチームサウナでは体の芯から汗をじんわりと流して、早くもデトックスした気分に浸れる。

画像: 39階からの眺望で贅沢なひとときが過ごせる大浴場 COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

39階からの眺望で贅沢なひとときが過ごせる大浴場
COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

画像: 20mの屋内温水プールと、筋肉の疲れを癒す温水バイタリティプールも完備。宿泊客だけでなく外来のゲストも、スパのプランによって利用可 COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

20mの屋内温水プールと、筋肉の疲れを癒す温水バイタリティプールも完備。宿泊客だけでなく外来のゲストも、スパのプランによって利用可
COURTESY OF FOUR SEASONS HOTEL TOKYO AT OTEMACHI

バスローブに着替え、トリートメント開始の5分前までにリラクゼーションエリアへ移動。深い赤色の照明に包まれると、非日常の世界へ足を踏み入れていくような不思議な感覚を覚え、これから始まる施術への期待が高まっていく。

画像: リラグゼーションルームは幻想的な赤い照明が灯り、これから始まる非日常な体験へと誘う

リラグゼーションルームは幻想的な赤い照明が灯り、これから始まる非日常な体験へと誘う

画像: ドリンクやドライフルーツ、ミックスナッツなども提供されている

ドリンクやドライフルーツ、ミックスナッツなども提供されている

 いよいよトリートメントルームへ案内される。今回受けるコースは、このスパのシグネチャーでもある「YAKUSUGI フォレストリニューアル」で、天然記念物の屋久杉から抽出されたエッセンシャルオイルを使用するという。世界遺産である屋久島に生息する屋久杉は、貴重な杉で伐採することができないため、土埋木(どまいぼく)と呼ばれる、嵐などで自然に倒木したものからオイルを抽出しているのとのこと。供給量が限られているので、こちらのスパでも一般販売はされておらず、トリートメントのみでの使用というとても貴重な体験を提供している。

画像: トリートメントルームは全5室。39階からの都心の眺めに早くも高揚感が

トリートメントルームは全5室。39階からの都心の眺めに早くも高揚感が

 杉の寿命は300〜400年くらいだが、屋久杉は数千年にもおよぶという。屋久島は降雨日数が年間約200日近くもあり、水分をはじめ土壌の養分が非常に豊富で、屋久杉には通常の杉の6倍もの樹脂が含まれているそうだ。そんな屋久杉から抽出されたエッセンシャルオイルは、太古の時空を超えてきたかのような深みのあるウッディな香りが印象的。

 このトリートメントで使用するのは、屋久杉のオイルをはじめ、すべて国産のアイテムで、日本人の肌に合っているものばかり。首や肩からふくらはぎなど女性の疲れにフォーカスしたトリートメントなのだそう。

画像: ベッドのファブリックは西陣織。メイド・イン・ジャパンへのこだわりが感じられる

ベッドのファブリックは西陣織。メイド・イン・ジャパンへのこだわりが感じられる

画像: ヘッドレストの下に置かれた箱庭。うつ伏せになったときの世界観も、落ち着いた和のテイストで統一

ヘッドレストの下に置かれた箱庭。うつ伏せになったときの世界観も、落ち着いた和のテイストで統一

 ベッドに横たわると、耳に心地よいORINの繊細な音が響く。空気の浄化を音で表現し、心と体をリセットする作用があるのだそうだ。セラピーの始まりの合図を五感から感じることができる。

画像: セラピーが始まる前に鳴らされる”ORIN“。台座が屋久杉でできている

セラピーが始まる前に鳴らされる”ORIN“。台座が屋久杉でできている

 今回受けたのは60分のコースで、うつ伏せで脚、背中、肩甲骨、鎖骨、首、そして仰向けで脚、腕、肩、頭の順番で、屋久杉のエッセンシャルオイルで全身をくまなくほぐされる。120分のコースでは、オイルマッサージの前に、肌にやさしい国産素材のスクラブ(萱の木を細かくしたものや柚子の種子などが入ったもの)を使用して全身の老廃物を取り除くプロセスが含まれるとのこと。

