フェンディのメンズ部門を統括するシルヴィア・フェンディ。カール・ラガーフェルドとともに過ごした青春時代の貴重な記録から、現在の愛用品までを披露する

BY LINDSAY TALBOT, TRANSLATED BY FUJIKO OKAMOTO

画像: PHOTO BY KARL LAGERFELD

PHOTO BY KARL LAGERFELD

ローマのトラットリアで撮影した一家の集合写真(1989年)。妹たち、私(右側奥)、私の膝の上に娘のデルフィナ。しょっちゅう集まっては、ボリュームたっぷりのランチやディナーを楽しみ、仕事のアイデアを気軽に話しあう。大家族がテーブルを囲んでパスタを食べる。これぞイタリア!

画像1: COURTESY OF FENDI

COURTESY OF FENDI

ラガーフェルドが70年代後半にモンテカルロの自宅で撮った私のインスタント写真。メンフィス(1980年代にミラノで結成されたポストモダンを代表するデザイナー集団)の熱烈な支持者でその作品を収集していた彼の自宅は、このボクシングリングをはじめメンフィス・スタイル一色だった。働き始めたばかりの私は週末になると彼が描いた次のコレクションのスケッチを取りにモンテカルロへ。メールなどない時代で、何をするにも今より時間がかかったけれど人と人とのふれあいがあった。

画像2: COURTESY OF FENDI

COURTESY OF FENDI

2019年春夏コレクションは「アナグラム」(「Fendi」を「Fiend(悪魔)」に、「Roma」を「Amor(愛)」に)、「錬金術の記号」「相反する二つの世界」(天国と地獄)というテーマをデザインに落とし込み、ストリートをハイファッションへと昇華。写真の白いシャツはただのコットン素材に見えるが、実際は上質のスエードを使用。ストライプのインターシャ(編み込み模様)はレザー。こうだと思っていたものが触れてみたらまったく別のものだった――。私はそんなちょっとした手品のような演出が好き。

 

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