ティファニー、バカラなどのラグジュアリーメゾンから、カッシーナ、ヴィトラ、フリッツ・ハンセンほか人気のインテリアブランドまで。オブジェとしても映えるアートピース的なフラワーベースで、花との暮らしを始めてみよう

BY EMI ARITA, SUMIRE FUJIWARA

ティファニー

 1837年創業のラグジュアリージュエラーである〈ティファニー〉。ジュエリーやウォッチだけでなく、テーブルウェアや花瓶、小物など幅広いコレクションを展開。洗練されたデザインと上質な素材、機能性を融合させた〈ティファニー〉のホームコレクションは、日常も、特別な日も、美しく彩ってくれる。

【サムプリント バッド ベース】

「エルサ・ペレッティ™ サムプリント バッド ベース」¥91,300/ティファニー

©️TIFFANY & CO.

 エルサ・ペレッティ™による有名なデザインのひとつ、サムプリントを施した「エルサ・ペレッティ™ サムプリント バッド ベース」。ティファニーらしさを感じるシルバー製の花器は、ジュエリーのように空間にさりげないアクセントをプラスしてくれる。高さ15cmとミニマルなサイズ感で、どこでも好きな場所に飾りやすいのも嬉しい。一輪挿しにもおすすめ。

※2023年8月掲載時点の情報です

【ティファニー ホーム エッセンシャル リリー ベース】

「ティファニー ホーム エッシェンシャル リリーベース」(左)¥594,000、(右)¥440,000/ティファニー

©️TIFFANY & CO.

 まるで花びらのような有機的なフォルムが美しい「リリー ベース」。ティファニーらしさを感じるシルバー製で、ジュエリーのようにさりげなく、空間にアクセントを添えてくれる。バリエーションは高さ約26.2cmのラージと高さ約18.8cmのミディアムの2種。窓辺やテーブル、玄関、と好きな場所に飾って、シルバーの涼しげな煌めきとともに花を愛でたい。

※2024年6月掲載時点の情報です

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
TEL. 0120-488-712
公式サイトはこちら

バカラ

 1764年にフランスで創業し、2024年に創業260周年を迎えた世界的なクリスタルブランド〈バカラ〉。「クリスタルの魔術師」とも称される卓越した職人技から生まれる、美しい輝きと精巧なカットは唯一無二。テーブルウェアやフラワーベース、オーナメント、照明など〈バカラ〉の伝統と革新が宿る多彩なコレクションが揃う。節目や季節にあわせて登場するシーズナルコレクションも人気。

【ギンコ ベース】

「ギンコ ベース 180」¥66,000/バカラ

COURTESY OF BACCARAT

 扇形をした「ギンコ ベース」は、1995年、バカラの主幹デザイナー、トーマ・バスティードによってデザインされたもの。銀杏の葉の形をモチーフにしており、シンプルながらダイナミックな造形と透き通るようにピュアなクリスタルの煌めきが目を奪う。大きく開いた扇形のラインに沿った横長の口が安定感を生み、無造作に生けても様になる。

※2023年4月掲載時点の情報です

【ルクソール ベース】

画像: 「ルクソール ラウンドベース」<クリア・150>¥39,600/バカラ COURTESY OF BACCARAT

「ルクソール ラウンドベース」<クリア・150>¥39,600/バカラ

COURTESY OF BACCARAT

 エジプトのナイル川沿いの街、ルクソールから名付けられた「ルクソール」コレクションのベース。「ギンコ ベース」と同じく、バカラの主幹デザイナ、トーマ・バスティードによるデザインで、ピラミッドを思わせるダイヤモンド形の装飾により、迫力ある輝きで花々を引き立てる。ラウンド形のフォルムはブーケをそのまま生けるのにも最適。サイズは3種、スクエア型もある。

※2023年4月掲載時点の情報です

【オクトゴン ベース】

「オクトゴン ベース」¥198,000/バカラ

COURTESY OF BACCARAT

 バカラの主幹デザイナー、トーマ・バスティードがデザインした「オクトゴン ベース」。バカラのシンボルとして、シャンデリアにもあしらわれているオクトゴン(八角形)のクリスタルパーツをかたどったもので、直線で構成された端整でモダンな佇まいが印象的。クリアなクリスタル面を生かして、水に浸かる茎や葉の動きも考えながら、絵画を描くようにデコレーションを楽しみたい。