 深い眠りに誘われるような香りの屋久杉のオイルマッサージは、とくにふくらはぎ、肩甲骨まわり、鎖骨まわりのコリに深く届き、「自分の体は今、こんな奥深いところに疲れが溜まっているのか」という気づきを得ることができた。また、ゆったりと優しいだけではなく、ときに激しさも感じられるような緩急のあるリズムのマッサージなので、施術後にはいい感じの脱力感が訪れる。コロナ禍を経て自分の疲れに気づきにくくなっている今、心身ともに癒され、さらに活力がじわじわと湧いてくるトリートメントだ。

画像: 千草二十八茶は28種の野草成分から抽出された、漢方のような優しい味わい

千草二十八茶は28種の野草成分から抽出された、漢方のような優しい味わい

 トリートメント後には、沖縄の千草二十八茶と和三盆をいただいて、窓の外に広がる夕景を眺めながら、ほぐれた体を実感する贅沢なひとときを過ごす。時空を超えたような不思議な体感のセラピーを終え、日常に戻ることが少し寂しくも感じられる。

画像: セラピーを終えると夕暮れの時間。窓の外には美しい都心の夜景が

セラピーを終えると夕暮れの時間。窓の外には美しい都心の夜景が

 屋久杉という大地の恵みを受け取り、体が生まれ変わったようなストーリー性とリズムのある“記憶に残るセラピー”で、翌朝はアラームが鳴る1時間前にすっきりと目覚めることができた。

【YAKUSUGI フォレストリニューアル】
THE SPA フォーシーズンズホテル東京大手町
詳細はこちら

SPA KIOI by SWISS PERFECTION/ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町

 東京ガーデンテラス紀尾井町の高層タワーに居を構えるホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」。その30階にある「SPA KIOI by SWISS PERFECTION」は、スキンケア効果の高さで世界中のセレブリティから愛される“スイス・パーフェクション”を店名に冠しており、トリートメントのバリエーションが充実していることでも人気だ。

画像: 36階のホテルロビーに上がってから、ホテル客室専用のエレベーターで30階のウェルネスフロアに向かう COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

36階のホテルロビーに上がってから、ホテル客室専用のエレベーターで30階のウェルネスフロアに向かう
COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

 エントランスを入ると、地上30階からのシティビューを望むプールが目の前に現れ、その浮遊感が一瞬にして現実を忘れさせてくれる。

画像: プールは宿泊客とSPA & FITNESS会員のみが利用できるが、スパのエントランスからその美しい光景を目にすることができる COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

プールは宿泊客とSPA & FITNESS会員のみが利用できるが、スパのエントランスからその美しい光景を目にすることができる
COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

 ロッカールームで着替えを済ませ、その奥にある温浴施設へ。男女別の温浴施設には、ホットバス、コールドバス、スチームサウナ(女性用)、ドライサウナ(男性用)、シャワーを完備。女性用サウナには小窓が設けられており、地上約140mからの素晴らしい景色を見ながらじんわりと汗を流すことができるのも心憎い演出だ。

画像: 広々として開放感あふれる温浴施設 COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

広々として開放感あふれる温浴施設
COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

 体がしっかり温まったらバスローブに着替え、トリートメント開始までリラクゼーションルームで一息。リクライニングシートに横たわって窓の外を眺めると、まるで飛行機に乗っているかのような感覚に。

画像: トリートメント前のリラクゼーションエリアは窓のない部屋であることが多いが、このスパでは眺望の良さを存分に楽しむことができる

トリートメント前のリラクゼーションエリアは窓のない部屋であることが多いが、このスパでは眺望の良さを存分に楽しむことができる

 その後、トリートメントルームへ移動。今回はオプション(追加料金)でセレクトできるスパスイート・シングルを利用することに。地上30階からの眺めをひとりじめできる空間だ。

画像: スパスイートは、30分のティーサービスつきで6,050円(税込・1名分) の追加料金で利用できる COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

スパスイートは、30分のティーサービスつきで6,050円(税込・1名分) の追加料金で利用できる
COURTESY OF THE PRINCE GALLERY TOKYO KIOICHO

