BY EMI ARITA
“近代照明の父”、ポール・ヘニングセン
デンマークを代表する建築家・デザイナー。1894年から1967年の生涯を通じて200以上のランプをデザイン。人々にとっての良質な明かりを追求し、1958年に、光の拡散や反射を巧みに操るグレアフリーの照明「PH 5」をデザイン。近代照明デザインの礎を築いた。
・PH 5
時代とともに新たな技術を取り入れながら、今なお進化をし続けているのが、ルイスポールセンの「PH5」。誕生したのは1958年。近代照明の父とも呼ばれ、数々の名作照明を生み出してきたポール・ヘニングセンが、光が直接目に入らず、どこから見ても眩しさを感じさせないために発案した画期的なペンダントライトなのだ。
光の反射角度を操る「対数螺旋」というカーブに基づいた大小異なる3枚のシェードを重ねたデザインにより、眩しさを感じさせない100%グレアフリーを実現。大部分の光を下方に向けるとともに、下方と側面に光を放つことで器具自体も照らし出し、柔らかく温かな光を空間にもらたしてくれる。近年はLEDの登場により、新たな光の演出を楽しめる豊富なカラーリングも登場。造形美と機能美を携え、いつの時代も魅了し続けるペンダントライトの傑作。
ルイスポールセン ジャパン
TEL. 03-3586-5040
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※2023年5月掲載時点の情報です
北欧照明のアイコンを手がけた、ポール・クリスチャンセン
デンマークを代表する照明ブランド、レ・クリントの照明デザインに革新をもたらしたことで知られるデザイナー。1枚の樹脂シェードを数学的なカーブで折る「サイナスライン」による独創的なフォルムの作品は、北欧照明デザインを象徴する存在となっている。
・サイナスライン(KP172A)
1943年に創業し、今年で80周年を迎えるデンマーク王室御用達の照明ブランド、レ・クリント。柔らかな光を拡散する規則的な折りのあるランプシェードのデザインは、創業当時から受け継がれてきたもの。20世紀を代表するデンマークの建築家、P.V.イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、紙を規則的に折り上げて手づくりのランプシェードを生み出したことがそのデザインの原点であり、今なお変わらず、創業の地であるデンマークの工房で職人たちがひとつひとつ手折りで仕上げている。
そんなレ・クリントの手がけるランプシェードの中でも異彩を放つのが「サイナスライン」だ。1971年にポール・クリスチャンセンが生み出した波打つような曲線と彫刻のようなフォルムは、それまで直線的なデザインが多かったブランドのデザインに革命をもたらし、今ではブランドのアイコン的存在になっている。一見すると、波や風などの自然物をモチーフにしているようにも見えるが、実は数学的な関数の描くサインカーブをモチーフとして開発されたデザインであり、その計算しつくされたシェードは、美しい光と影のコントラストを住まいにもたらしてくれる。
レ・クリント
TEL. 03-3543-3453
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20世紀を代表する“北欧の賢人”、アルヴァ・アアルト
生涯200を超える建物を設計した、フィンランドの建築家・デザイナー。1931〜32年に、パイミオのサナトリウムのためにデザインした家具が世界的な注目を集めた後、1935年には妻アイノと共にアルテックを創業。シンプルな美しさが際立つ椅子やテーブルなど、数々の名作を手がけた。
・ゴールデンベル
一枚の真鍮から作られ、「ゴールデンベル」の愛称でも親しまれているアルテックの「A330S ペンダント」。フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1936年にヘルシンキにあるサヴォイレストランの内装の一部として生み出したもので、下に向かった開口部から光が放つことで眩しさを軽減し、さらにシェードに刻まれた穴から光が輪のように分散される機能的な構造は、デザイン性と機能性を兼ね備えた、アルヴァ・アアルトの哲学が体現された姿と言える。
現在販売されている「A330S ペンダント ゴールデンベル サヴォイ」は誕生から80年の時を経て2017年に復刻されたもの。従来の「A330S ペンダント ゴールデンベル」同様に接合を施さない一つの真鍮を使用しつつ、あえて仕上げにクリア塗装をせず、真鍮そのままの魅力を活かしているのが特徴。無塗装の真鍮により、生産された直後から酸化が始まり、年月を重ねるごとに訪れる経年変化による味わいを愛でる楽しさも加わった。
アルテック
TEL. 0120-610-599
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・A805 フロアライト
20世紀を代表する建築家であり、世界で最も成功したプロダクトデザイナーの一人でもあるアルヴァ・アアルトの人気作、「A805 フロアライト」。1954年、ヘルシンキにある国立年金会館のプロジェクトのために作られたライトで、金属シェードのリングを層状に組み合わせ上方向へ広がる形に重ねていくことで、直接光と間接光の相互作用を生み出しつつ、構築的で美しいデザインに。各層のシェードの隙間から漏れてくる光と影が、空間にポエティックなムードを運んでくれる。
