2016年から“サステナビリティ”をテーマに掲げ、環境や人に配慮した時計づくりを展開してきたシチズンのウィメンズライン「シチズン エル」。その新作は、新しいエシカル素材を採用しながら、自然の神秘をデザインに込めた、アーシング(地球を感じる)なサステナブル・ウォッチだ

BY MASANOBU MATUMOTO

 風、地、火、水。古代ギリシア時代、哲学者たちはその4つを万物の根源とみなし、目の前の世界がどのように形づくられているのかに思考を巡らせた。エンペドクレスは4つがさまざまに集合離散することで自然は変化すると考え、プラトンはそれらの要素は相互転化すると説いた。彼らの説が正しいかどうかは別として、哲学者たちはおそらくわれわれ現代人と同じように、地球を神秘的でダイナミックなエネルギーに満ちた存在として考えていたに違いない。シチズンのウィメンズブランドである「シチズン エル」。そのシグネチャーライン「アンビリュナ」の新作は、この四元素をデザインソースに、人智を超えた地球の美しさをドラマティックに表現している。

画像: シチズン エル アンビリュナ「地」モデル ¥42,000 <ケース径31mm/スーパーチタニウム TM 、ラボグロウン・ダイヤモンド、合成⽪⾰(ピニャテックス)ストラップ>

シチズン エル アンビリュナ「地」モデル ¥42,000
<ケース径31mm/スーパーチタニウムTM 、ラボグロウン・ダイヤモンド、合成⽪⾰(ピニャテックス)ストラップ>

 そもそも、このシチズン エルは、2016年よりエシカルな時計づくりを実践してきた“サステナブル・ウォッチ”の先駆けでもあった。製品の使用素材やその含有量、また材料調達から生産、廃棄、リサイクルまでのアイテム1つにおけるCO2排出量をウェブサイトで公開。また、武装勢力の資金源となるような違法な鉱物、いわゆる“紛争鉱物”を使用しないことを決め、取扱説明書のデジタル化によりペーパーレスを推進してきた。製品パッケージもユニーク。通常のボックスではなくコルク製のポーチを採用し、メガネケースやパスポートケースとしても二次利用できるようにした。

 シチズンが50年以上にわたって開発してきた光発電技術「エコ・ドライブ」も、こうした環境や人にやさしい時計づくりを後押ししている。これは文字盤の下にソーラーセルを配置し、光エネルギーで針を動かすシステムで、廃棄電池の削減に貢献。また技術革新よって、近年はプリントされた文字盤の下でも発電し、エネルギーの変換効率も向上。室内でも発電し、一度フル充電すれば、6カ月以上稼働するという。

画像: (左から) シチズン エル アンビリュナ「火」モデル ¥42,000 <ケース径31mm/スーパーチタニウム TM 、ラボグロウン・ダイヤモンド合成、⽪⾰(エコペット)ストラップ> シチズン エル アンビリュナ「風」モデル ¥39,000 <ケース径31mm/スーパーチタニウム TM 、ラボグロウン・ダイヤモンド、合成⽪⾰(エコペット)ストラップ>

(左から)
シチズン エル アンビリュナ「火」モデル ¥42,000
<ケース径31mm/スーパーチタニウムTM 、ラボグロウン・ダイヤモンド合成、⽪⾰(エコペット)ストラップ>
シチズン エル アンビリュナ「風」モデル ¥39,000
<ケース径31mm/スーパーチタニウムTM 、ラボグロウン・ダイヤモンド、合成⽪⾰(エコペット)ストラップ>

 四元素をテーマにした新作のうち、「地」「火」「風」の3モデルが9月11日に発売される(もうひとつの「水」は2021年春ごろ発売予定)。地球のダイナミズムを表現したデザイン、また環境負荷に配慮した新素材を採用しながらサステナブル・ウォッチとしての可能性を追求したつくりだ。グラデーションがかったブラウンの文字盤にラメを施し、瑞々しい大地を表現した「地」は、ストラップにパイナップルの葉を原料にしたビーガンレザー「ピニャテックス」を使用。空を染めあげる朝日にインスピレーションを受けた「火」、エアリーな透明感を表現した「風」は、同じくストラップにペットボトルのリサイクル素材である「エコペット」を選び、文字盤のグラフィックを引き立てた。