※2024年6月掲載時点の情報です

【ミルニュイ インフィニット ベース】

画像: 「ミルニュイ インフィニット ベース (扇形)」¥71,500/バカラ COURTESY OF BACCARAT

「ミルニュイ インフィニット ベース (扇形)」¥71,500/バカラ

COURTESY OF BACCARAT

 幾何学的なべヴェルカットの装飾が特徴的な「ミルニュイ」コレクションの「インフィニット ベース」。小ぶりなサイズで、テーブルセンターや窓辺、ソファサイドと、あらゆる場所に気負わず飾れるのが魅力。さらに、2つ以上を連結させられるモジュラータイプのため、その名の通り「無限=インフィニット」に広がりのあるデコレーションを楽しむことができる。バリエーションは扇形と長方形の2種。

※2024年6月掲載時点の情報です

バカラショップ 丸の内
TEL. 03-5223-8868
公式サイトはこちら

サンルイ

 1586年創業の〈サンルイ〉は、現存するヨーロッパ最古のクリスタルブランド。テーブルウェア、フラワーベース、シャンデリアなど、「フランス国家最優秀職人章(M.O.F.)」の称号を持つ職人の手から生まれた精緻なクリスタル製品は、まばゆい煌めきを放ち、見るものを魅了する。近年は、〈サンルイ〉の美しいクリスタルを使ったポータブルランプなど、現代のライフスタイルに合わせたコレクションも登場。

【「マトリス」コレクションのベース】

「マトリス 」ベース(スモール)¥80,300/サンルイ

©SAINT-LOUIS

画像: 大ぶりのブーケをそのまま生けるのにもおすすめな「マトリス」 ベース(ラージ/フランネルグレイ)¥1,243,000/サンルイ ©SAINT-LOUIS

大ぶりのブーケをそのまま生けるのにもおすすめな「マトリス」 ベース(ラージ/フランネルグレイ)¥1,243,000/サンルイ

©SAINT-LOUIS

 オランダ出身のデザイナー、キキ・ファン・アイクがデザインしたサンルイの「マトリス」コレクションのベース。吹きガラス職人が使うモールド(鋳型)から着想を得たもので、モールドを模した独特なフォルムと、サンルイの伝統的なベベルカットによる装飾で、クリスタルの豊かな表情を楽しめる。バリエーションは高さ約30cmのラージ、約21cmのミディアム、約11cmのスモールの3種。

※2024年6月掲載時点の情報です

サンルイ(エルメスジャポン)
TEL. 03-3569-3300
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ラリック

〈ラリック〉は19世紀から20世紀にかけてガラス工芸家、宝飾デザイナーとして活躍したルネ・ラリックが、1888年にフランスに創設したクリスタルガラスメゾン。独自のサヴォワ・フェール(伝統の職人技)から生まれる製品はまさにアートピース。現在もその伝統を継承したデコレーションアイテムやテーブルウェアなど豊富なコレクションで、〈ラリック〉の芸術性が息づくクリスタル製品を作り続けている。

【クロコ ベース】

「クロコ ベース」(クリア)¥605,000(2023年8月2日発売)

COURTESY OF LALIQUE

 動物たちの生き生きとした躍動感をインテリアオブジェとして昇華させたラリックの「アンプラント アニマル」コレクションより、彫刻的なクロコダイルモチーフの「クロコ ベース」が登場。まるで“本物”のような綿密な鱗模様のディテールとクリスタルのレリーフは、卓越したメゾンのクラフツマンシップだからこそなせる技。力強さも感じるモダンなスタイルで、花々も生き生きと輝かせてくれる。色はクリアとブラックの2色。

※2023年8月掲載時点の情報です

【タンドリラ ベース】

「タンドリラ ベース」(クリア)¥682,000/ラリック

COURTESY OF LALIQUE

 世界最高峰のクリスタルガラス・メゾン、ラリックが2014年より発表している「クリスタル アーキテクチャ コレクション」は、著名な建築家とコラボレーションし、建築界の優れたクリエイションをガラス作品で表現した人気シリーズ。
 2022年にはブラジル系フランス人建築家であるエリザベート・ド・ポルザンパルクを迎え、「タンドリラ ベース」を発表。「タンドリラ」はフランス語の「tendresse(優しさ)」とイタリア語の「tenerezza(優しさ)」の音の響きから名付けられており、その言葉通り優美で滑らかなディティールが際立つシルエットで、空間にエレガントなアクセントを添えてくれる。