画像: スパスイート内の窓際のソファ。高層階からの絶景が撮影できることでも人気が高いそうだ

スパスイート内の窓際のソファ。高層階からの絶景が撮影できることでも人気が高いそうだ

画像: 赤坂周辺には高層のビルが少ないので、遠くまで開けた世界が続く

赤坂周辺には高層のビルが少ないので、遠くまで開けた世界が続く

 まずはフットバスからスタート。塗香(ずこう)と日本酒を加えたお湯で、足元からじんわりと温まる。塗香とは寺院参拝の前に、手のひらにつけて精神を清めるために使われる粉末状のお香なのだそう。

画像: 塗香には邪気を払う作用が。中にはお香の粉末が入っており、手のひらで擦り合わせると体温で香りがふわりと広がる。白檀とクローブが醸しだす、スパイシーな甘みと深みのある香りだ

塗香には邪気を払う作用が。中にはお香の粉末が入っており、手のひらで擦り合わせると体温で香りがふわりと広がる。白檀とクローブが醸しだす、スパイシーな甘みと深みのある香りだ

画像: 日本酒の効果で足先から体を温め、塗香のオリエンタルな香りで早くもリラックス気分に浸る

日本酒の効果で足先から体を温め、塗香のオリエンタルな香りで早くもリラックス気分に浸る

 今回受けるコースは「アロマテラピーなど選べるボディトリートメント&ヘッド70分」から黒檀リフレッシュ・トリートメントを選択。古来より珍重されてきた唐木三大銘木のひとつである黒檀で作ったオリジナルスティックを使用したオイルトリートメントで、固くなった筋組織を柔軟にし、体内の老廃物を流れやすくし筋肉を緩めるというもの。柚子とヒノキのエッセンシャルオイルは身体を温め、心身を安定させて疲労回復を促進し、老廃物を出す効果があるのだそうだ。

画像: 黒檀のスティックは、このトリートメントのために作られたもの。ほかの樹木と比べて重みがあり、ボディマッサージに向いているそうだ

黒檀のスティックは、このトリートメントのために作られたもの。ほかの樹木と比べて重みがあり、ボディマッサージに向いているそうだ

 まずはうつ伏せで、脚から開始。ほんのりとひんやりした黒檀スティックの感触がとても心地よい。体のラインに沿った形状なので、マッサージされてもまったく違和感がなく、筋肉のコリや疲れがほぐされていくのが伝わってくる。ふくらはぎや足裏は、程よい刺激が気持ちよく、また、背中や肩甲骨まわりはスティックがグイッと深く入り込んだあとに施されるハンドマッサージの体温で、じんわりと筋肉が緩んでいくような実感がある。

 仰向けになり、デコルテはスティックではなく、ハンドマッサージでやさしくリンパを流していく。ラストのヘッドマッサージは、ゼラニウム、ティーツリー、レモンのオイルを使用。フランスのラボに依頼し、医療機関にも卸している抗ウイルス性のミストなのだそうだ。ヘッドマッサージが終わるころには、頭から爪先まで全身がゆるりとリラックスでき、気になっていた足のむくみもスッキリしていた。

 トリートメント終了後は、デザートとお茶をいただきながら、スイートからの眺望をひとりじめできる時間を楽しむ。

画像: この日は八朔のゼリーと加賀棒茶をいただく。黒檀スティックの程よい刺激で筋肉が緩んだ体に、つるんとしたゼリーの爽やかな酸味がしみわたる

この日は八朔のゼリーと加賀棒茶をいただく。黒檀スティックの程よい刺激で筋肉が緩んだ体に、つるんとしたゼリーの爽やかな酸味がしみわたる

 スパスイートではなくレギュラールームを利用の場合は、リラクゼーションラウンジでトリートメント後の体を休める。まるで繭の中に籠っているような、静謐な空間だ。

画像: リラクゼーションラウンジでは、数種類のオーガニックハーブティーやチョコレートなどが提供されている

リラクゼーションラウンジでは、数種類のオーガニックハーブティーやチョコレートなどが提供されている

画像: レセプションではスパで使用している「スイス・パーフェクション」のコスメ各種、エッセンシャルオイルや塗香などを扱う

レセプションではスパで使用している「スイス・パーフェクション」のコスメ各種、エッセンシャルオイルや塗香などを扱う

 黒檀のスティックという初めての感覚と、温かいハンドマッサージを交互に味わうことで筋肉の張りがじんわりとほぐされ、トリートメント後には体がフワッと軽くなった。抜群の眺望の中に身を置いて、まるで逃避行を楽しんでいるかのようなひとときだった。

