毎年、多くのファンが訪れる山崎蒸溜所がリモートでの見学ツアーをスタート。事前に配送されるテイスティングキットで、ウイスキーの“感じ方”、美味しいハイボールの作り方を学べる

BY MASANOBU MATSUMOTO

 寿屋(現・サントリー)の創設者で、国産モルトウイスキーの生みの親、鳥井信治郎が、大阪・山崎にウイスキー蒸溜所を開設したのには理由がある。ひとつは水。かの千利休がわざわざ茶室「妙喜庵 待庵」を設けたほど、良質な水を採水できたこと。そして自然環境だ。桂川、宇治川、木津川の3つの川が合流するエリアであり、その湿潤かつ温暖な気候がウイスキーの熟成に最適だったのである。

 1924年に竣工して以降、「角瓶」「オールド」「ローヤル」そして「山崎」の名酒を送り出してきたこの蒸溜所には、毎年多くのウイスキーファンが足を運ぶ。お目当ては見学ツアーだ。大麦麦芽の仕込み、発酵、蒸溜、熟成・貯蔵といったウイスキー製造の工程を見ることができ、またウイスキー原酒の試飲もできる。しかしコロナ禍により見学者の受け入れを中止。代わりに今年1月末から、オンラインでのリモートツアーを開始した。再開を望む声を受けて、そしてなかなか現地まで足を運べない遠方に住む人たちからの要望に応えるためだ。

画像: 大阪と京都の県境、天王山の麓にある山崎蒸溜所。サントリーでは山崎と山梨県・白州蒸溜所の2箇所で見学ツアーを実施。あわせて毎年約30万人が見学に訪れてきた。 白州蒸溜所 でもオンラインライブを開始

大阪と京都の県境、天王山の麓にある山崎蒸溜所。サントリーでは山崎と山梨県・白州蒸溜所の2箇所で見学ツアーを実施。あわせて毎年約30万人が見学に訪れてきた。白州蒸溜所でもオンラインライブを開始

 ツアーは、VR空間に再現した資料館「ウイスキー館」を自由に閲覧できるフリーツアーと、Zoomで参加者と蒸溜所を繋ぐ有料のオンラインライブの2種類。後者は事前予約制で、申し込むと開催日までにテイスティングキットが自宅に届く。こだわったのは“ライブ感”。ナビゲーターが、映像をともにウイスキーづくりの工程や蒸溜所の歴史、周辺の四季の風景などをリアルタイムで解説していく。途中、ウイスキーにまつわるクイズが出題されたり、ムービーで麦汁が発酵する様子を見られたり、リアルでは体験できないオンラインならではのアイデアも盛り込まれ、随時チャットでナビゲーターに質問もできる。

画像: 形状の異なる16基の蒸溜釜を使い、味や風味の違う原酒を作る

形状の異なる16基の蒸溜釜を使い、味や風味の違う原酒を作る

画像: 蒸溜所の貯蔵スペース。山崎特有の湿潤で温暖な気候により、樽のなかでウイスキー原酒が熟成していく

蒸溜所の貯蔵スペース。山崎特有の湿潤で温暖な気候により、樽のなかでウイスキー原酒が熟成していく

 お楽しみのテイスティングでは、蒸溜所のプロのブレンダーと同様の試飲方法をレクチャー。色、味、香り、余韻といったテイスティングの基本、「バニラのような」「熟成した木香」など言葉での表現例も紹介され、試飲を通じて“ウイスキーの感じ方”を学ぶことができる。またウイスキーと相性のよい食べ物、とっておきのハイボールの作り方を教わることができるのも嬉しい。自宅時間がより充実したものになるはずだ。

画像: 事前に配送されてくる、シングルモルトウイスキー山崎<180ml>と山崎のロゴ入り特別テイスティンググラス。なお、オンラインライブは蒸溜所見学ツアー再開後も継続して開催される予定だ PHOTOGRAPHS: COURTESY OF SUNTORY

事前に配送されてくる、シングルモルトウイスキー山崎<180ml>と山崎のロゴ入り特別テイスティンググラス。なお、オンラインライブは蒸溜所見学ツアー再開後も継続して開催される予定だ
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF SUNTORY

山崎蒸溜所オンラインライブ
参加費:¥3,000
※ シングルモルトウィスキー山崎<180ml>、テイスティンググラス、送料を含む
所要時間:約60分
申し込み方法:特設サイトより事前予約
問い合わせ:factory@suntory.co.jp
公式サイト

 

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