BY ASATO SAKAMOTO
1948年、パリ。眼科医の女性ダニエル・ロシュは、顔面に重度の火傷を負った軍人の治療にあたっていた。物資不足が続く過酷な状況のなか、植物エキスを配合した殺菌クリームを処方したところ、火傷が回復しただけでなく、患者たちのまつ毛が太く長く蘇っていることに気づいたという。まつ毛美容液の先駆けであり、天然成分にこだわり続けるビューティブランド「TALIKA(タリカ)」の歴史は、そんな予期せぬ発見から始まった。偶然の産物はやがて美容の分野で注目されはじめ、天然由来の育毛美容クリームとしてフランスのマダムたちや女優、歌手などから広く支持されるようになった。
それから約70年余り。「リポシルズ アイラッシュセラム EX®」は、いまや世界64カ国で愛用されているまつ毛美容液だ。天然成分100%で、かつ無着色、無香料、オイルフリーという安全性に加え、驚くほどの効果が世界中で評判を呼び、2000年以降だけで400万本以上を売り上げている。アプリケーター先端のチップでまつ毛の根元に液を塗り、ブラシでまつ毛全体に広げるという使いやすさも人気を後押しした。
日本でも「まつ毛が抜けにくくなってハリが出る」「うぶ毛のまつ毛まで濃くなってきた」といったクチコミが広がり大ヒット。その効果はパリの国立大学病院ラ・ピティエ・サルペトリエールの臨床試験によって実証され、日本の化粧品基準もクリア。信頼のおけるブランドとして、日本人女性にも愛され続けている。
また、昨年発売された美顔器「ブースター」シリーズは、NASAが発見した治療用周波数を使用するというハイテクが話題を呼んだ。TALIKAは、その長い歴史の中で、自然が秘めているパワーの謎解きを行うだけでなく、最先端の技術を積極的にとり入れ、科学的創造を常に追求してきた。ナチュラルとハイテクの融合こそ、TALIKAが貫いてきたフィロソフィーなのだ。
アイケアのみならずフェイスケア、ボディケアにまで広がるTALIKAのユニークな製品のほか、2つの新アイテムが日本初お目見え。ひとつは、疲れた目元にすばやく、かつしっかりと保湿効果を届けリフレッシュさせるアイマスク「アイ デコンプレス」。もうひとつは、既存の成分がパワーアップしリニューアルした「リポシルズ アイブロウセラム®」。眉毛を単にケアするだけでなく“リニューアル”するような眉毛専用美容液で、しっかりとした眉を目指すことができる。
また、日本初上陸となるレッグケアアイテム「レッグス トニック」も、サマーシーズンを前にぜひ手にとってみたいところ。脚のむくみや疲労を取り除くというその効果に加えて、美容液を塗布したストラップを巻いてスタートボタンを押すだけというユニークでシンプルな操作も魅力だ。
フランス人女性にとって、力強い「目元」はみずからの美を印象づける要素として最も大切にされているというが、それは日本人女性も同じ。これから始まるじっとりとした梅雨にも、夏の強い日差しにも負けない、強く、しかし自然でしなやかなまなざしを手に入れたい。
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タリカジャポン
TEL. 03(6441)0910
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