【アロマテラピーなど選べるボディトリートメント&ヘッド70分(黒檀リフレッシュ・トリートメント)】
SPA KIOI by SWISS PERFECTION/ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
詳細はこちら>>

水月スパ&フィットネス/コンラッド東京

 汐留の高層ビル群を望む「コンラッド東京」の29階に居を構える「水月(ミズキ)スパ&フィットネス」。1400㎡という広さを誇り、スパエリアに足を踏み入れるとその静寂さが体をふんわりと包み込み、日々の疲れが癒されていくような空間だ。

画像: “潮の満ち引きと同じ、身体がもつ自然のリズムにそって美と健康をもたらす”というのがスパのコンセプトだ

“潮の満ち引きと同じ、身体がもつ自然のリズムにそって美と健康をもたらす”というのがスパのコンセプトだ

 エントランスを入ると、その奥に設けられたレセプションエリアで、ウエルカムティーをいただきながらカウンセリングシートを記入。廊下沿いの一角にウォーターフォールがあり、静かに流れ落ちる水の音で心が落ち着いていく。

画像: 広々としたレセプション。奥に入ると、リビングのような落ち着いたエリアがあり、受付を済ませる COURTESY OF CONRAD TOKYO

広々としたレセプション。奥に入ると、リビングのような落ち着いたエリアがあり、受付を済ませる
COURTESY OF CONRAD TOKYO

画像: この日いただいたのは「クロモジ」のお茶。クロモジは日本原産のクスノキ科の樹木で、抗炎症作用や胃腸のバランスを整えたり、疲労回復などの効果があると言われているそう。少しスパイシーで柔らかい甘みがあり飲みやすい

この日いただいたのは「クロモジ」のお茶。クロモジは日本原産のクスノキ科の樹木で、抗炎症作用や胃腸のバランスを整えたり、疲労回復などの効果があると言われているそう。少しスパイシーで柔らかい甘みがあり飲みやすい

画像: ウォーターフォールの水の音が耳に心地よく、早くもリラックスした気分に

ウォーターフォールの水の音が耳に心地よく、早くもリラックスした気分に

 ロッカールームに向かう長い廊下は、門をイメージしたというデザイン。ほの暗い照明もあいまって、幻想的な世界へと身を委ねるような感覚にひたる。

画像: 門をイメージした長い廊下。歩いていくうちに現実を忘れていく

門をイメージした長い廊下。歩いていくうちに現実を忘れていく

画像: 墨絵をモチーフにした25mのプール。窓の高さは7mあり、ダイナミックなシティビューが広がる。プールの利用は原則としてホテル宿泊客とフィットネス会員限定 COURTESY OF CONRAD TOKYO

墨絵をモチーフにした25mのプール。窓の高さは7mあり、ダイナミックなシティビューが広がる。プールの利用は原則としてホテル宿泊客とフィットネス会員限定
COURTESY OF CONRAD TOKYO

 ロッカールームで着替え、温浴施設へ。水月スパの人気が高い理由の一つに、ウォーターエクスペリエンスの充実ぶりが挙げられる。男女別のジャグジー、スチームサウナ、ドライサウナを完備しているが、その内容が至れり尽くせりなのだ。

 まずジャグジーは1人ずつ入れるブースに分かれているので、他のゲストがいてもあまり気を使わずに済む。ボタンの操作でジェットとブローの2種類の水圧が楽しめる。ジェットは、ふくらはぎや二の腕など無意識のうちに凝っているところが心地よく刺激され、ブローは、泡で体が躍るような楽しい浮遊感と、血流が全身にくまなく行きわたる感覚が味わえる。

画像: 1人ずつのブースに分かれて利用できるジャグジー。トリートメント開始前から早くも体がほぐされる COURTESY OF CONRAD TOKYO

1人ずつのブースに分かれて利用できるジャグジー。トリートメント開始前から早くも体がほぐされる
COURTESY OF CONRAD TOKYO

 サウナはミストとドライの2種。ミストサウナは毛穴の奥から老廃物がさらさらと流れていくようで、ドライサウナでは体の芯からじんわりと汗が噴き出し、溜まっていた疲労が軽くなっていく気分だ。温浴施設を出たらバスローブに着替え、トリートメント開始までロッカールーム内にあるリラクゼーションシートで休憩。その後、スパスイートへ案内される。

