2021-22年秋冬シーズンのメンズコレクションは、多くのブランドが映像配信で新作を発表。コロナ禍またデジタルの進化によって変化するライフスタイルを、各メゾンはどのようにワードローブに落とし込んだのか

BY T JAPAN

COMME DES GARÇONS HOMME PLUS(コム デ ギャルソン・オム プリュス)

画像: COMME DES GARÇONS HOMME PLUS FALL/WINTER 2021 MINI-SHOW www.youtube.com

COMME DES GARÇONS HOMME PLUS FALL/WINTER 2021 MINI-SHOW

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 テーマは「ダークルーム」。川久保玲は「クリエーションは、視覚のみならず、六つの感覚すべてが重要な働きをする、暗闇の中にこそ立ち上がるのではないでしょうか」とコレクションノートに記した。ランウェイでは時折スポットライトが当てられる真っ暗な空間をモデルたちが歩く。真っ白いテーラードから光沢のあるシルクのロングシャツ、光を乱反射するポリウレタンや銀糸を混ぜほのかに煌めくコートなど、暗闇の中でこそ繊細なニュアンスが生まれるワードローブが提案された。またワンピースやタイツなど、性差を超えたアイテムも多い。

 ハイヒールをモチーフにしたヘッドピースは、アメリカのアーティスト、ウィリー・コールとのコラボレーション。コールは、アイロン、ハイヒール、ペットボトルなど日用品または廃棄物を再利用し彫刻やインスタレーションを制作してきた作家で、彼が手がけたグラフィックも、シャツやコートなどにプリントされコレクションを彩った。

 ナイキとのコラボレーションスニーカーも広く注目を集めそうだ。1997年に誕生した「エア フォームポジット」をベースにしたもので、シューズの側面を波紋のような立体的なパターンが覆う。これまで「エア フォームポジット」からは多数のコラボレーションモデルが発売されてきたが、型からリデザインしたのは今回が初めてだという。

画像: PHOTOGRAPHS: COURTESY OF COMME DES GARÇONS

PHOTOGRAPHS: COURTESY OF COMME DES GARÇONS

<コム デ ギャルソン・オム プリュス>
コム デ ギャルソンのデザイナー、川久保玲が手がけるメンズコレクションライン。1984年よりパリでショー形式でコレクションを発表。2021年春夏、21-22年秋冬シーズンは、コロナ禍により東京でショーを行った。

問い合わせ先
コム デ ギャルソン
TEL. 03(3486)7611
公式サイト

BRAND INDEX

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