2025年は注目のデザイナーズソファが続々と発売!巨匠カルロ・スカルパの名作リバイバル、ジャスパー・モリソン、ピエロ・リッソーニなど現代を代表するデザイナーの作品、ミラノサローネで発表された注目作まで。カッシーナ、ヴィトラ、アルフレックス、マルニ木工など、人気のインテリアブランドより厳選紹介

BY EMI ARITA

カッシーナの「コルナーロ」

画像: 「コルナーロ 」(3人掛け)<W300×D99×H69cm (SH40cm)>¥3,795,000〜/カッシーナ COURTESY OF CASSINA IXC.

「コルナーロ 」(3人掛け)<W300×D99×H69cm (SH40cm)>¥3,795,000〜/カッシーナ

COURTESY OF CASSINA IXC.

 カッシーナの2025年新作コレクションとして登場したソファ「コルナーロ」は、20世紀を代表するイタリアの建築家、カルロ・スカルパが1973年にデザインしたソファを復刻したもの。復刻にあたり、息子のトビア・スパルパによって、当時のデザインはそのままに、高さと奥行きを広げることで、よりゆったりとしたプロポーションへと一新された。

画像: COURTESY OF CASSINA IXC.

COURTESY OF CASSINA IXC.

 特徴は直線的なラインの木製のベースと、ふんわりとやわらかなシルエットのシートの組み合わせ。異素材が織りなすメリハリのあるデザインは、素材にこだわり、有機的なものと無機質なものを調和させた建築を数多く手掛けてきたスカルパらしさが感じられる。
 1シーターから3シーターまであるほか、2シーター、3シーターは左右いずれかの片肘タイプと組み合わせることでL字型にすることも可能。ベースはビーチ材グロッシーラッカー仕上げとアッシュ材マットラッカー仕上げの2種、各7色。張り地は豊富な素材とカラーからセレクトできる。

問い合わせ
カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
公式サイトはこちら

ヴィトラの「スロー ソファ」

画像: 「スロー ソファ」<W156×D94×H89cm(SH40cm), ネッククッション×2・クッション×3付属>¥678,700〜/ヴィトラ(2025年9月発売予定) COURTESY OF VITRA

「スロー ソファ」<W156×D94×H89cm(SH40cm), ネッククッション×2・クッション×3付属>¥678,700〜/ヴィトラ(2025年9月発売予定)

COURTESY OF VITRA

 コンパクトな新作ソファならヴィトラの「スロー ソファ」に注目。パリを拠点に活躍するデザインデュオ、ロナン&エルワン・ブルレックが2006年に発表した「スロー チェア」ファミリーとして、2025年新たに登場した。人間工学に基づき、体を支えるサポート性と快適さを追求した「スロー チェア」と同様に、スチール製チューブフレームに、ぴったりと張られた布製のスプリングカバーが適度な張り感をもたらし、体を包み込むような座り心地を実現。付属のクッションを使用すると、より快適な座り心地をもたらしてくれる。

画像: COURTESY OF VITRA

COURTESY OF VITRA

 サイズは2シータータイプで幅156cm。豊富な素材とカラーから選べる張り地は取り外し可能なため、クリーニングや交換ができ、長く愛用することができる。付属のクッションのカラーや素材も、豊富なバリエーションから選べるのもうれしい。

問い合わせ
ヴィトラ
TEL. 0120-924-725
公式サイトはこちら

アルフレックスの「ソフィオ」

画像: ソフトな芯を入れたパイピング仕様の「ボールドライン」で張り地を仕上げたタイプの「ソフィオ」<左:W133×D133×H62.5cm(SH40cm)、右:W133×D103×H62.5cm(SH40cm)>¥1,183,600~※クッションなし価格/アルフレックスジャパン COURTESY OF ARFLEX JAPAN

ソフトな芯を入れたパイピング仕様の「ボールドライン」で張り地を仕上げたタイプの「ソフィオ」<左:W133×D133×H62.5cm(SH40cm)、右:W133×D103×H62.5cm(SH40cm)>¥1,183,600~※クッションなし価格/アルフレックスジャパン

