TEXT&PHOTOGRAPHS BY NORIHIKO MORITA
『ZEH-M』を実現した環境配慮型マンション

伸びやかな水平ラインが特徴の「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」の外観
COURTESY OF DAIKYO INCORPORATED
2023年に分譲マンションブランド「ライオンズマンション」を「THE LIONS」へリブランディングした大京。50年以上にわたり供給してきた安心・安全、高品質な住まいに加え、洗練・上質さを加えた「人生の価値を高めるマンション」を新たに提唱し、全国展開している。
2025年9月竣工予定の「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」は、まさに新たな価値を創造する「THE LIONS」の最新マンションのひとつだ。新宿駅まで15〜20分と好アクセスな京王線八幡山駅から徒歩約3分。閑静な住宅街は第一種低層住居専用地域に指定され、「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」も地上3階建ての低層レジデンス。周辺には明治・大正期の文豪、徳冨蘆花の住まいと庭が寄贈され開園した蘆花恒春園(通称、芦花公園)を筆頭に松沢けやき広場や希望丘公園などが点在し、緑豊かな住環境を形成している。「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」もそのような周辺環境に溶け込むように1階には木漏れ日が差し込むエントランスラウンジを、敷地内の中央スペースには植栽鮮やかな中庭を設けている。

エントランスラウンジの完成予想CG
COURTESY OF DAIKYO INCORPORATED
そんな落ち着いた街並みに誕生する「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」のもっとも大きな特徴は、『ZEH-M』を実現したことといえるだろう。『ZEH』とは「Net Zero Energy House」の略語で『ZEH-M』とはそのマンション版である。住まいの断熱性・省エネ性能を向上したうえ、太陽光発電などでエネルギーを創出し、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナス「ゼロ」(もしくはゼロ以下)にする集合住宅を指す。ちなみに冷暖房だけではなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値を一次エネルギー消費量と呼び、「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」では全52戸で『ZEH』の基準も満たしている。
屋上一面の太陽光パネルと蓄電池による創エネ住宅
現在、「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」についての詳細は、大京の総合ギャラリー「ザ・ライオンズギャラリー新宿」で知ることができる。物件の全体模型をはじめ、設備に建具などの仕様やカラーリングをイメージできるコンセプトルームのほか、VRによる住戸の内覧体験もできる場所だ。
「ザ・ライオンズギャラリー新宿」を訪れると、エントランスでまず目にするのは、ゆったりと置かれたソファーと大きなモニター。「THE LIONS」のブランドイメージであるモダンラグジュアリーを感じさせる空間にデザインされ、その奥に連なる商談スペースも落ち着いた雰囲気で統一されている。

「ザ・ライオンズギャラリー新宿」のエントランス

「ザ・ライオンズギャラリー新宿」の商談スペースも、ラグジュアリーな雰囲気が漂う
COURTESY OF DAIKYO INCORPORATED
エントランスから左側の奥へと進むと、マンション模型の展示ルームが現れる。模型を俯瞰すると、3棟構成の住棟の屋上はずらりと太陽光パネルが設置されているのがよくわかる。その数は全479枚。この太陽光パネルの一部は管理組合が管理する共用部だが、そのほかの多くは住戸面積、階数、方角などの総合的な要因から、全住戸の一次エネルギー消費量が120%以上削減できるように専有部に割り振られている。戸建てと同様に太陽光パネルを設置し、電力会社と売電契約するイメージに近いといえるだろう。
発電した余剰電力は同じく各住戸の蓄電設備に蓄電される。省エネ設備として導入される高断熱サッシやエネファーム(都市ガスを利用した家庭用燃料電池)との相乗効果により、全住戸120%以上の一次エネルギー消費量削減が見込まれるという。