 ケースには、シチズン独自の「スーパーチタニウムTM」を使用。これはチタンに特殊な表面硬化技術をほどこしたもので、一般的なステンレスよりも軽く、金属アレルギーが反応しにくいストレスフリーの素材だ。とりわけ、アレルギー等の肌の悩みが多いと言われる女性にうれしいポイントだろう。

画像: 栽培時に破棄されるパイナップルの葉でできたビーガンレザー「ピニャテックス」のストラップ。肌に触れる部分には「エコペット」を貼り合わせ、着け心地を配慮。文字盤の12時の位置には「ラボグロウン・ダイヤモンド」が光る

栽培時に破棄されるパイナップルの葉でできたビーガンレザー「ピニャテックス」のストラップ。肌に触れる部分には「エコペット」を貼り合わせ、着け心地を配慮。文字盤の12時の位置には「ラボグロウン・ダイヤモンド」が光る

 全てのモデルの文字盤の12時の位置にラボグロウン・ダイヤモンド(研究所で育てられたダイヤモンド)があしらわれているのにも注目したい。天然と同じ化学組成、硬度、純度を備えながら、発掘による環境汚染や不当な労働搾取をともなわず調達できるダイヤとして、近年注目を集めているエシカルな人工鉱物だ。時計製品での採用は珍しい、ブランド初の試みだという。

 とは言え、天然ダイヤモンドの魅力も抗いがたい。今回、3モデルに合わせて、天然ダイヤモンドをあしらった限定モデルも登場。鉱物にまつわる自然環境や人権、労働環境に配慮した国際的なガイドラインに沿って調達したものを使用しており、自然が育て上げた天然の鉱物を通じて、地球の豊かさ、美しさを改めて実感させる。

画像: ケースベゼルとリングの間に配されたダイヤモンドが腕の動作に合わせて弧を描いて動く、人気の「アークリーコレクション」と定番の「スクエアコレクション」から、地球をイメージしたブルーグリーンの限定モデルが登場。いずれも環境や採掘者の労働環境などに配慮した産地から調達した天然ダイヤモンドを使用 (左から) シチズン エル アークリーコレクション限定モデル ¥100,000(2,000本限定) <ケース径32.5mm/SS、ダイヤモンド、サテン⾵合成⽪⾰ストラップ> シチズン エル スクエアコレクション限定モデル ¥85,000(1,200本限定) <ケース横巾22.4mm/SS、ダイヤモンド、ステンレスブレスレット> PHOTOGRAPHS: COURTESY OF CITIZEN

ケースベゼルとリングの間に配されたダイヤモンドが腕の動作に合わせて弧を描いて動く、人気の「アークリーコレクション」と定番の「スクエアコレクション」から、地球をイメージしたブルーグリーンの限定モデルが登場。いずれも環境や採掘者の労働環境などに配慮した産地から調達した天然ダイヤモンドを使用

(左から)
シチズン エル アークリーコレクション限定モデル ¥100,000(2,000本限定)
<ケース径32.5mm/SS、ダイヤモンド、サテン⾵合成⽪⾰ストラップ>
シチズン エル スクエアコレクション限定モデル ¥85,000(1,200本限定)
<ケース横巾22.4mm/SS、ダイヤモンド、ステンレスブレスレット>
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF CITIZEN

 ちなみにシチズン エルがサステナブルな時計づくりへと舵を切ったきっかけのひとつに、社員が着用していたTシャツがあった。国連のロゴマークが入った、いわゆるメッセージT。着飾るだけでない、自身の意思表示をするというファッションのもうひとつのパワーを備えたアイテムだ。デイリーに愛用できる今回の新作ウォッチも、そんな力がある。神秘に満ちた地球の風景を腕もとに写しながら、かけがえのない地球に思いを馳せ、そしてシェアしていく。このサステナブル・ウォッチは、サステナブルな未来をつくる時計でもある。

問い合わせ先
シチズンお客様時計相談室
フリーダイヤル:0120-78-4807
公式サイト

 

This article is a sponsored article by
''.