リスクを恐れずに未知の領域へと挑む。新たな世界を切り拓く4人の男たちのファッションポートレート

BY JUN ISHIDA, PHOTOGRAPHS BY YASUTOMO EBISU, STYLED BY TAICHI SUMURA, HAIR&MAKEUP BY KENICHI YAGUCHI, TEXT BY TOMONARI COTANI

画像: コート¥383,000、シャツ¥77,000、パンツ¥96,00、靴¥112,000 メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) TEL. 03(5725)2414 ほかの写真をみる

コート¥383,000、シャツ¥77,000、パンツ¥96,00、靴¥112,000
メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ)
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袴田武史(TAKESHI HAKAMADA)
ispace代表

 民間では日本初となる、独自開発の月着陸船による「月周回」と「月面着陸」を目指しているispace。その代表である袴田武史は、子どもの頃に観た映画『スター・ウォーズ』がきっかけで、宇宙に興味を持ち始めたという。ジョージア工科大学で修士号(航空宇宙工学)を取得した袴田は、外資系コンサルティングファームを経て、2013年、ispaceの代表取締役に就任する。月の開発は、社会に何をもたらすのだろうか?
「地球上で、より豊かで持続的な生活を送っていくためには、人工衛星を中心とした宇宙インフラストラクチャーが不可欠です。すでに通信、農業、交通、金融、環境維持といった分野が宇宙インフラに依存していますが、今後IoTや自動運転などが普及し始めると、その重要度はますます上がります。そんな宇宙インフラを持続的かつ効率的に構築するために必要なのが、宇宙資源の活用なんです」

 そこで注目したのが月だった。月に眠る水資源を活用して、人類の生活圏を宇宙へと広げていく……。その第一歩が、2021年に予定している月面探査だ。
「1000人が月に住み、年間1万人が月旅行をする時代が、2040年頃には実現しているかもしれません。そこに向けたミッションを重ねていきたいと思います」

袴田武史
ispace代表。1979年生まれ。2010年「Google Lunar XPRIZE」への参加を目的に設立された「White Label Space」へ参加。2013年、ispaceの代表に就任

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