TEXT AND PHOTOGRAPHS BY MARI KATSURA
旅先のホテルの朝食ビュッフェでも、フルーツが充実しているとウキウキ。レストランなどでもデザートに美味しい旬のフルーツが、ほんの少し登場するとすこぶる嬉しい。柑橘類も大好物で、料理にもふんだんに使うため、柑橘好きをアピールしまくっていたら、愛媛、大分、沖縄などからみずみずしいタンカンや紅まどんな、カボス、あまSUNが届いて感激。最近行ったぶどう狩りと長崎で初めて出合った柑橘、パフェも美味しいレストランを紹介!
「くなう東京」の、季節のフルーツのパフェで完成する魅惑のランチ
札幌の「喫茶くなう」のお料理が、世田谷代田のシェアキッチン「ナワシロスタンド」内の「くなう東京」でいただけると聞いて、インスタグラムでオープン日を確認し予約。店主の小関健吾さんの出身、サロマ湖から届く大きく甘いホタテのフライ、無農薬の北海道の美しい野菜のサラダや惣菜、スープなどに、小さなパフェの付くランチセットを選び、大満足!この日のパフェは数種類のぶどう、イチジク、梨の秋の三点セット。ミルクの風味が爽やかなイチジクやほうじ茶のアイスクリームが果物たちを際立たせて、最後のひと匙まで繊細な味わい。旬の食材を美味しくたっぷり楽しめ、奈良月ヶ瀬の有機緑茶(徳島の有機阿波晩茶も選べる)にも癒される。
くなう東京
住所:世田谷区代田1丁目33−15 ナワシロスタンド
営業日と時間についてはインスタグラムで確認を
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フルーツ天国、山梨勝沼の朝日園でぶどう狩り
秋のフルーツ”狩り”といえば、ぶどう!「毎年通っている」という友人たちと、都内から車で一時間半ほどの勝沼、朝日園に大人の遠足。今年はふどうが豊作だそうで、みずみずしく見目麗しいシャインマスカットを収穫。ピオーネやブラックビートなどなど試食するとどれも美味しく、中には見たこともない種類もあって興味深い。そして、リーズナブル!
お昼ご飯は、朝日園で教えていただいた「慶千庵」で自家製味噌のほうとう。近くの勝沼醸造でワインを選び、ほったらかし温泉も満喫。ブラックビートやピオーネはペコロスと合わせてイタリア料理でも楽しめる。今年のぶどうの最盛期は終わりに近いが、また来年が楽しみ!
朝日園
住所:山梨県甲府市勝沼町勝沼1852
TEL.0553(44)2166
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長崎で出合った未知の柑橘”ゆうこう”
15年ぶりくらいの長崎で初めて出合ったのが”ゆうこう”という不思議な柑橘。長崎市内でも土井首地区と、外海地区など限られた地域にだけ自生するそう。外海は潜伏キリシタンの暮らした地で知られ、彼らが守ってきた果実なのではといわれている。固有な在来品種など、希少な食材を守ることが目的の「味の箱舟」にも認定された柑橘だ。ゆずとみかんを合わせたような、甘く爽やかなゆうこう。10月から3月が旬だそう。外海の道の駅、「夕陽が丘そとめ」で、ゆうこうを用いたゼリーやジャムを売っている。
道の駅夕陽が丘そとめ
住所:長崎県長崎市東出津町149番地2
TEL. 0959(25)1430
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桂まり
雑誌「SPUR」「eclat」などで、フード&トラベル、インタビュー記事を担当するライター。趣味は世界各国で料理教室に行くこと。温泉保養士。Instagramはこちら
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