※2023年10月掲載時点の情報です

【トゥールビヨン ベース】

「トゥールビヨン ベース PM 」(クリア)¥176,000/ラリック

COURTESY OF LALIQUE

 ラリックの創業者にしてアール・デコを代表するガラス工芸作家でもあったルネ・ラリックが、1926年に創作した「トゥールビヨン ベース」。シダの花の動きからインスパイアされた生命力に満ちたデザインで、大胆なカッティングに沿って光が反射し煌めく姿は、まさにラグジュアリーの極み。花器でありながらアートピースとしても成立する芸術的な佇まいで、重厚なクリスタルの世界に誘ってくれる。
 数輪挿しに適したPM(プチモデル)サイズから、ブーケや高さのある枝物が映えるXXLサイズまで、サイズも豊富にラインナップ。クリア、ブルー、ゴールド、アンバーなどカラー展開も幅広いので、サイズ・カラー違いでコレクションするのも楽しいだろう。来たるホリデーシーズンにもピッタリな華麗なベースで、ドラマチックな空間演出を楽しんでみては。

※2023年10月掲載時点の情報です

【プリュム ベース】

「プリュム ベース」(GM、アマゾングリーン)¥452,100/ラリック

COURTESY OF LALIQUE

 自然界にいる動物たちからインスピレーションを得た「アンプラント アニマル」コレクションの「プリュム ベース」。まるで鳥の羽のように柔らかく優美なフォルムを、クリスタルで見事に表現。驚くほど滑らかで柔らかな触感に、ラリックの卓越したクラフトマンシップが感じられる。バリエーションは高さ約26cmのGMと約15cmのPMの2種。カラーはクリアのほか、トロピカルな密林を思わせるアマゾングリーンもラインナップ。みずみずしく輝くグリーンは、初夏の気分を高めてくれそう。

※2024年6月掲載時点の情報です

ラリック
TEL. 0120-505-220
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イッタラ

〈イッタラ〉は、1881年にフィンランドの南部・イッタラ村でガラスメーカーとして創業されたブランド。革新的なデザインとカラーガラスのパイオニア的存在でもあり、今もオリジナリティにあふれるガラスアイテムを提案。20世紀を代表する建築家、アルヴァ・アアルトのフラワーベースや、フィンランドのガラスデザイナー、オイバ・トイッカの鳥のオブジェ「バード バイ トイッカ」など、〈イッタラ〉が手がけた北欧モダンの名作も人気。

【ウルティマ ツーレ ベース】

画像: 「ウルティマ ツーレ ベース 」(180x192mm、クリア)¥41,800/イッタラ COURTESY OF IITTALA

「ウルティマ ツーレ ベース 」(180x192mm、クリア)¥41,800/イッタラ

COURTESY OF IITTALA

「カンタレリ ベース」を手がけたタピオ・ヴィルカラの代表作「ウルティマ ツーレ」も注目してみてほしい。フィンランド最北地・ラップランドの氷が溶ける様子をイメージして制作され、波打つような表面と、3つの氷の頂が支えているように見える底面のデザインが特徴。その情緒あふれる佇まいとピュアな煌めきで、1968年の発表以来、世界中で愛されるイッタラのマスターピースだ。
「ウルティマ ツーレ」は2023年で生誕55周年。これを記念し登場したこちらのベースは、クリアとリネンの2色、2サイズを用意。大きめのベースはブーケや枝物に、小さめのベースはハーブや小さな花を生けるのに最適なサイズ感となっている。何千時間もかけて、自然の氷が持つ美しさを見事に表現したヴィルカラの比類なき才能を、このベースを通して改めて味わいたい。

※2023年10月掲載時点の情報です

【ルーツ ベース】

「ルーツ ベース 205×180mm モスグリーン」¥33,000/イッタラ

COURTESY OF IITTALA

 世界的に活躍するフランス人のデザインデュオ、ロナン&エルワン・ブルレックがデザインしたイッタラの「ルーツ ベース」。そのフォルムにちなんで、フィンランド語でひし形を意味する“ルーツ”と名づけられており、イッタラ村のガラス工場で、7人の職人たちの手でひとつひとつ、つくられている。熟練の職人が手吹きで鋳型成形した後、手で磨いで仕上げるという高度な技術によって生まれたひし形は、どこから眺めても美しい。
 こちらの「ルーツ ベース 205×180mm モスグリーン」は、小さなブーケをそのまま生けるのにもちょうどいいサイズ感が魅力。ほかにもサイズやカラーが数種あるため、単品使いはもちろん、異なるサイズやカラーを組みわせるのもおすすめ。

