2018年春夏
ロンドン・メンズ・コレクション
総まとめ

What You Need to Know From London Fashion Week Men
6月12日まで4日間にわたって開催されたLondon Fashion Week Men’s。実力ある新進ブランドの台頭をチェック!

BY ELIZABETH PATON, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI

画像1: イートウツ

イートウツ

引き続き「スポーツウェア」がトレンド筆頭に

「スポーツウェア」は、今シーズンもロンドン・メンズ・コレクションの主要テーマだった。ベルスタッフの展示会には、ハイテク素材でできた、日に褪せたような色合いのブルゾンが。クリエイティブ・ディレクターのデルフィーヌ・ニヌーによると、有名なパリ・ダカールラリーがイメージソースだそう。異なる文化、変化する気候や地形を疾走するのにぴったりだ。コットワイラーでは、ジップアップジャケットやタイトなバミューダパンツ、トラックスーツが登場。カリフォルニアの砂漠で、エコ発電で自給生活を送っているコミュニティが発想源だ。そしてフセイン チャラヤンの「モーメンタム」と銘打たれたコレクションには、人間の絶えまない動きに合わせてデザインされた、滑らかな質感のフューチャリスティックなウェアが並んだ。

 現代のメンズウェアデザインにおいて、機能性はシルエットと同様に重要な要素のようだ。今年150周年を迎える、洗練されたテーラリング技術を誇るイートウツのクリエイティブ・ディレクター、パトリック・グラントは、定番アイテムにこのブランドらしいひねりを加えてアップデートした。二重ポケットのついたナイロンボンバージャケットや、ショートパンツのセットアップがその例だ。

画像2: イートウツ

イートウツ

画像: イートウツ PHOTOGRAPHS BY TOM JAMIESON FOR THE NEW YORK TIMES

イートウツ
PHOTOGRAPHS BY TOM JAMIESON FOR THE NEW YORK TIMES

 マルティーヌ ローズがショー会場に選んだのは、トッテナにあるクライミングジム。ファッション界で彼女の評判が高い理由は、デムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガのメンズウェアチームでコンサルタントを務めているからというだけではない。そのことがよくわかるショーだった。男女のモデルたちはフリース、カーゴショートパンツ、カラーブロッキングフーディに、サングラスやワイドデニムパンツを合わせていた。おしゃれとは言い難いアウトドア感たっぷりの服が、彼女の手によってハイファッションに昇華された。

 彼女のインスピレーション源はいつも明白で、ある特定のサブカルチャーだ。今回の着想源はオレゴン州ポートランドやオーストラリア・シドニー、もしくはトロントといった都市のバイクメッセンジャーやアウトドアスポーツ愛好家。そうして、専門的なスポーツウェアの要素がミックスされたモードな服が生まれた。見慣れた服にフレッシュなひねりを加えたマルティーヌ ローズ。観客からの評判も上々だった。

 

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