BY EMI ARITA
カッシーナの「ヌーヴォラ ロッサ」

「ヌーヴォラ ロッサ」<H192×W100×D40cm>¥891,000〜/カッシーナ
COURTESY OF CASSINA IXC.
カッシーナの名作ソファ「マラルンガ」をはじめ、数多くの家具をデザインし、12点もの作品がニューヨーク近代美術館のコレクションにもなっているイタリアンモダンデザイン界の巨匠、ヴィコ・マジストレッティ。数ある作品の中でも、代表作として知られるのが、1970年代にデザインしたブックシェルフ「ヌーヴォラ ロッサ」。
棚板をすべて外すと折り畳めるジオメトリックなデザインのフレームは、今見てもおしゃれ。折り畳み式ではあるが、一番上と下の棚はビスで固定されるため、ぐらついたりする心配もない。カラーは、ビーチ材のブラック塗装、ナチュラル塗装、ホワイト塗装、レッド塗装、アメリカンウォールナット材のナチュラル塗装の全5種。

COURTESY OF CASSINA IXC.
カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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カリモクニュースタンダードの「アーカイブシェルフ」

「アーカイブシェルフ 110」<H139.0×W110×D34.4cm>¥167,200/カリモクニュースタンダード
COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD
はしごのように組まれた背面のフレームがアクセントを添える、カリモクニュースタンダードの「アーカイブシェルフ」。デザインを手掛けたのは、インダストリアルデザイナーとして家具、照明から陶器やガラス製品など多岐にわたるプロダクトを手がけるドイツ人デザイナー、クリスチャン・ハース。国産のナラ材で作られた細い角材と棚板を組み合わせたシンプルな構造ながら、フレームの接合部や棚板のフロント部分など、ディテールまでこだわり抜かれた美しいデザインで存在感を放つ。
サイズは、幅80cmと110cmの2種。フレームのカラーは、ブラックとピュアオークの2色。雑誌や本、CDや推し活グッズなど、この一年で集めてきたものを、年末の大掃除や片付けの際に、“アーカイブ”するように飾って眺めたい。

COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD
カリモクニュースタンダード
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ザ・コンランショップの「GUBI TSコンソール」

「 GUBI TSコンソール」<H72×W120×D30cm>¥415,800/ザ・コンランショップ
COURTESY OF THE CONRAN SHOP
細身のフレームと、重厚感のある大理石のテーブルトップとの対比が印象的な「GUBI TSコンソール」は、世界的に活躍するデザインデュオ・ガムフラテージが、コペンハーゲンのレストラン「The Standard(ザ・スタンダード)」のためにデザインした「TSコレクション」のひとつ。素材を厳選しながら、シンプルで繊細なデザインを得意とする、ガムフラテージらしい美しさが光る。
サイズもコンパクトなため、リビングや寝室に置くコンソールテーブルやシェルフとしてはもちろんのこと、玄関や廊下の飾り棚、ダイニングのサービングステーションなど多彩な使い方が可能。カラーは、ホワイトマーブル×ブラックベースと、グリーンマーブル×ブラスフレームの2種。

COURTESY OF THE CONRAN SHOP
ザ・コンランショップ
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カルテルの「アダムウッド」

「アダムウッド 棚板5支柱2」<H215×W99×D32cm>¥431,900/カルテル(トーヨーキッチンスタイル)
COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE
世界的に活躍するデザイナー、フィリップ・スタルクがデザインした、カルテルのウッドシリーズの「アダムウッド」。カルテルの最新のプライウッド技術により、木材の使用量を最小限に抑えて作られた棚板は、長辺側を上下に折り曲げ、デザイン的なアクセントを添えつつ、強度を確保。その棚板は、収める物や飾るオブジェにあわせて位置を調整でき、使い勝手もいい。
また、支柱や棚板を後から追加してサイズアップすることも可能。ライフスタイルの変化や模様替えの際にも、柔軟に対応してくれる。細く華奢なブラック塗装のスチールフレームと、木製の棚を合わせたシンプルなデザインで、リビングから寝室、書斎とあらゆるインテリアにもマッチ。

