着心地がよく、機能的。洗練されているけれど、さりげない。そんなブルネロ・クチネリの服はシリコンバレーの起業家をはじめ、セレブリティからも愛されている。自身の仕事を通じて世の中を照らす努力を惜しまないブルネロ・クチネリ。彼の愛するもの、ことからその人となりの片鱗を知る

BY LINDSAY TALBOT, TRANSLATED BY MAKIKO HARAGA

画像2: COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

「毛糸になる前のカシミヤ。オフィスにはこうしたサンプルが100種くらいある。独特な色合いを出すためには、たとえばエクリュベージュと赤など、異なる色をブレンドする。カシミヤはすべて、モンゴル国と内モンゴル自治区から取り寄せている。現地でヤギの毛刈りを手伝ったことも」

画像3: COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

「美術学校を出ていないし、自分では絵も描けないが、布地を使ってあれこれ試し、フィッティングを重ねれば、私は自分が求めるものを正確に伝えることができる。ジャケットは胸の合わせがきれいに決まるべきだし、裾の長さはいちばん重要。このスケッチは、2019年秋冬のメンズ・コレクション用に考えたもの。ボルドーのベルベットのスーツ(パンツはシングルプリーツ)に、スエードのデザートブーツを合わせた」

画像4: COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

COURTESY OF BRUNELLO CUCINELLI

「ブルネロ クチネリの広告(1992年)。このときから本格的に、家の中でも外でも気楽に着られるウェアに力を入れるようになった。写真は、私が友人をディナーに招くと、全員がゆったりとしたパンツや上質なスウェットを着て現れたという設定で撮影した。左端が私。なかなかいい感じで写っていると思う。まあ、当時はまだ私も40代だったから」

画像: © EVERYMAN HISTORY, 1945

© EVERYMAN HISTORY, 1945

「トマス・モアの『ユートピア』(1516年)。架空の国家の社会と政治の成り立ちを描いた同書は、私の人生の指針となった本のひとつ。モアは偉大な天才のひとりであり、偉大な師でもある。私は毎年、自分の心に強く響いた本を社員にプレゼントしている。過去の例は、『ドン・キホーテ』(1605年)や『論語』(紀元前5世紀)など」

 

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