COURTESY OF ARFLEX JAPAN

 もっと自由に自分らしい暮らしを楽しもう──そんな願いを込め“JOY in modern life”をテーマに発表された、アルフレックスの2025年新作コレクション。そのひとつとして登場したのが、こちらのソファ「ソフィオ」。ごろんと寝転びたくなるゆったりとしたフォルムのシートは、見た目通りのソフトな感触と、ほどよく沈み込むストローク(移動幅)を実現。低めの背もたれは横を向いたり、寄りかかったり、とさまざまな動きに心地よくフィットしてくれる。

画像: シャープな輪郭を際立たせた「グログラン」で張り地を仕上げたタイプの「ソフィオ」。レザーを選ぶとより重厚感のある印象に COURTESY OF ARFLEX JAPAN

シャープな輪郭を際立たせた「グログラン」で張り地を仕上げたタイプの「ソフィオ」。レザーを選ぶとより重厚感のある印象に

COURTESY OF ARFLEX JAPAN

 カジュアルなスタイルから、重厚感のあるシックなスタイルまで、張り地によって幅広いスタイリングを楽しめるのも「ソフィオ」の魅力。仕上げはソフトな芯を入れたパイピング仕様の「ボールドライン」、輪郭線を際立たせる「グログラン」の2種、素材は豊富なカラーが揃うファブリックかレザーからセレクトできる。(※ボールドライン仕様はファブリックのみ対応)
 ユニットは片アーム(ハイアーム / ローアーム)、アームレス、シートの4種あり、それぞれ奥行き103cmの「ノーマル」と133cmの「ディープ」からセレクト可能。シートの幅は92cmと102cmの2種。好きな張り地とレイアウトで、とっておきのリラックススペースを叶えて。

問い合わせ
アルフレックスジャパン 
TEL. 0120-33-1951
公式サイトはこちら

マルニ木工の「Lightwood」シリーズのソファ

画像: 「Lightwood スリーシーターソファ」<W200×D79.3×H75.8cm(SH44cm)>¥806,300/マルニ木工 PHOTOGRAPH BY YONEO KAWABE

「Lightwood スリーシーターソファ」<W200×D79.3×H75.8cm(SH44cm)>¥806,300/マルニ木工

PHOTOGRAPH BY YONEO KAWABE

 1928年の創業以来「工芸の工業化」をモットーに、精緻なものづくりを続けてきた、広島発の木工家具メーカー、マルニ木工。「MARUNI COLLECTION 2025」として発売された新作ソファは、世界的なデザイナー、ジャスパー・モリソンによる端正なデザインと、マルニ木工の高度な木工技術を融合させた、「Lightwood」シリーズのソファ。シリーズに共通する軽やかな木のフレームに合わせたのは、クッション性のあるやわらかな背もたれとシート。後ろ姿も美しく、あえて背面が見えるように配置するのもおすすめ。

画像: PHOTOGRAPH BY YONEO KAWABE

PHOTOGRAPH BY YONEO KAWABE

 1シーターから3シーターまであり、フレームの木材はメープル、ホワイトオーク、アッシュの3種からセレクト可能。張り地は豊富な素材とカラーから選べる。

問い合わせ
マルニ木工
TEL. 03-5614-6598
公式サイトはこちら

B&B イタリアの「ダンボ ドゥエ」

画像: 「ダンボ ドゥエ」(3人掛け)<W332×D104×H69cm(SH44cm)>¥2,956,800〜/B&B イタリア COURTESY OF B&B ITALIA

「ダンボ ドゥエ」(3人掛け)<W332×D104×H69cm(SH44cm)>¥2,956,800〜/B&B イタリア

COURTESY OF B&B ITALIA

 B&B イタリアの2025年新作ソファとして登場した「ダンボ ドゥエ」は、イタリアの名匠ピエロ・リッソーニがデザインし、2024年に発売されたソファ「ダンボ」の新バージョン。直線的なラインを強調した力強いデザインに、ふっくらと厚みのある背もたれやシートのやわらかさを見事に融合させたエレガントな佇まいは、リビングの主役にふさわしい存在感。クッションをふんだんに使用した背もたれやアームレストの感触も心地よく、寄りかかったり、寝転んだり、思いのままにくつろぐことができる。