真鍮と黒い革のスタンドと白いシェードというコントラストも、芸術的でエレガント。照明器具の制作において、機能性とデザイン美を両立させること、そして暮らしに寄り添う優しい光を生み出すことを大切にしていたアアルトの哲学が詰まった、まさに傑作。
Artek Tokyo Store
TEL. 03-6427-6615
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※2023年9月掲載時点の情報です
ポップアートのような作品が魅力、ヴァーナー・パントン
ミッドセンチュリー期を象徴する、デンマーク出身のデザイナー。ほかの北欧デザイナーとは一線を画す、鮮やかな色彩の独創的な家具を多数デザイン。丸みを帯びたフォルムが特徴的な「フラワーポット」や「パンテラ」など照明作品は、オブジェのように飾るのも楽しい。
・フラワーポット
ドーム型のアッパーシェードと、そこからぶら下がっているような丸みを帯びた下側のシェードが作るシルエットが特徴的な&Tradition(アンド・トラディション)の「フラワーポット」。1960年代〜70年代のデザイン界に多大な影響をもたらしたデンマークのデザイナー、ヴァーナー・パントンが1968年に生み出し、ミッドセンチュリーの代名詞として親しまれている名作照明のひとつ。
「フラワーポット」は、1960年代後半、ベトナム反戦を訴えた「フラワーパワー運動(武器ではなく花を)」にちなんで名づけられ、時代的アイコンとなり世界中に広まったもの。光源が直接に入らず、眩しさを感じさせない構造に、独特の色彩で魅了するヴァーナー・パントンの作品らしく、黒や白のほか赤、青、黄など豊富なカラーラインナップが揃う。ベーシックなカラーにするもよし、インパクト大なビビッドカラーを選ぶもよし。インテリアに合わせて好みのスタイルで取り入れて。
&Tradition(林物産)
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・パンテラ ポータブル V2
1971年デンマークのデザイナー、ヴァーナー・パントンにより誕生した「パンテラ」は、ドーム型のシェードが放つ優しく、柔らかな光と、美しい佇まいで人々を魅了する名作ライト。光源やマテリアルの発展とともに進化を続けており、サイズやカラーが豊富に揃うのも特徴だ。
そんな「パンテラ」シリーズの中で最小モデルとなるのが、こちらの「パンテラ ポータブル V2」。充電式のため屋内外問わず持ち運びができ、ワイヤレス充電器(Qi規格)にも対応。また、3段階調光も可能なため、明るさに応じて表情を変えるシェードの美しさも楽しめる。
ルイスポールセン ジャパン
TEL. 03-3586-5040
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※2023年3月掲載時点の情報です
・VP GLOBE 40
「グローブ(地球)」を模した独特のシルエットが印象的な、1969年発表の「VP グローブ 40」。アルネ・ヤコブセンの建築事務所でキャリアを積んだ、デンマークを代表する建築家・デザイナーである、ヴァーナー・パントンによる作品で、そのインパクト抜群なスペースエイジ・デザインはアートピースそのもの。
透明のアクリルシェードの中には、ボールチェーンで連結された5枚のアルミ製のリフレクターが配置され、それぞれブルー、オレンジ、ホワイトと大胆に塗装されている。遊び心が効いたルックスながら、点灯してみるとその光は驚くほど柔らかく神秘的なので、そのギャップにも魅了されるはず。カラーはそのほか、上品でより優しい灯りが楽しめるオールホワイトのリフレクターを採用した「VP グローブグラス」も注目してみてほしい。
YAMAGIWA
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※2023年9月掲載時点の情報です
優美な曲線美で魅了する、アルネ・ヤコブセン
デンマーク出身の建築家・デザイナー。1960年に開業した、コペンハーゲンのSAS ロイヤルホテル(現 ラディソン・コレクション・ロイヤル・ホテル)のプロジェクトでは、「スワンチェア」、「エッグチェア」などの名作椅子のほか、多彩なバリエーションが揃う「AJランプ」シリーズをデザインした。
・AJロイヤル
デンマークを代表する建築家にして、優れたインテリアデザイナーでもあったアルネ・ヤコブセン。そんな彼が、1957年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインしたペンダントライト「AJロイヤル」は、シャープな表情を湛えたグラフィカルなルックスが特徴。65年以上の時を経てもそのフレッシュな魅力は損なわれることなく、今なお愛され続けている名作のひとつだ。
下部にディフューザー(光を拡散するカバー)を付属することで、眩しさを感じにくい滑らかな光を、そして上部のルーバーが天井にも優しい光を向けることで、部屋全体を暖かな光で包み込んでくれる。
ルイスポールセンジャパン