※2024年10月掲載時点の情報です

イッタラ
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ホルムガード

 デンマークで1825年に創業された〈ホルムガード〉。創業当初は緑色のボトルを製造する小さなガラス工房だったが、1900年代に高度な技術を持つ、吹きガラス職人による透明なワイングラスなどを製造し、デンマーク王室御用達にも選ばれているブランド。現在は、手吹きと機械吹きの両方を用いた最先端の製造方法と、多彩なアーティストとのコラボレーションで、〈ホルムガード〉ならではの、美しく、繊細なフォルムのガラス製品を作り続けている。

【2LIP】

画像: 「2LIP(H34cm)」¥55,000/ホルムガード(ノマド) COURTESY OF NOMAD

「2LIP(H34cm)」¥55,000/ホルムガード(ノマド)

COURTESY OF NOMAD

 1825年に創業したデンマークの伝統あるガラスブランド、ホルムガードの「2LIP」は、光によって表情を変える、ブルーの吹きガラスが印象的。デザインを手掛けたのは、2006年よりホルムガードと協同で作品を発表しているマリア・カリース。
 優美な曲線のフォルムは、愛らしいチューリップからインスピレーションを得てデザインされたもの。花を生けているときはもちろんのこと、そのまま飾るだけでも、空間にガラスの煌めきを添えるオブジェとして存在感を放つ。フロアベースになる高さ45cmと、卓上に飾るのにもちょうどいい高さ34cmの2サイズ展開。

※2024年10月掲載時点の情報です

ノマド
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カッシーナ

 イタリアを代表するラグジュアリー家具ブランドである〈カッシーナ〉は、1927年にチェーザレ・カッシーナとウンベルト・カッシーナがミラノ近郊のメダで創業。ル・コルビュジエら著名建築家・デザイナーとの協働で革新的なデザインの家具を手がけ、20世紀のイタリアンモダンデザインを牽引してきた。近年は家具に加えて、ホームアクセサリーにも注力。照明や花瓶など〈カッシーナ〉の世界観を幅広いアイテムで楽しむことができる。

【SESTIERE】

「SESTIERE」<φ23×H37cm>¥253,000、<φ27×H26cm>¥220,000/カッシーナ(2023年5月25日(木)発売)

COURTESY OF CASSINA

 カッシーナのアートディレクター、パトリシア・ウルキオラがデザインした「SESTIERE(セスティエーレ)」。ヴェネチアのムラーノ島に古くから伝わるガラス工芸の伝統を再解釈し、グラフィカルなベースへと昇華させた。
 鮮やかな色彩のガラスを包むように配されているのは、“紐”のような繊細なガラス細工。高さ37cmのスリムなタイプとコロンと丸みを帯びた、高さ26cmの2種がラインナップし、そのアイコニックなデザインで、オブジェとしても空間を彩る。

※2023年4月掲載時点の情報です

【POST SCRIPTUM】

画像: 「POST SCRIPTUM」ベース ¥66,000~¥187,000/カッシーナ(2023年5月25日(木)発売) COURTESY OF CASSINA

「POST SCRIPTUM」ベース ¥66,000~¥187,000/カッシーナ(2023年5月25日(木)発売)

COURTESY OF CASSINA

 器好きが愛してやまない「ジノリ1735」の膨大なアーカイブより、最もスタンダードな形を厳選し、現代的な解釈を加えたのがこちらの「POST SCRIPTUM」。カッシーナがジノリ1735と共同開発したフォルマファンタズマとの最初のコレクションで、異なる形の6種のベースがラインナップする。 
 それぞれのベースを彩るのは、格子柄や市松模様、シンプルな筆跡など、鉛筆書きのようなユニークな絵付け。すべて手書きによる絵付けのため、同じアイテムでも微妙に表情が異なり、すべてが一点ものとも言える。ベースのほか、ボックスやキャンドルホルダーもあわせて楽しみたい。

