BY JUNKO ASAKA
吹く風に、ほんの少しぬくもりを感じる季節。温められた土のかすかな香りをかぎ、枝先にぷっくりとふくらみ始めた木の芽を見ると、家の中に花を飾りたくなる。春は不思議と、身辺を整え、暮らしを見つめ直したくなる季節だ。
東京・八重洲で生花ショップとサロンの「réfléchir KYOKO FUJITA Tokyo」を、広尾で「atelier réfléchir」を主宰する藤田京子さんがこのほど、ブーケのデリバリーサービス「フラワーデリ イン シーズンズ」を開始した。多忙な毎日の中でも季節の移り変わりを身近に感じ、花の力でリフレッシュしてほしいという願いを込めて、藤田さんオリジナルデザインのブーケを毎月、第1火曜日または第3火曜日の希望日に届けてくれるという。
7年半の在仏中にフランスを代表するフローリストに師事した藤田さんは、帰国後6年間京都に暮らした。その後2013年に、西麻布に最初のフラワーサロンブティックをオープン。2016年にはG7伊勢志摩サミットで来日した各国首脳の客室に飾るウェルカムフラワーやディナーの装花も担当するなど、その優美で洗練された花あしらいは高い評価を得ている。
その時期に最も美しい旬の花を選び、藤田さんの手でスタイリッシュに編み上げられたブーケは、スペシャリストならではの美しさ。どこか物語性をも感じさせる、華やかでニュアンスに富んだ仕上がりだ。毎月のデリバリー先を変えることもできる上に、ギフトラッピングされて届くので、自分のためだけでなくギフトとして活用することもできる。
藤田さんが提唱するのは“美の常習性”。すなわち、「美しいものを常に身のまわりに置くことで、行動までも美しくなり、その日常が真に美しい人をつくる」という考え方だという。美の定義はさておいても、たしかに美しい花が家の中にあると、心まで明るく彩られるような心地がする。鮮やかな色や芳しい香りが、知らず知らず五感を刺激してくれるためでもあるだろう。
スペシャリストの手による華やかなブーケを日常に。この春は、そんな心躍る贅沢を楽しんでみては。
「フラワーデリ イン シーズンズ」
提供期間:2018年7月までの毎月1回デリバリー
※現在、3月~7月お届け分をオンライン、店頭、FAXで受付中
※毎月2回(異なるブーケ)の申し込みも可能
デリバリー予定日:毎月第1火曜または第3火曜
※申し込み時に希望の配達日を決定。変更は前月の最終木曜日までに連絡
※配達先変更希望は配達予定日の1週間前までに連絡
料金:ラブリー(Sサイズ)1回¥6,000、プレシャス(レギュラーサイズ)1回¥9,000、グラマラス(Lサイズ)1回¥12,000
送料:1回一律¥1,000
問い合わせ先
レフレシール キョウコフジタ トウキョウ
TEL. 03(3212)8787
公式サイト