BY MALINA JOSEPH GILCHRIST, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI
9.新世代のイタリア人女性デザイナーに注目!
ビッグメゾンのショーに目を奪われがちなファッションウィークだが、インディペンデントな女性デザイナーの出現にも注目したい。それが「アティコ」「サラ バッタリア」「フォー レストレス スリーパーズ」の3ブランドだ。いずれも女性デザイナーによるブランドであり、ショーカレンダーに名を連ねたのは最近のこととは言え、どれもすでにイタリアに新しい風を呼ぶ存在になりつつある。この3ブランドは、今回いずれも大規模なランウェイショーではなく、アットホームで小規模なプレゼンテーションでコレクションを発表する方法を選んだ。そして3ブランドに共通することがもうひとつある。それは、デザイナー自身のスタイルの延長線上で服を作るブランドだということ。イタリアのファッション業界をかき回しつつある彼女たちに、これからも期待したい。
10.伊『VOGUE』編集長フランカ・ソッツァーニに最後のお別れを
ファッションウィーク最終日の月曜日、伊『VOGUE』編集長で昨年12月に亡くなったフランカ・ソッツァーニを偲ぶミサが執り行われた。ミラノいちの名所、ドゥオモで行われたミサには、デザイナーや彼女の友人、同僚たちが集まり、偉大な編集長に別れを告げた。