ウォッチジャーナリスト高木教雄が、最新作からマニアックなトリビアまで、腕時計にまつわるトピックを深く熱く語る。第9回は、腕時計にもファッションと同じく、旬なブランドが存在する。今勢いがあるのは、「TUDOR(チューダー)」。時計ファンだけでなくファッショニスタにも支持される、魅力に迫った

BY NORIO TAKAGI

 ブラックベイの魅力は、見た目だけではない。搭載する自社製ムーブメントは、約70時間駆動と公的機関COSCが検査・認証した高精度とを併せ持つ。優れたムーブメントを潜めることで、コアなメカ好きの琴線にも触れる。

画像: チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」各¥570,000 <ケース径41mm/SS、自動巻き、レザーストラップ(左)、ファブリックストラップ(右)> さり気ないゴールド使いで、豪華さを増す。レザーストラップには、ケース背面を保護する取り外し可能なブンドストラップも付属

チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」各¥570,000
<ケース径41mm/SS、自動巻き、レザーストラップ(左)、ファブリックストラップ(右)>
さり気ないゴールド使いで、豪華さを増す。レザーストラップには、ケース背面を保護する取り外し可能なブンドストラップも付属

 絶妙なヴィンテージ感と高性能ムーブメントの組み合わせは、クロノグラフでも発揮される。「ブラックベイ クロノ S&G」は、インデックスやスノーフレーク針、大型リューズといった元来はダイバーズ用として生まれたブラックベイのドレスコードを受け継ぎながら、プッシュボタンの形状は1970年代のチューダーのクロノグラフに範を採り、さらに黒ベゼルにタキメーターを置くことで、レトロなレーシング・クロノグラフの雰囲気をまとわせた。スチール×イエローゴールドによるバイカラー仕立ても、レトロ感をより高める。ブラックダイヤルに、シャンパンカラーのインダイヤルが強いコントラストを成す様子も印象的。そしてムーブメントは、クロノグラフの名手ブライトリングと提携し、頑強かつ精巧なメカニズムを手に入れ、チューダー独自の技術と融合させた。

画像: チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」¥689,000 <ケース径41mm/SS、自動巻き、SS+18KYGブレスレット> PHOTOGRAPHS:COURTESY OF TUDOR

チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」¥689,000
<ケース径41mm/SS、自動巻き、SS+18KYGブレスレット>
PHOTOGRAPHS:COURTESY OF TUDOR

 過去のモデルに範を採りながら、色や素材、ディテールの操作で、ブラックベイ・コレクションはどれもネオヴィンテージとも呼べるスタイリッシュなスタイルを構築することに成功した。さらにムーブメントも極めて優秀である。見た目、メカニズム、そして価格も含めたトータルバランスに秀でたチューダーは、幅広いファン層に支持される。

問い合わせ先
日本ロレックス/チューダー
TEL.03(3216)5671
公式サイト

高木教雄(NORIO TAKAGI)
ウォッチジャーナリスト。1962年愛知県生まれ。時計を中心に建築やインテリア、テーブルウェアなどライフスタイルプロダクトを取材対象に、各誌で執筆。スイスの新作時計発表会の取材は、1999年から続ける。著書に『「世界一」美しい、キッチンツール』(世界文化社刊)があり、時計師フランソワ・ポール・ジュルヌ著『偏屈のすすめ』(幻冬舎刊)も監修

 

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