リスクを恐れずに未知の領域へと挑む。新たな世界を切り拓く4人の男たちのファッションポートレート

BY JUN ISHIDA, PHOTOGRAPHS BY YASUTOMO EBISU, STYLED BY TAICHI SUMURA, HAIR&MAKEUP BY KENICHI YAGUCHI, TEXT BY TOMONARI COTANI

画像: ジャケット¥92,000、シャツ¥46,000、Tシャツ¥16,000、パンツ¥52,000 ヨウジヤマモト プレスルーム(ヨウジヤマモト) TEL. 03(5463)1500 ほかの写真をみる

ジャケット¥92,000、シャツ¥46,000、Tシャツ¥16,000、パンツ¥52,000
ヨウジヤマモト プレスルーム(ヨウジヤマモト)
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田根 剛(TSUYOSHI TANE) 
建築家

 約10年の歳月を捧げたエストニア国立博物館が落成(2016年)した翌年、次なるフェーズへと進むべく、パリに自身のアトリエ「AtelierTsuyoshi Tane Architects」をかまえた田根剛。現在、20を超えるプロジェクトを世界各国でオペレートする身だが、エストニア以来、いつも以上に気合いが入っている案件があるという。京都のプロジェクトだ。「美術館とホテルとフードコートが一体となった施設で、場所は十条。一般的な京都とは違う、忘れられたエリアです」。全体が「壊された町家の廃材」由来の集成材で覆われ、最終的には十字型のピラミッド構造になるプランだが、その発想はアルケオロジカルリサーチという田根独特の技法によって導き出されたものだ。「プロジェクトを始める際、考古学的にひたすら調べ、“場所の記憶”を呼び起こすことで、その土地でしか造れない建築のアイデアを導き出すんです」

 田根という建築家の個性を形づくる考古学的研究。その片鱗に触れることができる展覧会『Archaeology of the Future ─ 未来の記憶』が、現在2カ所で同時開催中だ。田根は、いかにして過去から“未来”を紡ぎ出すのか。その秘密を知る貴重な機会となるはずだ。

田根 剛
建築家。1979年生まれ。東京オペラシティ アートギャラリー『田根 剛 |未来の記憶 Archaeology of the Future ─ Digging&Building』、TOTOギャラリー・間『(同)― Search&Research』が開催中

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