※2023年4月掲載時点の情報です

カッシーナ・イクスシー青山本店 
TEl. 03-5474-9001
公式サイトはこちら

フリッツ・ハンセン

 アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」をはじめ、北欧モダンの名作も数多く手掛けてきた〈フリッツ・ハンセン〉は、木工職人のフリッツ・ハンセンが1872年に創業したデンマークの家具ブランド。北欧の上質なライフスタイルを表現した〈フリッツ・ハンセン〉のコレクションは、時代に左右されないタイムレスなデザインが特徴。椅子やテーブルのみならず、照明やアウトドア家具、収納、インテリアアクセサリーなど豊富なコレクションが揃う。

【イケバナ ベース ロング】

画像: 「イケバナ ベース ロング」¥30,250/フリッツ・ハンセン COURTESY OF FRITZ HANSEN

「イケバナ ベース ロング」¥30,250/フリッツ・ハンセン
COURTESY OF FRITZ HANSEN

 フリッツ・ハンセンの「イケバナ ベース」は、その名の通り、日本の生け花にインスピレーションを受けデザインされたフラワーベース。ゴールドに輝く真鍮部分には、大小異なる大きさの穴が空けられており、そこに1本ずつ花を挿していくことで、様々なアレンジを楽しめる。 
 ただ穴に花を挿すだけ、という手軽さは、アレンジが苦手な人でも取り入れやすいのが魅力。まるで生け花のように花を挿していく所作も楽しみがら、思いのままに花を飾って。

※2023年4月掲載時点の情報です

【イケル ベース ロー】

「イケル ベース ロー」¥19,250/フリッツ・ハンセン

COURTESY OF FRITZ HANSEN

「イケバナ ベース」と同じく、生け花に着想を得た「イケル ベース」。花を挿すのは、ガラストレイから伸びるフルート状の金属製の管。この管が一輪ずつをしっかりと支えてくれるため、立たせるのが難しい細い茎の花も生けやすい。自然界に咲く、凛とした花たちの姿を愛でてみては。

※2023年4月掲載時点の情報です

フリッツ・ハンセン トウキョウ
TEL. 03-3400-3107
公式サイトはこちら

ヴィトラ

 チャールズ&レイ・イームズ、イサム・ノグチなどの名作も数多く手がけてきた〈ヴィトラ〉は1950年創業のスイスの家具メーカー。現在も世界的なデザイナーと協働し、住宅、オフィス、公共施設とあらゆる空間を演出する幅広いコレクションを展開。優れた機能性を持ちながら、インテリアに遊び心を添えるポップな色使いやアイコニックなデザインも〈ヴィトラ〉の魅力。

【ヴァース デクパージュ】

画像: (左から)「ヴァース デクパージュ ディスク」¥47,300、「ヴァース デクパージュ バー」¥47,300/ヴィトラ COURTESY OF VITRA

(左から)「ヴァース デクパージュ ディスク」¥47,300、「ヴァース デクパージュ バー」¥47,300/ヴィトラ

COURTESY OF VITRA

画像: 「ヴァース デクパージュ ブークレ」¥47,300/ヴィトラ COURTESY OF VITRA

「ヴァース デクパージュ ブークレ」¥47,300/ヴィトラ

COURTESY OF VITRA

 鋳型成形された円筒形の本体と、粘土の抽象的な棒や円盤型のパーツで構成され、好みや気分にあわせて組み合わせたり取り外したりすることができる、ヴィトラの「ヴァース デクパージュ」コレクション。パリを拠点に活躍するデザイナー、ロナン&エルワン・ブルレックによるデザインで、抽象的なモチーフとハンドメイドのようなデザインが特徴的。
 いびつな円盤型のパーツが付いた「ディスク」や、ストローのような棒のパーツが付いた「バー」、ループを描くチューブ型のパーツが付いた「ブークレ」と多彩なバリエーションから選べるのも魅力。飾る花やグリーンに合わせて、パーツの角度を変えたり、取り外したり、オリジナリティあふれるアレンジになること間違いなし。