TEL. 03-3586-5341
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・AJ オックスフォード テーブルランプ
乳白色をしたハンドメイドの三層吹きガラスのシェードが、柔らかく、調和のとれた心地よい光を周囲に拡散する「AJ オックスフォード テーブルランプ」。1963年、アーネ・ヤコブセンが設計したオックスフォード大学を構成する38カレッジの内のひとつである「セント・キャサリンズ・カレッジ」のためにデザインしたランプで、2023年春にルイスポールセンより復刻された。
細いブラックメタルの支柱と円形のベース部分がシームレスに一体化したスリムなデザインには、アーネ・ヤコブセンのデザインらしい造形美が息づく。シェードはメタルシェードタイプとガラスシェードタイプの2種類、高さもH41cmとH28cmの2種類からセレクトできる。
ルイスポールセン ジャパン
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※2023年6月掲載時点の情報です
デンマークモダニズムを牽引、ヴィルヘルム・ラウリッツェン
コペンハーゲン空港の「ターミナル39」や国営放送局の建物「ラジオハウス」、コンサートホール「Vega」など、モダニズム建築を代表する作品を手がけたデンマークを代表する建築家。「VL ステュディオ」シリーズや「VL38 テーブルランプ」など、「ラジオハウス」のためにデザインした照明は、優美なフォルムを描き、気品漂う美しさで魅了する。
・VL ステュディオ テーブル/フロア
ころんとした丸いフォルムに、ガラスシェードとメタルというシンプルなデザインの「VL ステュディオ」シリーズは、1930年代後半、デンマークの建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンが、国営放送局(ラジオハウス)の建物のためにルイスポールセンと共同精製作したもの。その伝説的なランプを、現代的な解釈を加え、2022年に復刻させたのが、この「VL ステュディオ テーブル/フロア」だ。
乳白色のガラスシェードは温かみのある雰囲気を演出し、まるで月の姿が浮かび上がるように、優しい光を放つ。サイズはφ150mm、φ250mm、φ320mmの3サイズ。全サイズともに、マットブラックまたは真鍮ラッカー仕上げ、真鍮無塗装の3パターンから選ぶことができる。サイズ違いや色違いなど、灯す場所にあわせた多彩なコーディネートが楽しめそうだ。
ルイスポールセン ジャパン
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・VL38 テーブルランプ
デンマークのモダニズム建築を牽引した先駆者ヴィルヘルム・ラウリッツェンと、ルイスポールセンが共同製作した「VL38 テーブルランプ」は、1930年代後半にデンマーク国営放送局のために制作されたもの。2016年に復刻版が発売され、有機的なフォルムのシェードに真鍮製アームを組み合わせた当時のデザインを踏襲しつつ、LED光源を採用して現代仕様にアップデートしている。
建築はアートの応用であると考え、「美的感覚がなければ生きていけない」という強い信念を持っていたラウリッツェンらしく、そのミニマルでモダンな佇まいは息を呑む美しさ。点灯時は梨型のシェードから光が下方向に優しく広がるので、穏やかな空間を演出することができる。カラーはエレガントさが際立つホワイトと、空間にインパクトをプラスしてくれるブラックの2色展開。
ルイスポールセン ジャパン
TEL. 03-3586-5040
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愛らしいガラスアートを生んだ、オイバ・トイッカ
世界中で愛されている吹きガラスのオブジェ「バード バイ トイッカ」で知られる、フィンランドのガラスアーティスト。テキスタイルデザイナーとして、舞台コスチュームのデザインや、マリメッコでのデザインなども手がけた。イタリアのインテリアブランド、マジスの「LINNUT」では、「バード バイ トイッカ」を照明として楽しむことができるアイテムが販売されている。
・LINNUT
フィンランドを代表するアーティスト、オイバ・トイッカによるiittala(イッタラ)のガラスアート「バード バイ トイッカ」を起源にしたランプコレクション「LINNUT(リンナット)」。イタリアのインテリアブランドMAGIS(マジス)のポリカーボネイト回転成形技術により、吹きガラスの質感を可能な限り再現したもので、愛らしい鳥たちから、柔らかく温かな光が放たれる。
充電式のポータブルタイプなため、好きな場所に置くことができる上、タッチスイッチ式により調光も可能。「PALTURI」、「SIIRI」、「SULO」など5種のほか、日本限定の青い目のふくろう「LINNUT SULO/S SPECIAL BLUE EYES 」もあり、全6種がラインナップ。“数羽”迎えて、あちこちに飾るのも楽しい。
マジス ジャパン
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※2024年5月掲載時点の情報です
無駄のない機能美を追求した、ボディル・ケアー
