二足のわらじといっても、シャネル日本法人の会長として世界各国を飛び回りつつ、長編小説の執筆も手がけるリシャール・コラスのエネルギーは、想像の域を超えている。創作や表現への意欲は尽きることがない

BY AZUMI KUBOTA, PHOTOGRAPHS BY AYUMU YOSHIDA

画像12: 世界トップのビジネスマンにして
小説家、リシャール・コラスの
愛するもの、こと

「オブジェとしての美しさに惹かれます。それに、人の魂が入っているのを感じる」とこけしを蒐集。家中の飾り棚に、ひとつひとつ表情も大きさも出自も違うこけしがあまたある中、マドモアゼル シャネルとカール・ラガーフェルドが愛らしく肩を並べる。友人からのプレゼント

画像13: 世界トップのビジネスマンにして
小説家、リシャール・コラスの
愛するもの、こと

左は、ある雑誌に取材された記事を見た面識のない老婦人から"貰っていただけませんか"とお手紙をいただき、譲り受けたもの。中央はアフリカの銅像。右のこけしは「初恋の相手にして40年以上連れ添う唯一の女性」。若き日、十和田湖への旅行中に、ひと目で恋に落ちたのだそう。「彼女はとてもエレガント。ずっと一緒に旅をしてきて、何も文句を言わず、一度も僕を見捨てていない。妻を上回る唯一の存在かもしれないよ(笑)」

画像: 『茶室』¥2,200/集英社(2020年3月26日発売) リシャール・コラス著、堀内ゆかり訳 COURTESY OF SHUEISHA

『茶室』¥2,200/集英社(2020年3月26日発売)
リシャール・コラス著、堀内ゆかり訳
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