「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」の模型。敷地内の約26%を緑地化している

各住戸に設置される蓄電池。エアコンの室外機の半分くらいのサイズ感
さらに「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」では、各住戸の蓄電設備のほか共用部にも大型蓄電池を備えることで災害時にも対応。敷地内に井戸も設置され、ライフラインである電気・ガス・水道が途絶しても自宅で1週間以上生活を維持できる大京独自の防災対策システム「SONA-L SYSTEM(ソナエルシステム)」を採用している。災害の多い日本にあって、いざというときのことを考え抜いた最新の集合住宅を実現している。
「THE LIONS」クオリティを体現するコンセプトルーム
「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」の住戸は1LDK43.00㎡〜3LDK84.31㎡まで、52戸に対して全18タイプのプランバリエーションを用意している。「ザ・ライオンズギャラリー新宿」では、それらのプランのひとつを再現したモデルルームではなく、全住戸に共通する設備や仕様、カラーリングなど再現したコンセプトルーム(84.09㎡/1LDK+WIC+SIC)を見学できる。ここでリアルな暮らしのイメージを膨らませ、各住戸の間取り図やVR鑑賞で詳細を確認し、希望の住まいを検討することができる。
いざコンセプトルームに入ると、まずは広々としたリビング・ダイニング・キッチンが目の前に現れる。折上げ天井とそこに設置された間接照明の効果で、より空間の広がりを感じられるようだ。サッシは断熱サッシ、ガラスはペアガラスを採用し、冬でも室内温度を18℃以上に保てるという。室内側のサッシの表面には樹脂材が用いられているので冬場の結露をより一層軽減し、快適な暮らしを実現してくれそうだ。

一歩先の暮らし&洗練・上質をテーマにしたリビング・ダイニング・キッチン

キッチンサイドから眺めるリビング・ダイニング
ほとんどのプランで採用されている対面キッチンは、吊戸棚のないオープンタイプ。リビング・ダイニングと空間を隔てることなく、すっきり見晴らしのよいキッチンスペースを実現している。このコンセプトルームのようにバルコニーサイドにキッチンが設置されている間取りでは、直接バルコニーと行き来できる仕様のプランもあり、換気や採光に優れている点も魅力といえるだろう。

リビング・ダイニングと一体空間のキッチン
「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」では、それぞれの住戸に十分な収納が確保されていることも特長のひとつだ。とくに主寝室を想定した洋室にはウォークインクローゼットが備えられており、衣類はもちろん季節家電やトランク、ゴルフバッグなど大型のアイテムも収納可能だ。

寝室に備えられたウォークインクローゼット

ラウンド型の折上げ天井が上質感を演出する寝室
バスルームは1620サイズ(幅1600mm✕奥行き2000mm)で浴室乾燥機を標準装備。広めの洗面ボウルと三面鏡裏収納を備えた洗面化粧台はシンプルなデザインを採用。なお、洗面室と廊下、トイレ、玄関を床タイルで統一することで、より上質な住まいを演出している。

調光可能なライン照明を採用したバスルーム。「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」ではミストサウナも標準装備

三面鏡付き洗面化粧台。三面鏡裏、化粧台下と収納力も申し分なし
「ライオンズマンション」から、新たな時代に向け生まれ変わった「THE LIONS」。「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」が、従来の安全で快適なマンションに加える新たな価値のひとつは、より環境に優しい、持続可能な住まいといえるだろう。「ザ・ライオンズギャラリー新宿」を訪れる際は、サステナブルな住まいを追求する大京の、ゼロエネルギーを目指す“未来の暮らし”を実感してみてほしい。

COURTESY OF DAIKYO INCORPORATED
ザ・ライオンズ世田谷八幡山
所在地:東京都世田谷区八幡山3丁目244-3,246-1,246-2,246-3,248-1,248-2(地番)、東京都世田谷区八幡山3丁目29番以下未定(住居表示)
交通:京王線「八幡山」駅徒歩3分
総戸数:52戸
竣工予定:2025年9月(予定)
販売価格:未定(2025年2月頃公開予定)
公式サイトはこちら
※モデルルームは標準プランにオプションなどの有償プランを採用している場合があります。
※家具や調度品、造作家具などは販売価格に含まれません。
※掲載の情報は、取材・撮影を行った2024年11月時点のものとなります。
▼あわせて読みたいおすすめ記事