デンマークの女性建築家、家具デザイナー。母国のほか、ロンドンやニューヨークで建築を学び、アルネ・ヤコブセンやポール・マッコブなど世界的な建築家、デザイナーと共に仕事をする。代表作「クロスプレックス」は、家具は建築の一部であると捉え、“絶対的に必要なものだけをデザインする”というケアーのデザイン哲学が宿る作品。
・クロスプレックス
1872年にデンマークで創業したフリッツ・ハンセンは、北欧を代表する名作やデザイン性の高いプロダクトを提案し続けてきた老舗家具ブランド。そんなフリッツ・ハンセンの照明の中でも、洗練された美しさを誇るのが、こちらの「クロスプレックス」だ。デンマークの女性建築家ボディル・ケアーが、ろうそくの炎のような心地のよい明かりをイメージして1961年にデザインしたもので、真横から見ると、十字型のアクリルベースに半透明の屋根が乗っているようにも見える。その姿はまるでミニチュアの建築模型のよう。
バリエーションはスリムで縦長の「T-500」と横長の「T-300」の2種。シンプルな直線的なラインのモダンなデザインと、北欧らしい“ヒュッゲ”な明かりを見事に融合させたランプは、空間をスタイリッシュに演出してくれるはずだ。
フリッツ・ハンセン トウキョウ
TEL. 03-3400-3107
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プロの音楽家から転身した、オイヴィン・スロット
シンプルかつ詩的なデザインで魅了する、デンマークのデザイナー。デザイナーになる前は、デンマーク王立音楽アカデミーで学び、オーケストラでプロの音楽家として活躍していた。その芸術的なセンスを活かし、スピーカーや照明など、世界的なブランドで様々なプロダクトデザインを手がける、今、注目の若手デザイナー。
・スワール テーブルランプ
流れるような螺旋形をしたシェードが特徴の「スワール テーブルランプ」は、まだ30代の若さながら、レ・クリントをはじめデンマークを代表する数々のブランドでデザインを手がける注目の若手デザイナー、オイヴィン・スロットの作品。カタツムリの殻や松ぼっくりの傘など自然界に隠れた神秘的な数式であるフィボナッチ数列から着想を得てデザインされ、幅や角度の異なる6枚のシェードが最も美しいとされる螺旋形を作り出している。
どこから見ても光源となる電球が見えないように計算し尽くされているのも見事。点灯していない時の彫刻的な佇まいも愛でて楽しみたい。
レ・クリント
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“ヒュッゲ”なランプを手がけた、ニコライ・ウィグ・ハンセン
デンマーク出身のデザイナー。陶芸家の母と、世界的な画家・彫刻家の父、スヴェンド・ウィグ・ハンセンという芸術的な両親のもとで育ち、アートやデザインに囲まれて過ごした経験からデザイナーに。フリッツ・ハンセンをはじめ世界的なブランドで家具デザインを手かげている。
・ナイト・オウル
フリッツ・ハンセンやIKEAで家具デザインを手がけるデンマークのデザイナー、ニコライ・ウィグ・ハンセンが2015年にデザインしたテーブルランプ「ナオト・オウル」。円錐型のベースと楕円形のシェードが絶妙なバランスでシームレスに繋がるフォルムは、まるで生き物のよう。あちこちに飾りたくなる愛らしさが魅力的だ。
ニコライの「北欧らしい暖かさと快適さに満ちた明かりを生み出したい」という思いから生まれた「ナイト・オウル」は、その思いの通り、点灯すると心休まる優しい明かりを放つ。カラーは満月の光をイメージしたという「スモーキーホワイト」と、黄昏時に無限に広がる青をイメージした「ミッドナイトブルー」の2色。ベースはアッシュ材タイプと、シェードと同じ素材と色で統一したタイプがあり、全4種がラインナップする。
フリッツ・ハンセン トウキョウ
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新時代のデンマークデザイナー、アンヌ・ボイセン
1980年生まれのデンマーク出身の建築家・デザイナー。2020年にデザインした照明「MOONSETTER」は、デンマーク国営放送主催の「ネクスト・デンマーク・デザイン・クラシック」でコンペティションを受賞。シンプルで美しい佇まいと、中央のディスクに触れたり、回転させたりすることで明かりを操る楽しさも味わえる、新感覚の照明として人気を博している。
・MOONSETTER
一見すると鏡のようにも見えるルイスポールセンの「MOONSETTER」は、円、四角、円柱といった幾何学的フォルムが存在感を放つフロアランプ。デンマーク出身の建築家兼デザイナー、アンヌ・ボイセンが手掛けたもので、フレームに沿って埋め込まれたLEDランプが、白色のシリコンディフューザーを通すことで、眩しさを感じにくい「グレアフリー」の光を拡散する。
片面が白色仕上げ、もう片面は鏡面のクロームメッキ仕上げになっている中央のディスクは、360度回転。ディスクの回転位置を変えることで、シーンや気分に合わせた、多彩な明かりを演出して楽しめる。
ルイスポールセン ジャパン
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