※2024年2月掲載時点の情報です

ヴィトラ
TEL. 0120-924-725 
公式サイトはこちら

アルテック

 2025年に創業90周年を迎える〈アルテック〉。1935年、「art(芸術)」と「technology(技術)」の融合をコンセプトに、20世紀を代表する建築家、アルヴァ・アアルトらがヘルシンキで創業。「ラメラ曲げ木」など、〈アルテック〉独自の技術を活かした、シンプルで美しい木製家具をはじめ、照明やホームアクセサリーなど、現在も世界的なデザイナーを起用した幅広いアイテムを展開する。

【シークレッツ オブ フィンランド】

画像: 「シークレッツ オブ フィンランド ベース 夏至の魔法」¥13,200/アルテック COURTESY OF ARTEK

「シークレッツ オブ フィンランド ベース 夏至の魔法」¥13,200/アルテック

COURTESY OF ARTEK

画像: 「シークレッツ オブ フィンランド ベース イースタードッグ」¥8,800/アルテック COURTESY OF ARTEK

「シークレッツ オブ フィンランド ベース イースタードッグ」¥8,800/アルテック

COURTESY OF ARTEK

 2019年のフィンランドと日本の外交関係100周年を祝う「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」のひとつとして、フィンランド人と韓国人によるデザインデュオ、 COMPANY(カンパニー)によりデザインされた、アルテックの「シークレッツ オブ フィンランド」コレクション。フィンランドの季節を祝う行事から着想を得た同コレクションには、オブジェとしての面白さと機能性を兼ね備えた6つの陶器がラインナップする。
 花器として楽しめるのは、目を閉じて静かに微笑む少女の顔が描かれた「夏至の魔法」。フィンランドの夏至祭の夜、少女が7つの野の花を集めて枕の下に置いて眠ると、将来の夫を夢にみるという民話をもとに制作されており、プレートの底には野花を生けるための穴あきプレートが仕込まれている。ほかにもイースターから着想を得た「イースタードックベース」もあり、一輪挿しや小さなキッチンブーケを生けるのにもおすすめ。

※2024年2月掲載時点の情報です

【ティーリ ベース】

画像: 「ティーリ ベース」¥14,410/アルテック COURTESY OF ARTEK

「ティーリ ベース」¥14,410/アルテック

COURTESY OF ARTEK

 スペインの陶芸家、デザイナーのシャビエル・マニョサがデザインしたセラミック製品が揃う、アルテックの「ティーリ」シリーズ。“ティーリ”とは、フィンランド語で「煉瓦(レンガ)」の意。柔らかい粘土素材にハニカム構造を取り入れることで、まさに煉瓦のように強度と耐久性を持ちあわせているのが特徴。しっとりした陶器の質感は温かな雰囲気を演出してくれる。
「ティーリ ベース」は、曲線面と直線面を組み合わせた、端正なフォルムが魅力。生ける花やその日の気分にあわせて向きや角度を変えることで、さまざまな表情を楽しめる。カラーは、ブルー、ベージュ、ホワイトの3色。

※2024年10月掲載時点の情報です

アルテック
TEL. 0120-610-599
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ジョージ ジェンセン

 銀細工師のジョージ・ジェンセンが1904年にコペンハーゲンで創業した、デンマークを代表する老舗ブランド〈ジョージ ジェンセン〉。「実用性と美の融合」をテーマに、ホロウェア、ウォッチ、ジュエリー、ホームプロダクトと幅広いプロダクトを手がける。〈ジョージ ジェンセン〉のテーブルウェアや花瓶など、優美なフォルムの銀製品は特別な贈り物やお祝い品としても人気。

【スカイ(SKY)フロアヴェース】

「スカイ(SKY)フロアヴェース」¥46,420/ジョージ ジェンセン

COURTESY OF GEORG JENSEN

 アシンメトリーなフォルムと有機的な曲線が印象的なジョージ ジェンセンの「スカイ(SKY) フロアヴェース」。コペンハーゲンを拠点に活躍するデザイナー、オーレリアン・バーブリーがデザインした、「スカイ(SKY)コレクション」のひとつで、ミラー仕上げのステンレススティールの美しい輝きに目を奪われる。
 高さは約46mはあり、玄関や廊下、リビングコーナーと、どんな場所に置いても存在感抜群で、大ぶりの枝ものを生けるのにもぴったり。春には桜、秋にはススキ、冬はヤドリギ......と、季節感を演出する植物をスタイリッシュに生けて楽しみたい。

※2024年10月掲載時点の情報です

ジョージ ジェンセン
TEL. 0120-637-146
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ヘンリーディーン

