かつてサーファーやバックパッカーたちのディスティネーションだったバリは、この10年で大きく発展した。自然に配慮しながら設計されたホテルや地元シェフによる新しい伝統料理など、進化するバリを満喫するためのトラベルガイド

TEXT & PHOTOGRAPHS BY WALTER GRIAO, TRANSLATED BY MICHIKO TOYAMA

SEMINYAK(スミニャック)

 ハイエンドな体験がしたいなら、スミニャックを訪れてみるのがいいだろう。ここはバリの高級エリアで、最先端のショップやリゾートホテル、素敵なダイニングレストランやお洒落なカフェやバーが立ち並ぶ。特に訪れてほしいのは、海岸沿いのビーチクラブだ。ドリンクにフード、音楽それにプールと一日中、時間を忘れて楽しめる。“バリのイビザ”とも言えるエリアだ。

<STAY>

POTATO HEAD STUDIOS(ポテト ヘッド スタジオズ)
 バリを訪れたら、スミニャックの伝説的なビーチクラブ「ポテト ヘッド ビーチクラブ」に必ず訪れてほしい。そこでは、メインシーズンの間、海を背景にしたステージでは、インターナショナルなDJやミュージシャンのスペシャル・ギグが繰り広げられ、過去にはマーク・ロンソン、フォスター・ザ・ピープル、ファットボーイ・スリムなども登場した。

画像: 木材を再利用して作られた客室のインテリア

木材を再利用して作られた客室のインテリア

画像: 快適な木製の椅子が置かれたバルコニー。インド洋を一望できる

快適な木製の椅子が置かれたバルコニー。インド洋を一望できる

 そのポテト ヘッドがプロデュースした最新ホテルが「ポテト ヘッド スタジオズ」。ビーチクラブに隣接するリゾートエリア「デザ ポテト ヘッド」内に位置し、レム・コールハース率いる世界的な建築事務所OMAがデザインを手がけたことでも話題のホテルだ。廃材を再利用した建物のファサードや室内の壁面など、現代的でありながら自然環境に配慮したトロピカルスタイルも新鮮だ。

 ちなみにこの「デザ ポテト ヘッド」には、野菜中心のインドネシア料理レストラン「タナマン」、サンセットバー、多機能ギャラリーなどもあり、またオープンスペースからはビーチへ直行できる。
https://potatohead.co/seminyak/sleep

<EAT>

TANAMAN(タナマン)
「デサ ポテト ヘッド」の1階にある「タナマン」は、私が今まで行ったなかで、最もユニークなデザインのレストランのひとつだ。特徴的なのは、ドーム型の大きな空間。その中心に大きなバーとオープンキッチンが設置され、クラシックなブルーの床、白のネオンがさらに独特の雰囲気を醸し出している。

 フードのラストオーダーは22時まで。以降はバータイムになるのだが、その際の演出が面白い。レストラン内のネオンがすべて白から赤に変わり、クールなエレクトロニカ・ミュージックが流れ始めるのだ。

画像: タナマンのインテリア。艶のあるブルーの床やクラッシックな家具、ところどころに置かれたネオンの照明が新鮮だ

タナマンのインテリア。艶のあるブルーの床やクラッシックな家具、ところどころに置かれたネオンの照明が新鮮だ

画像: 「タナマン・レンダン」 ナンカ(ジャックフルーツとも呼ばれる果実)を使ったヴィーガン料理の一皿

「タナマン・レンダン」
ナンカ(ジャックフルーツとも呼ばれる果実)を使ったヴィーガン料理の一皿

 食事は、昔からの伝統的な料理法をベースにした野菜中心のメニューだが、すこし面白いひねりが加えられている。特筆すべきは、バタゴール(伝統的なジャワ西部の揚げ餃子で、鯖で作られることが多い)をヴィーガン向けにアレンジした「バクソ・ジャムール・ゴレン」。マッシュルームの入ったクリスピーな揚げ餃子で、ピーナッツと甘い醤油のソースが添えられる。
https://potatohead.co

<SPOT>

JALAN RAYA SEMINYAK(ラヤ・スミニャック通り)
 ラヤ・スミニャック通りは、スミニャックのリゾートエリアのメインストリートだ。地元の店とインターナショナルなブティック、アートショップ、その傍らにはカフェやバーやレストランが並んでいる。寺院やコミュニティホール以外、特徴的な観光名所はないが、ショッピングか食事を楽しむならば、ここへ。スミニャック・ビーチは、このストリートから西に約1.5キロメートルのところにある。

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