BY TOMOKO MANO, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO
樹木も草花も勢いよく成長し、若葉の緑が目を楽しませてくれる季節です。自然界に、伸びゆくエネルギーが満ち満ちる5月。子どもの健やかな成長を願う端午の節句も5月の行事。今月は、出産のお祝いにふさわしい贈りものをピックアップしました。生まれたての赤ちゃんを慈しみ、愛情と情熱をたっぷり注いでつくりあげた良いもの、男の子女の子どちらに贈っても喜ばれるものを。新しい命の誕生をみんなで喜び迎える気持ち、日々育児に励むパパやママを応援する気持ちを込めて――。お誕生を祝い、日々の育児に寄り添う品々をご紹介します。
ヨーロッパでは、“生まれてきた子どもが豊かで恵まれた一生を送れますように”との願いを込め、銀のスプーンを贈る風習があります。「joseph spoon(ジョセフ スプーン)」は、赤ちゃんの幸福を願ってメモリアルなスプーンを1点1点すべて手作業でつくっています。
開花をコンセプトに、持ち手を花の形にした「フラワーチャームスプーン」。この花の持ち手に、子どもの幸福を祈る世界のさまざまな言い伝えや風習をモチーフにしたチャームが付いた「LOVE culture」シリーズもおすすめです。
写真の品は韓国の風習をモチーフにしたもの。韓国では、子どもが1歳を迎えると、家族や親族が盛大にお祝いします。赤ちゃんの前にお米やお金、筆、本、弓、糸などを並べ、何をつかむかで将来を占う風習もあるそう。筆や本なら学者、お米やお金は財産家、糸なら長生きなど、赤ちゃんの成長と幸福を小さなかたちに託して祝う気持ちを、銀の匙に添えて贈ってみては。スプーンから、各国の文化を知る楽しさも。日本なら、“お食い初め”にちなみ「祝い膳」のおめでたい鯛と、ご飯茶碗とお椀がモチーフに。フランスはキャベツに包まれた赤ちゃん、ドイツはコウノトリのモチーフなど、どれも繊細で愛らしいかたち。
新しい命の誕生を喜び、感謝し、末長い幸せを祈る思いは世界共通。赤ちゃんの健やかな成長と、未来の世界の平和を願う気持ちを込めて――。地球へやってきたばかりの新メンバーを歓迎する、メモリアルなスプーンです。
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JOSEPH SPOON カスタマーサービスセンター
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創業1912年。100年以上の伝統をもつニットの老舗ブランド「GH HURT & SON(ジーエイチ ハート アンド サン)」。チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子と代々愛用されている、英国王室御用達ブランドです。
このほど、ヘンリー王子とメーガン妃の長男がお披露目のときにくるまれていたショールも、もちろんこのブランドのもの。昔ながらの手法を守りぬく老舗の確かな品質もさることながら、1920年代のアールデコ調のレースパターンを美しく再現したショールは作業工程も多く、手間ひまをかけて丁寧に仕上げられています。最高級品のメリノ種のウールを用いているので、肌触りはふんわりと柔らか。繊細な編み地が空気を含み、ごく薄く軽やかだけれど、温かい。生まれたばかりの赤ちゃんのおくるみにぴったりのやさしい使い心地です。
ロイヤルファミリーに愛され続けているショールは、話題も盛り上がって、ママにも喜ばれそう。お誕生直後のお祝いにおすすめです。
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