〈ヘンリーディーン〉は、1972年にガラスアーティストのヘンリー・ディーンが創設したベルギーのフラワーベースブランド。手吹きガラスによるやわらかなフォルムや繊細な表情、飾る花と調和する色使いが唯一無二の魅力を放つ。すべてが一点ものであることも〈ヘンリーディーン〉の魅力。世界中のフローリストやフラワーデザイナーからも絶大な支持を得ている。

【Rain レッド&ホワイト】

「Rain レッド&ホワイト」¥71,500/ヘンリーディーン

COURTESY OF HENRY DEAN

 世界中のフローリストから愛されるベルギー発のフラワーベースブランド「Henry Dean(ヘンリーディーン)」。古典的な吹きガラス製法によるハンドメイドのフラワーベースは、それぞれが異なる表情を持ち、すべてが一点もの。 
 少しいびつな楕円形のフォルムの「Rain」シリーズは、ころんとしたフォルムが温もりを感じるヘンリーディーンらしい作品。鮮やかなカラーリングとハンドメイドの優しさを感じるオブジェは、花を生けることでさらなる美しさを放つ。

※2023年4月掲載時点の情報です

【Pipe S マスタード】

画像: 「Pipe S マスタード」¥6,050/ヘンリーディーン COURTESY OF HENRY DEAN

「Pipe S マスタード」¥6,050/ヘンリーディーン

COURTESY OF HENRY DEAN

 「Pipe」シリーズは、黄色やグリーンなど鮮やかに色付けされたものや、クリアなガラスの質感を生かしたものなど豊富なカラーがラインナップするヘンリーディーンでも人気のフラワーベース。すっと伸びる筒状のフォルムと絶妙な大きさの口により、アレンジが苦手な人でも花を生けやすいのが特徴だ。一輪挿しでも決まるSサイズ、枝物好きにおすすめのXLなど、サイズも3種揃う。

※2023年4月掲載時点の情報です

Henry Dean(ヘンリーディーン)
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ラーウィー

 注目の新鋭ブランド〈ラーウィー〉は、経済学者のボー・ラーハウグ・ラスムッセンとデザイナーのニコライ・ウィグハンセンという異色のタッグで、2017年にデンマークで設立された。日本には2024年に本格上陸。独創性あふれるデザインとポップな色使いが魅力の〈ラーウィー〉のプロダクトは、お部屋を楽しげに彩ってくれるものばかり。

【クラウド】

画像: 「クラウド ベース (ラージ)」¥20,900/ラーウィー(ノマド) COURTESY OF NOMAD

「クラウド ベース (ラージ)」¥20,900/ラーウィー(ノマド)

COURTESY OF NOMAD

 モコモコとしたフォルムがアイコニックなraawii(ラーウィー)の「クラウド」。デザインを手掛けたのは、raawii(ラーウィー)設立者の一人であり、 世界的な画家・彫刻家のスヴェン・ウィグハンセンを父に持つ、デザイナーのニコライ・ウィグハンセン。
「クラウド」は父スヴェンのブロンズ作品からインスピレーションを得てデザインしたもので、絶えず変化し続ける雲の性質を、陶器で再現しようと試みた作品。窓から差し込む陽の光や影、飾る角度や見る方向によって、まさに雲のように、その時々の表情を楽しむことができる。サイズは高さ22cmのラージサイズと、高さ17.5cmのスモールサイズの2種。カラーはそれぞれライトグレー、イエロー、グリーンの3色。

※2024年10月掲載時点の情報です

ノマド
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オドー・コペンハーゲン

〈オドー・コペンハーゲン〉は、ショールーム型のホテルを展開するコペンハーゲンの〈The Audo〉のコンセプトをヒントに、デザインブランド〈MENU〉と〈by Lassen〉が統合し、2023年に誕生した、デンマークのインテリアブランド。“ソフト・ミニマリズム”という〈オドー・コペンハーゲン〉独自のスタイルで、デンマークの伝統とコンテンポラリーデザインを融合させた、エレガントな家具、照明、花瓶など幅広いコレクションを展開している。

【イシャス ベース】

画像: 「イシャス ベース M」¥66,000/オドー・コペンハーゲン COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