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE
カルテル
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マジスの「エリゼ」

「エリゼ」(ベースモジュール (最下段・脚付)<H41.5×W60.5×D35cm>各¥121,000×4、スタッキングモジュール(2段目以上)<H39.5×W60.5×D35cm>各¥110,000×10、T字ジョイント各¥4,400×2)¥1,448,000/マジス
COURTESY OF MAGIS JAPAN
フランスのモダンデザイン界の巨匠、ピエール・ボランがデザインした「エリゼ」は、コの字型のモジュールを、好きな数だけ連ねたり、積み重ねることが可能なモジュール式シェルフ。最下段には脚付のベースモジュール、2段目以上は脚無しのスタッキングモジュールを使用し、それぞれ隣同士、上下は付属のジョイントで簡単に連結できる。
モジュールのカラーは、メープルナチュラル、メープルブラック、メープルレッド、アメリカンウォルナットの全4色。下段より上段の数が多い場合に傾きを予防するT字ジョイントは、ホワイトとブラックの2色。数段重ねて、リビングの雑多な物を収める収納棚にしたり、ベッドサイド用のコンパクトな本棚にしたり。理想のシェルフに仕上げて、素敵に模様替えを。

COURTESY OF MAGIS JAPAN
マジス ジャパン
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nuskool(ヌースクール)の「LOG シェルフ」

「LOG シェルフ 4段 ワイド」<H117.2×W150×D42.5cm>¥462,000/nuskool(メトロクス)
COURTESY OF METROCS
丸太を意味する「LOG(ログ)」と名付けられたnuskool(ヌースクール)のシェルフ。デザインを手がけたのは、桑沢デザイン研究所出身のデザイナー、イトウケンジ。直径30mmの木製フレームにはブナを、マットな質感の棚板の表面材には自然素材から作られたリノリウムを使用。ブナの持つ明るく穏やかな雰囲気と、リノリウムの持つ静寂さが互いの魅力を引き立て、空間にアクセントを添えてくれる。
設置時のガタつきを緩和するべく、支柱の底には床面の傾きに対応するアジャスター付き。シンプルな構造ながら、日本有数の家具の産地、北海道・旭川近郊の熟練の職人が手がけたディテールの美しさや厳選した素材選びから、長く愛用できるタイムレスな家具として、2020年度にはグッドデザイン賞を受賞。サイズは2段〜4段、それぞれ2列組のワイドタイプもあり、バリエーションも豊富に揃う。背もたれがなく、正面・背面、どちらも同じデザインのため、多彩なレイアウトが楽しめる。

Photo : Masatoshi Takahashi, Styling : Yumi Nakata, Cooperation: Royal Furniture Collection
メトロクス
TEL. 03-5777-5866
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モンタナ ファニチャーの「モンタナ・フリー」

「モンタナ・フリー 550000」<H178.1×W138.4×D38cm>¥322,080/モンタナ ファニチャー
COURTESY OF MONTANA FURNITURE
「モンタナ・フリー」は、デンマークのデザイナー、ヤコブ・ワグナーが2018年にデザインした自立型のシェルフシステム。1段から6段までサイズを選べるシェルフユニットは全18種あり、1列タイプ、2列タイプ、3列タイプ、段違いタイプなど多彩なバリエーションを展開。さらに、テキスタイルパネルやブックエンド、引き出しなどのアクセサリーもオプションで取り付けられるため、用途やスタイルにあわせて、自分好みにカスタマイズして楽しめる。
棚板にスチールパイプを取り付けるだけ、と工具不要で組み立てられるのも、「モンタナ・フリー」の魅力。カラーは、ホワイト、ブラック、グレーなどのベーシックなものから、グリーン、ピンク、イエローなど全8色からセレクト可能。“見せる収納”もパネルや引き出しをつけて“隠す収納”も、どちらも叶えてくれる画期的なシェルフなら、雑多になりがちなリビングも、思い通りに片付けが進みそう!

COURTESY OF MONTANA FURNITURE
モンタナ ファニチャー
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