昨年、創業150周年を迎え、今もなお美容界を牽引し続ける資生堂。化粧品におけるサステナビリティを目指した様々な取り組みに力を入れる中、新たに使用済みのプラスチック製容器を再生するプロジェクト「BeauRing」を始動する

BY EMI ARITA

 今回新たに資生堂が始動するのは、使用済みのプラスチック製容器を収集し、再生資源としてリサイクル処理を行い、新たなプラスチック製容器へ再生する循環型プロジェクト「BeauRing(ビューリング)」。

「BeauRing」は、BeautyとRingを掛け合わせた造語。使い終わったプラスチック製容器を不要なものとして廃棄するのではなく、新たなモノへと生まれ変わる資源として循環させるために、一人一人の美しい行動を輪として繋いでいくといった意味が込められている。

画像1: 使用済みの容器を新たな資源に。
プラスチック製容器の循環を目指す
資生堂の「BeauRing」とは

 このプロジェクトの実現に向けた試験的な取り組みとして、まずは4月から横浜市で、資生堂の全ブランド容器のうち使用済みのプラスチック製化粧品容器を対象とした収集を一部の店頭でスタートする。

 収集拠点は横浜市内のデパートや化粧品専門店、横浜みなとみらい21地区にある資生堂グローバルイノベーションセンターの計10拠点。各拠点には収集用のBeauRing BOXが設置され、使用済みのプラスチック製化粧品容器を投函することができる。

 投函する容器は、中を洗う必要はなく、キャップやスポンジ、チップなどもつけたままでOK。素材ごとの分解や分別、洗浄が必要なリサイクル収集に比べて気軽に協力しやすいのも特徴だ。

画像2: 使用済みの容器を新たな資源に。
プラスチック製容器の循環を目指す
資生堂の「BeauRing」とは
画像: PHOTOGRAPHS: COURTESY OF SHISEIDO

PHOTOGRAPHS: COURTESY OF SHISEIDO

 資生堂は他社にも本プロジェクトへの参画も呼びかけており、現段階では、ポーラ・オルビスホールディングスよりPOLAブランドの参画が決定している。4月の実証実験から両社が連携して本プロジェクトを継続していく予定だ。

 今回のプロジェクトを通し、資源循環の輪が広まり、消費者がより前向きに化粧品を使い、そしてサステナブルな社会に貢献できる仕組みを構築することを目指している資生堂。私たち消費者もできることから協力し、今後の進展にも期待したい。

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