画像: COURTESY OF B&B ITALIA

COURTESY OF B&B ITALIA

 2シーター、3シーターのほか、左右片アームタイプやシェーズロング、オットマンなど多彩なユニットがあり、ストレート型、L字などのインテリアやライフスタイルに合わせたレイアウトが可能。張り地は、豊富な素材とカラーからセレクトできる。

問い合わせ
B&B Italia Tokyo
TEL. 03-3478-3837
公式サイトはこちら

ポルトローナ・フラウの「パルカ」

画像: 「パルカ」<W179×D106×H75cm(SH46cm)>¥1,386,000〜/ポルトローナ・フラウ(ポルトローナ・フラウ東京青山) COURTESY OF IDC OTSUKA

「パルカ」<W179×D106×H75cm(SH46cm)>¥1,386,000〜/ポルトローナ・フラウ(ポルトローナ・フラウ東京青山)

COURTESY OF IDC OTSUKA

 2024年のミラノ・デザイン・ウィークで発表され、2025年夏に日本上陸を果たした、ポルトローナ・フラウの新作ソファ「パルカ」。デザインを手掛けたのは、イタリアのコモを拠点にするデザインデュオ、ドラガ&オーレル。1990年代のストリートウェアから着想を得てデザインしたもので、ベースからはみ出るほどボリュームのあるシートは、まるでオーバーサイズのパーカーを着こなしているかのよう。自由な発想が息づく大胆なフォルムで、アート作品のようにリビングを彩ってくれる。

画像: COURTESY OF IDC OTSUKA

COURTESY OF IDC OTSUKA

 背もたれ側が広い凸型、座面側が広い凹型など、さまざまなモジュール式パーツを組み合わせることで、ストレート型、クネクネと曲がったS字型など、多彩なレイアウトが可能。張り地はポルトローナ・フラウの最高品質レザーPelle Frau®のほか、レザーとファブリックを組み合わせることもできる。

問い合わせ
ポルトローナ・フラウ東京青山
TEL. 03-3400-4321
公式サイトはこちら

リッツウェルの「ヴェラール」

画像: 「ヴェラール」(両肘ソファ2人掛)<W198×D99×H83cm(SH41cm)>¥885,500 〜/リッツウェル ※写真は、片肘ソファ3人掛、オットマン、肘無シェーズロング、バックレストソファを組み合わせた例(参考価格¥2,835,800~) COURTESY OF RITZWELL

「ヴェラール」(両肘ソファ2人掛)<W198×D99×H83cm(SH41cm)>¥885,500 〜/リッツウェル
※写真は、片肘ソファ3人掛、オットマン、肘無シェーズロング、バックレストソファを組み合わせた例(参考価格¥2,835,800~)

COURTESY OF RITZWELL

 福岡発の家具メーカーとして注目のリッツウェルより登場した新作は、ラテン語で「包む」を意味する「ヴェラール」と名づけられたソファ。ブランドのクリエイティブディレクター、宮本晋作によるデザインで、2025年のミラノサローネで発表されたもの。その名の通り、座る人をやさしく包み込むような座り心地を追求し、シートクッションには高密度ウレタンフォーム、背もたれには、体をサポートするボルスタークッションを採用。心地よく体を支えてくれるため、長く座っていても疲れにくく、至福のリラックスタイムを叶えてくれる。

画像: COURTESY OF RITZWELL

COURTESY OF RITZWELL

 奥行き99cmと117cmの2タイプから選べる1シーターから3シーター、シェーズロング、左右片アーム、オットマンなど56のアイテムが揃うモジュール式のため、レイアウトは自由自在。豊富な素材とカラーから張り地を選べるほか、ステンレススティールの脚部やパイピングの仕上げもカスタマイズが可能。

問い合わせ
リッツウェエル
TEL. 03-5772-3460
公式サイトはこちら

▼あわせて読みたいおすすめ記事

T JAPAN LINE@友だち募集中!
おすすめ情報をお届け

友だち追加
 

LATEST

This article is a sponsored article by
''.