画像: トリートメントルームは全10室。今回は高層階からのシティビューが見渡せるスパスイート(シングル)を利用 COURTESY OF CONRAD TOKYO

トリートメントルームは全10室。今回は高層階からのシティビューが見渡せるスパスイート(シングル)を利用
COURTESY OF CONRAD TOKYO

画像: 汐留の高層ビル群が立ち並ぶ眺めは圧巻で、海外のシティリゾートへ来ているかのよう

汐留の高層ビル群が立ち並ぶ眺めは圧巻で、海外のシティリゾートへ来ているかのよう

 今回受けるコースは「ヴァルモン エクスペリエンス <ピークス オブ スリムネス(60分)>」。ヴァルモン(VALMONT)はスイスのクリニック発祥で、エイジングケアのパイオニアブランドだ。スイスの豊かな自然と先端技術を駆使して開発されるセルラーコスメティックスは世界中のセレブリティから支持されている。

画像: スパで使用しているヴァルモンのコスメはレセプションで取り扱っている

スパで使用しているヴァルモンのコスメはレセプションで取り扱っている

 <ピークス オブ スリムネス>のコースは、ヴァルモン独自の手技を使ったボディライン改造トリートメント。ボディラインを整えて引き締めるクリームを使用し、体の各部位に深く働きかけるマッサージでセルライトを潰し、スリミング効果が期待できるのだそうだ。

 最初に重めのバームタイプのクリームを塗り、指でセルライトをつまんでほぐしていくのだが、強めのタッチでセルライトがつぶされていくのが予想以上に気持ちがいい。この刺激で血行もよくなり、コリがほぐれていく。クリームには利尿作用のあるカフェインが配合されており、体内の余分な水分を排出する効果があるとのこと。仕上げに美容液で肌の表面をなめらかにしていく。クリームと美容液どちらもメントールが配合されていて、全身がスーッとした爽快感に包まれる。

画像: トリートメントで使用するコスメはこの2つ。すっきりとしたハリのあるボディを保つクリーム(右)でセルライトをほぐして引き締め、肌表面をより滑らかにするセラム(左)ですべすべボディに

トリートメントで使用するコスメはこの2つ。すっきりとしたハリのあるボディを保つクリーム(右)でセルライトをほぐして引き締め、肌表面をより滑らかにするセラム(左)ですべすべボディに

 トリートメント後はリラクゼーションルームでクールダウンしながら、ホテルのパティシエによる日替わりのスイーツとハーブティーをいただく。オリジナルスイーツまで用意してくれる施設は少ないので、気分が高まる。

画像: 照明を落としたリラクゼーションルーム。広々と落ち着いた空間で時間が経つのを忘れそうになる

照明を落としたリラクゼーションルーム。広々と落ち着いた空間で時間が経つのを忘れそうになる

画像: この日はスギ檜茶と、ホテルオリジナルのハスカップのゼリーをいただく。スギ檜茶はほうじ茶ベースのお茶で、抗アレルギー効果があると言われている。ビタミン豊富なハスカップのゼリーは程よい酸味で、マッサージ後の体につるりと溶けこむ

この日はスギ檜茶と、ホテルオリジナルのハスカップのゼリーをいただく。スギ檜茶はほうじ茶ベースのお茶で、抗アレルギー効果があると言われている。ビタミン豊富なハスカップのゼリーは程よい酸味で、マッサージ後の体につるりと溶けこむ

 独自の手法でセルライトをつぶし、ボディラインにメリハリを出すことに特化したトリートメントは、独特のリズムと程よい刺激があり、新しいアトラクションを体験したかのような楽しさだ。メントールの爽快感と香りが夜まで続くのも心地よい。翌日は肌のなめらかさと、むくみが改善されて体がとても軽くなっているのを実感できた。

