2018年春夏
ロンドン・メンズ・コレクション
総まとめ

What You Need to Know From London Fashion Week Men
6月12日まで4日間にわたって開催されたLondon Fashion Week Men’s。実力ある新進ブランドの台頭をチェック!

BY ELIZABETH PATON, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI

画像1: チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ

チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ

チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイが
あっと驚く初の単独ショーを開催

 スコットランド出身で、デザイナー兼イラストレーターのチャールズ・ジェフリーは、2015年にセントラル・セントマーティンズを卒業。過激な表現が持ち味の彼は、在学中にロンドン・ダルストン近郊にあるゲイバー「ヴォーグ・ファブリクス」で、「ラヴァーボーイ」と銘打たれた月イチのナイトイベントを主催していた。

 そのパーティのおかげでチャールズは有名になった。少なくともイースト・ロンドンのナイトシーンでは噂の人物となったが、それだけではない。チャールズは、パーティの名を冠したファッションブランドを立ち上げたのだ。アバンギャルドでジェンダーの境界に挑んだメンズウェアブランド「チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ」は、過去3シーズン、ファッション イースト マンの傘下でショーを開催。満を持して今回、ソロでのデビューランウェイショーを開催するに至った。

 ファーストランウェイに現れたのは、ダンサーやピンクのボードに描かれたドラゴン。そして次から次へと登場するゲイ的ファッション。奇抜でハッピー、カラフルで多種多彩なエネルギーに満ちていた。ショーノートに書かれていたのは、「放蕩者たちの幸せな結束」という言葉だ。

画像2: チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ

チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ

画像: チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ PHOTOGRAPHS BY TOM JAMIESON FOR THE NEW YORK TIMES

チャールズ ジェフリー ラヴァーボーイ
PHOTOGRAPHS BY TOM JAMIESON FOR THE NEW YORK TIMES

 2017年LVMHヤング・デザイナーズ・プライズにノミネートされたチャールズ・ジェフリー。彼は自らのブランドを、アートスクール時代の仲間たち、お針子やダンサー、振付師たちみんなで作り上げるものだと考えている。そのアイテムは、彼のヴィジョンが指し示すものを声高に語っている。最新コレクションを見てみよう。ミスマッチ感のあるぺプラムウエストのテイラードジャケット、男性用のベビードールドレス、チューダー朝風のベールやシルクハットにサングラスといったアクセサリー使い、デニム素材のパンツスーツ、ボンテージパンツ。さらに、「子どもたちが酒とドラッグ漬けの危機に」などといった、ヒステリックな笑いに満ちた新聞の見出し風スローガンが書かれたTシャツも登場した。

 しかし、大げさで劇的な表現の背後には、真剣な思いがある。自己表現、快楽主義、自由を求める気持ちも、そこには含まれている。チャールズは言う、「脅威に向かい合うには踊らなきゃ。目を開けているだけではだめだ、しっかり生きないと」。

 

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