ダイニングチェアとして設えてもよし、来客用にストックするもよし、天気がいい日にバルコニーやテラスに持ち出すもよし...と、あらゆるシーンで活躍してくれるスタッキングチェアの名作を厳選紹介

BY EMI ARITA

アルヴァ・アアルトの「チェア 611」

画像: 「チェア 611」¥108,900〜/アルテック COURTESY OF ARTEK

「チェア 611」¥108,900〜/アルテック

COURTESY OF ARTEK

 1929年に誕生した「チェア 611」は、アルヴァ・アアルトの初期の家具デザインのひとつであり、アルテック創業時から現代まで生産し続けられている不朽の名作。バーチ材のフレームとリネンのウェビングテープで構成されており、非常に軽く、スタッキングは5脚まで可能。その実用性の高さのみならず、座り心地のよさも「チェア 611」の魅力。背もたれと座面のウェビングテープは、体の重さを優しく受け止めてくれるため、長時間座っていても苦にならず、驚くほどに快適。さらに、ウェビングテープは交換可能と、何代にも受け継いで愛用できる。 
 フレームは、ナチュラルラッカーとブラックラッカーの2種。ナチュラルラッカーはホワイトやレッド、ブラックなどの全5色、ブラックラッカーはブラックやブラウンなど全3色からウェビングテープのカラーを選択可能。

画像: COURTESY OF ARTEK

COURTESY OF ARTEK

アルテック
TEL. 0120-610-599
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ハンス・コレーの「ランディ チェア」

画像: 「ランディ チェア」¥104,500/ヴィトラ COURTESY OF VITRA

「ランディ チェア」¥104,500/ヴィトラ

COURTESY OF VITRA

 史上初のアルニウム製のシェルシートの椅子として1938年に誕生した「ランディ チェア」。スイス人デザイナー、ハンス・コレーがスイス国際博覧会のためにデザインしたもので、独立したベースの上に、背もたれと座面が一体となった三次元成形のシートシェルを乗せる、という新しいスタイルを打ち出した。この構造は、後にチャールズ&レイ・イームズによって体系化されるなど、20世紀のデザイン史に革新をもたらしたことで知られている。
 シートには91個の穴が空いており、驚くほど軽量。この穴により雨水が溜まらず、屋外家具として使用するのもおすすめ。スタッキングは6脚まで可能。特徴的なデザインと機能性を持ち合わせた洗練の佇まいで、屋内外問わずどんな空間にもマッチ。

画像: COURTESY OF VITRA

COURTESY OF VITRA

ヴィトラ
TEL. 0120-924-725
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フィリップ・スタルクの「マスターズ」

画像: 「マスターズ」¥47,000/カルテル COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

「マスターズ」¥47,000/カルテル

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

 現代を代表するデザイナー、フィリップ・スタルクが、2009年のミラノサローネで発表して以来、ロングセラーを誇る「マスターズ」。アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」、エーロ・サーリネンの「チューリップチェア」、チャールズ&レイ・イームズの「シェルチェア」と、ミッドセンチュリーを代表する3つの名作椅子のアウトラインを、フィリップ・スタルクのクリエイティビティにより、見事に融合させている。
 背中を支える「セブンチェア」の背もたれ、ちょうどいい位置にある「チューリップチェア」の肘掛け、そして、広い座面でゆったりと腰掛けられる「シェルチェア」のシートと、それぞれの椅子の“いいとこ取り”から生まれる優れた快適性も「マスターズ」の特徴。非常に軽量で持ち運びやすく、スタッキングも4脚まで可能。また、ポリプロピレン製で屋外家具にも最適。カラーは、ブラックやホワイトなど定番カラー6色とメタリックカラー4色が揃う全10色。

画像: COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

カルテル
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ジャスパー・モリソンの「AIR-CHAIR」

画像: 「AIR-CHAIR」¥33,000/マジス COURTESY OF MAGIS JAPAN

「AIR-CHAIR」¥33,000/マジス

COURTESY OF MAGIS JAPAN

 “スーパーノーマル”という独自のデザイン美学のもと、数々のプロダクトデザインを手掛けているデザイナー、ジャズパー・モリソンが1999年に発表した「AIR-CHAIR」。世界で初めて空気を注入して樹脂を成型するエアモールド技術を採用した椅子であり、家具業界に革新をもたらした新時代の傑作である。
 表面にはつなぎ目がなく、どこから見ても滑らかで、ムダのないシンプルな美しさを際立たせている。素材はグラスファイバー入りのポリプロピレン製で屋外でも使用可能。“AIR”の名の通り、驚くほど軽量で、スタッキングは10脚まで可能と実用性も抜群だ。カラーはホワイト、ベージュ、オレンジ、ブラックの全4色。

画像: COURTESY OF MAGIS JAPAN

COURTESY OF MAGIS JAPAN

マジス ジャパン
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チャールズ・ポロックの「ペネロペ チェア」

画像: 「ペネロペ チェア」¥253,000/メトロクス COURTESY OF METROCS

「ペネロペ チェア」¥253,000/メトロクス

COURTESY OF METROCS

 名作オフィスチェアとして知られる「ポロックチェア」を手がけるなど、独創的なプロダクトを生み出してきたミッドセンチュリーを代表するデザイナー、チャールズ・ポロック。1982年にデザインした「ペネロペ・チェア」も、そんなチャールズ・ポロックの代表作のひとつ。
 特徴は横から見ると脚部が三角形になっているスチール製のフレーム。背面裏からアームを経て、後脚から前脚へとつながっており、滑らかなカーブを描きながら、この独特のフォルムを形成。また、通気性に優れたメタリック製のシェルは心地よく体にフィットし、長時間座っていても快適。スタッキングは4脚まで可能。カラーはブラックとホワイトの2色。

画像: COURTESY OF METROCS

COURTESY OF METROCS

メトロクス
TEL. 03-5777-5866
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