T JAPAN掲載記念 【ヴァルモン エクスペリエンス】スリミングボディ(ピークス オブ スリムネス) 60分
水月スパ&フィットネス/コンラッド東京
詳細はこちら>
※このプランの販売は2022年12月31日いっぱいまで

ザ・ペニンシュラ スパ/ザ・ペニンシュラ東京

 皇居外苑が目の前に広がる日比谷に居を構える「ザ・ペニンシュラ東京」。フォーブス・トラベルガイド スパ部門で5つ星を8年連続で獲得している「ザ・ペニンシュラ スパ」のコンセプトは、“スパジャーニー”。レセプションに入ってからトリートメントを受けてスパを出るまで、癒しはもちろんのこと、コロナ禍を経て注目されている心身のメンテナンス=「ウェルビーイング」に着目したトリートメントを提供している。

画像: レセプションの天井シェード、光カウンター、光壁は和紙デザイナーの堀木エリ子さんが手がけた和紙照明

レセプションの天井シェード、光カウンター、光壁は和紙デザイナーの堀木エリ子さんが手がけた和紙照明

 柔らかい和紙照明の光でやすらぎの空間を演出しているレセプションに入ると、すでに現実から別世界へ足を踏み入れたかのような感覚で、不思議と心が落ち着いていく。受付を済ませ、ロッカールームへ向かう。ロッカールームはとても広々としたスペースで、シャワールーム2つを完備し、洗面台やドレッサーなどどれもパーソナルな空間が確保され、ほかのゲストとの距離感も十分に取られているのが嬉しい。

画像: 体を温めるサーマルスイート。静かな空間でたっぷりと汗を流し、早くもリラックス COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

体を温めるサーマルスイート。静かな空間でたっぷりと汗を流し、早くもリラックス
COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

 待望のサーマルスイートへ。ここでの楽しみは、なんと言っても「ライフスタイルシャワー」だ。トロピカルレイン(フラワー系の香り)とクールミスト(ミント系の香り)の2種類のシャワーに打たれていると、海外のリゾートに来たかのような気分に。さらにドライサウナとスチームルームでじっくりと汗を流したり、写真の手前にある氷(アイスファウンテン)でクールダウンしたりと、時が経つのを忘れてしまいそうになる充実の温浴施設だ。

画像: プールからの眺めは、まるで皇居前の内堀通りへと続いているかのよう。プールは水中でもBGMが聴こえる仕様だ COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

プールからの眺めは、まるで皇居前の内堀通りへと続いているかのよう。プールは水中でもBGMが聴こえる仕様だ
COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

 今回受けるトリートメントは「【プール・サウナ利用付】アンワインド フルボディトリートメント (90分)」で、プールも利用できる特別感たっぷりの非常に人気が高いプランだ。トリートメント開始の2時間前にチェックインが可能なので、サーマルスイートとプールを利用し、さらにリラクゼーションルームで休憩しても時間が足りなくなることがない。

 ザ・ペニンシュラ スパは低層階に位置しているので、プールから皇居外苑や日比谷の車の往来といった都心の風景がすぐ目の前に広がり、格別な時間を過ごせるのが魅力のひとつだ。20mのプールとヴァイタリティプールを完備し、背面には滝のように水が流れる壁が設えられている。水の音に耳をすませていると、体の中から浄化されていくような感覚を覚える。

画像: トリートメント開始まではリラクゼーションルームで過ごす COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

トリートメント開始まではリラクゼーションルームで過ごす
COURTESY OF THE PENINSULA TOKYO

画像: 背もたれはもちろん頭や足の高さも調整でき、充実のリクライニング機能を備えた快適なベッド

背もたれはもちろん頭や足の高さも調整でき、充実のリクライニング機能を備えた快適なベッド

 プールで贅沢な時間を過ごしたあとは、リラクゼーションルームでひと息。まるで飛行機のファーストクラスかのような快適なベッドで、トリートメント開始まで体を休める。雑誌類のほか、水やホットハーブティー、冷蔵庫の中にはマンゴージュースなどのリフレッシュメントが用意されている。