「イシャス ベース M」¥66,000/オドー・コペンハーゲン

COURTESY OF AUDO COPENHAGEN

 2024年、日本に上陸した北欧の新生ブランド、オドー・コペンハーゲンの「イシャス ベース」。コペンハーゲンを拠点に活躍するデザイナー、テレサ・ランドが試験管からインスピレーションを得てデザインした作品で、フランス語で竹馬や細く長い脚を意味する「Echasse (イシャス)」という名の通り、ほっそりとした真鍮の脚が、しずく型のガラスベースを支える、エレガントな佇まいが魅力。
 緩やかなカーブを描く吹きガラスも美しく、花を生けたときはもちろん、そのまま飾ってもオブジェのように空間にアクセントを添えてくれる。サイズは高さ28cmのS、高さ45cmのM、高さ60cmのLの3種。MとLはアンバー、スモークの2色、Sはアンバー、スモーク、クリアの3色展開。

※2024年10月掲載時点の情報です

オドー・コペンハーゲン
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バルセロナデザイン

 1972年にスペイン・バルセロナで創設された〈b.d barcelona design(バルセロナデザイン)〉は、従来の常識を覆すような、斬新なデザインで魅了する家具ブランド。エットーレ・ソットサス、アントニ・ガウディ、サルバドール・ダリなどの名だたる巨匠らがデザインした家具も製作。ユニークで独創性に長けた〈バルセロナデザイン〉のアイテムは、個性派インテリアを目指す人にもおすすめ。

【ショータイムベース】

画像: (左から)「ショータイムベース 4」¥173,800、「ショータイムベース 1」¥113,190/バルセロナデザイン COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

(左から)「ショータイムベース 4」¥173,800、「ショータイムベース 1」¥113,190/バルセロナデザイン

COURTESY OF TOYO KITCHEN STYLE

 スペイン・マドリッド出身のアーティスト兼デザイナー、ハイメ・アジョンがデザインした「ショータイムベース」は、宇宙人やロボットをイメージさせるファンタジックなフラワーベース。分割式のヘッド部とボディ部に空いた丸い穴に花を挿せるだけでなく、ヘッド部を取り外して、大きなブーケをさわっと生けることもでき、さまざまな楽しみ方ができる。
  ステムの長い花やリーフなどを挿すのにおすすめなのは、約50cmと背が高く、スリムな「ショータイムベース4」。高さ約30cmの「ショータイムベース1」は、ピノキオのような“鼻”がヘッド部にデザインされた愛らしさが魅力。数種揃えて、玄関やテラスなど、屋外スペースに並べるのも楽しい。

※2024年2月掲載時点の情報です

トーヨーキッチンスタイル
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メトロクス

〈メトロクス〉は、1993年創業のメトロポリタンギャラリーが運営するインテリアブランド。デザイン史に残る名作家具の販売のほか、日本やヨーロッパの歴史あるプロダクトの復刻生産を手がける。時代に流れない、一生もののマスターピースを提案する〈メトロクス〉ならではの審美眼を活かし、オリジナル製品の企画開発にも力を入れている。

【セラミックポップ】

画像: 「Ceramiche Pop Hsing フラワーベース」¥132,000/メトロクス COURTESY OF METROCS

「Ceramiche Pop Hsing フラワーベース」¥132,000/メトロクス

COURTESY OF METROCS

画像: 「Ceramiche Pop Yang フラワーベース」¥132,000/メトロクス COURTESY OF METROCS

「Ceramiche Pop Yang フラワーベース」¥132,000/メトロクス

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 イタリアデザイン史に残る真っ赤なタイプライター「オリベッティ バレンタイン」をデザインしたことでも知られる、20世紀を代表するイタリアの建築家・デザイナーのエットーレ・ソットサス。1970年代に発表した「セラミックポップ」コレクションも、大胆な色使いとユニークなフォルムの家具や照明を手掛けてきたソットサスらしさが感じられる作品となっている。
 そんな「セラミックポップ」コレクションは、2017年に陶芸作家アレッシオ・サリによって製品化されており、名作デザインの復刻品を多数取り扱うインテリア・ブランドメトロクスより購入できる。ラインナップは真っ赤な星形が目を惹く「Hsing」と、長方形と丸を組み合わせた「Yang」の2種。好きな花やグリーンを生けて、自分らしいポップアートを完成させて楽しみたい。

※2024年2月掲載時点の情報です

メトロクス
TEL. 03-5777-5866
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