マインドを整える、
3月のメッセージ
さまざまな事象にアンテナを張り巡らせ、その繊細で温かな人柄が多くの人から厚い信頼を寄せられている占い師・真木あかりさん。真木さんの琴線に触れた、心の滋養になる四字熟語とメッセージを毎月お届け
☆馬耳東風☆
2026年は丙午の年。丙も午も五行でいうところの「陽の火」であり、非常に勢いのある1年と言えるでしょう。季節は春、ひとつ馬にちなんだ四字熟語「馬耳東風」を掘り下げていきましょう。東風とは東から吹く風、つまり春風のこと。人間にとって心地よい春風が吹いても、馬は大して気にもとめない様子である──といったのどかな光景が「他人の意見や忠告をスルーする」という意味合いで使われるようになりました。
由来となったのは、李白の「答王十二寒夜独有懐」という七言絶句。そこでは「どんなにいい言葉を書き連ねても、誰も良さをわからず首を振る。馬が春風に何も感じないように」といった意味合いの心境が綴られています。一方、「馬の耳に念仏」ということわざは「理解できない」「意味がない」という意味合い。スルーを決め込む「馬耳東風」とは若干、ニュアンスが異なります。どちらにせよ、馬の立場に立ってみれば「そんなことの引き合いに出さないで」なんて言いたくなりそうです。
『新明解 四字熟語辞典』(三省堂)

ILLUSTRATIONS BY MAORI SAKAI