画像: トリートメントルームのドアの横にはオリエンタルな風情あふれる照明が

トリートメントルームのドアの横にはオリエンタルな風情あふれる照明が

 いよいよトリートメントルームへ。ザ・ペニンシュラ スパの特徴のひとつは、和紙や雪見障子を取り入れた、温かみのある個室でトリートメントを受けられることだ。スパにありがちな硬質の“クリニック感”がなく、足を踏み入れた瞬間に心がほぐれるような優しさに包まれる。

画像: ほっと落ち着く和のテイストが魅力のトリートメントルーム。個室8室、ペア用1室を擁する

ほっと落ち着く和のテイストが魅力のトリートメントルーム。個室8室、ペア用1室を擁する

画像: 上段がボディ&フェイシャル用の「サトル エナジーズ」、下段はフェイシャル用の「マージーズモンテカルロ」のプロダクト。いずれもレセプションで購入可能だ

上段がボディ&フェイシャル用の「サトル エナジーズ」、下段はフェイシャル用の「マージーズモンテカルロ」のプロダクト。いずれもレセプションで購入可能だ

 今回受ける「アンワインド フルボディトリートメント」では、オーストラリア発の「サトル エナジーズ」のプロダクトを使用。創始者はインドにルーツをもつ女性で、アーユルヴェーダのメソッドとアロマセラピーを組み合わせ、体が本来持っている活力を取り戻すというコンセプトを掲げたブランドだ。ブレンドオイルにはスパイスなども配合されていて、アロマセラピーでは出会わないような香りが魅力。

 表面的な施術ではなく、「マルマ」というエネルギーポイントを刺激して体に元気を取り戻し、睡眠のクオリティも向上させる結果重視型のプログラムは、心身ともに疲労が蓄積しているコロナ禍で非常に人気が高いのだそう。

画像: 4種類の中から選んだのは、シナモンパウダーやクルミの殻などを原料とした「ラサヤナ デトックス ブレンド」というエッセンシャルオイル

4種類の中から選んだのは、シナモンパウダーやクルミの殻などを原料とした「ラサヤナ デトックス ブレンド」というエッセンシャルオイル

 トリートメントの最初にセラピストのカウンセリングを受け、その日のコンディションに合わせて使用するエッセンシャルオイルを選ぶ。リフレッシュ系2種、リラックス系2種の合計4種類の中から、セラピストがリラックスとリフレッシュから各1種を提案してくれるので、好みの香りなどでセレクトし最終的に「ラサヤナ デトックス ブレンド」に決定。さらに、凝りをほぐす必要がある場所には「マッスル イーズ ブレンド」というオイルを使用する。

画像: 施術前には、こちらのソファに座ってセラピストのカウンセリングを受ける。その日の体調や疲れを感じる部位などを伝えると、マッサージに使用するエッセンシャルオイルを提案してくれる

施術前には、こちらのソファに座ってセラピストのカウンセリングを受ける。その日の体調や疲れを感じる部位などを伝えると、マッサージに使用するエッセンシャルオイルを提案してくれる

 いよいよボディトリートメント開始。まずはうつ伏せで、背中、脚、そして足裏までしっかりと。背中はセラピストが手だけでなく、肘までを使ってとても丁寧にマッサージしてくれることで、腕の体温と広範囲な力で凝り固まった筋肉がじんわりとほぐれていくのがよく分かる。

 肩甲骨周りの凝りは奥深くまで緩み、鎖骨付近ではリンパが流れていき、ふくらはぎや足裏はむくみが軽くなっていくのを実感し、最後はヘッドマッサージで仕上げ。全身に滞っていたものがスーッと流れていき、体が目覚めるような感覚だ。そしてほどよくスパイシーなオイルの心地よい香りが記憶に残り、それと共にセラピーの感触も蘇るトリートメントだ。

画像: スパエリアの廊下は、日常を忘れてリラクゼーションの旅に向かうような幻想的な雰囲気

スパエリアの廊下は、日常を忘れてリラクゼーションの旅に向かうような幻想的な雰囲気

 まるで、自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなるような快感を味わい、これが「スパジャーニー」なのだと深く納得。上質な空間と時間を提供するペニンシュラ・ホスピタリティの真髄に触れる貴重な時間を過ごすことができた。

【一休限定】【プール・サウナ利用付】 アンワインド フルボディトリートメント (90分)ザ・ペニンシュラ スパ/ザ・ペニンシュラ東京

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