2021-22年秋冬シーズンのメンズコレクションは、多くのブランドが映像配信で新作を発表。コロナ禍またデジタルの進化によって変化するライフスタイルを、各メゾンはどのようにワードローブに落とし込んだのか

BY T JAPAN

LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)

画像: Men’s Fall-Winter 2021 Fashion Show | LOUIS VUITTON www.youtube.com

Men’s Fall-Winter 2021 Fashion Show | LOUIS VUITTON

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 メンズ アーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブローによるメンズコレクションは、アメリカの小説家ジェイムズ・ボールドウィンのエッセイ『村のよそ者』がテーマになった。ボールドウィンは、黒人差別問題を、黒人と白人の両方の心理状態から描いた作家。黒人を見たことのないスイスの離村で彼が受けた差別的経験に基づく『村のよそ者』は、いまも現代社会にも潜むアウトサイダーとインサイダーの対立構造を示唆するものであり、ヴァージルのバイブルのひとつになっているという。

 コレクションでは、“先入観を変えるためのツール”としてファッションを捉え、作家、学生、ホテルマン、浮浪者や旅人といった人々の典型的な格好やユニフォームを掘り下げた。テーラードスーツやデニムはもちろん、プリーツスカートや民族調の衣装、ウエスタンブーツやカウボーイ風の太ベルトなど、性差や文化的なルーツを超えたさまざまなアイテムがミックスされ、モデルたちの個性となる。

 街中でも着られるリラックスしたガウン風のコートや、レッドカーペットのドレスのように丈を長くしたコートも新鮮だ。飛行機型のアイコニックなボストンから、ストラップにスローガンを記したメッセンジャー、折りたたんだタブロイド風のクラッチなど、バッグのラインナップも多彩だ。

画像: PHOTOGRAPHS: COURTESY OF LOUIS VUITTON

PHOTOGRAPHS: COURTESY OF LOUIS VUITTON

<ルイ・ヴィトン>
1854年、トランク職人であったルイ・ヴィトンがブランドを設立。1896年に考案された「モノグラム」が人気を博し、現在でもブランドのアイコンになっている。1997年にはマーク・ジェイコブスをクリエイティブ・ディレクターに迎え、アパレルラインをスタート。スティーブン・スプラウスや草間弥生、村上隆など美術家とのコラボレーションアイテムも世界的にヒットした。現在は、ウィメンズラインではニコラ・ジェスキエールが、メンズラインはヴァージル・アブローがアーティスティック・ディレクターを務めている。

問い合わせ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
フリーダイヤル:0120-00-1854
公式サイト

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