京都⽣まれ、京都育ちの⾷いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この⼈に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準⼦の絶品満腹⼝福アドレス。今⽉は、早起きして訪れたい「朝食自慢の店」を紹介。第2弾はシックスセンシズ 京都「Sekki(節気)」へ

TEXT & PHOTOGRAPHS BY JUNKO AMANO

東山七条シックスセンシズ 京都「Sekki(節気)」

画像: 朝食はテラスでいただくこともできる

朝食はテラスでいただくこともできる

 2024年4月、ウェルネスとサスティナビリティをコンセプトに掲げる自然派ラグジュアリーリゾートの先駆者「シックスセンシズ」が日本初のホテルを京都に開業した。シーズナルダイニング「Sekki(節気)」では、天然由来で、地元での持続可能な栽培法を用いた食材を用いたシックスセンス流の食体験「Eat With Six Senses」に日本の二十四節気を取り入れたコンテンポラリーな料理を提供している。

 その徹底ぶりが素晴らしく、地産地消にこだわり、ほとんどの食材が160キロ圏内で採れた食材を使用。伏見「ヤマダファーム」や大原「つくだ農園」の有機野菜や宮津の魚介など、生産者や漁港から直接仕入れる食材も多く、京都の食材を満喫できる。
 どこのホテルも朝食を出しているが、「シックスセンシズ」の朝食は、ナチュラルにしてオリジナリティ豊か。朝の目覚めにぴったりな、これぞ身体が喜ぶ食事だ。

画像: メインは2品をチョイス。「ポーチドエッグ マスの燻製 サワーブレッド オランディーズソース」と「フレンチトースト メイプルシロップ 季節の果物」

メインは2品をチョイス。「ポーチドエッグ マスの燻製 サワーブレッド オランディーズソース」と「フレンチトースト メイプルシロップ 季節の果物」

 ブレックファーストはハーフブッフェでメインは9種類から2品を選べ、サイドディッシュも好きなだけチョイスできるのだが、サイドディッシュには、シンプルすぎる「焼き芋」なんていうメニューも。サツマイモを2時間かけてじっくりローストし、一度冷ますことで甘さを引き出し、提供前にカラリと揚げて。素材のおいしさをストレートに味わってもらうために、過剰な調理をしない。その潔さがシックスセンシズらしい。

画像: 通常、ひよこ豆で作ることが多いフムスだが、京都の名産・丹波黒豆を使用。この日はかぼちゃのフムスもあり

通常、ひよこ豆で作ることが多いフムスだが、京都の名産・丹波黒豆を使用。この日はかぼちゃのフムスもあり

 塩麹や甘酒など、発酵食品や調味料なども、可能な限り手作りで作られているのも魅力。ほうれん草とレモン、リンゴ、生姜のジュースをはじめとするジュースやコンブチャ、全世界のシックスセンシズ共通の「ROCKET FUEL」(ロケット燃料)と名付けられたドリンクなど、朝食のフリードリンクも自家製づくしだ。

画像: 野菜とフルーツをミックスした自家製ジュース

野菜とフルーツをミックスした自家製ジュース

 自社菜園では野菜やハーブを育て、今夏からはホテルの敷地で養蜂をスタート。採れたてのハチミツをいただくこともできる。

画像: サンデーブランチのブッフェコーナー。蜜蓋からポタポタと落ちてくる採れたてハチミツは、チーズやドライフルーツ、パンと一緒に

サンデーブランチのブッフェコーナー。蜜蓋からポタポタと落ちてくる採れたてハチミツは、チーズやドライフルーツ、パンと一緒に

「朝食が、シックスセンシズが掲げるウェルネス&サスティナビリティを知ってもらえる良い機会になれば」と、総料理長・宍倉宏生さん。今年7月からはサンデーブランチがスタートした。
 日曜のみ、通常の朝食営業の後にサンデーブランチが楽しめる。サンデーブランチではブッフェのメニューが増え、メインに食べ応えのある肉料理や魚料理が選べたり、デザートも付く。

画像: サンデーブランチの選べるメインから「本日の魚 ガーデンハーブ 季節野菜」

サンデーブランチの選べるメインから「本日の魚 ガーデンハーブ 季節野菜」

画像: サンデーブランチの選べるデザート「アプリコットのケーキと桃のジェラート」

サンデーブランチの選べるデザート「アプリコットのケーキと桃のジェラート」

 シーズナルダイニング「Sekki(節気)」は地下2階に位置しているが、ガラス窓の向こうには吹き抜けの中庭が望め、開放的。中庭は寺社の造園も行う庭師が手がけ、しだれ桜や紅葉など、四季折々の景色が広がっていて、気候のいい時はテラスで朝食を取る人も多いという。

画像: 中庭から外光が降り注ぐダイニング

中庭から外光が降り注ぐダイニング

 サンデーブランチにはシャンパーニュのフリーフローをつけることも。休日の醍醐味、朝寝坊をしてシャンパーニュと共にゆるゆるとブランチを楽しむって、最高。

「シックスセンシズ 京都「Sekki(節気)」」
住所:京都市東山区妙法院前側町431
営業時間:朝食7:00〜10:30LO、ランチ12:00〜14:00LO、アフタヌーンティー12:00〜17:00LO(日曜のみ15:00〜)、ディナー18:00〜21:30LO、サンデーブランチ12:00〜14:00LO
定休日:無休
料金:ブレックファースト¥7,000
サンデーブランチ¥9,500(サ込)、シャンパーニュ「Telmont」フリーフロー付¥14,500
TEL. 075-531-0732(代表) 

画像: 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

天野準子
生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント

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