9月から10月にかけて各都市で開催されたウィメンズファッションウィーク。デジタル、リアル、またはその融合と、今年ならではの多様なプレゼンテーションが見られた。独自のスケジュールでコレクションを披露したメゾンもある。先の見通しが立たない時代にファッションはどうあるべきか。同時代性を反映した各メゾンのクリエイションをコレクション動画とともにチェックしよう

BY TJAPAN

MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)

画像: Maison Margiela Co-Ed Collection Spring-Summer 2021 | S.W.A.L.K. II | JP www.youtube.com

Maison Margiela Co-Ed Collection Spring-Summer 2021 | S.W.A.L.K. II | JP

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 メゾン マルジェラは、英国の巨匠クリエイター、ニック・ナイトが監督を務めたフィルム「S.W.A.L.K.」を通じてコレクションを発表。テーマは「タンゴ」。相手の動作を読みながら自身もステップを踏み、時にペアの身体に密着する―― ソーシャル・ディスタンスが求められる時代に、とりわけ意味深い題材だ。

 ポマードや汗で濡れたようなプリントを施したテーラードスーツや、ウェット感を演出するためにチュールやモスリンを重ねたヴォワラージュ・ドレス、情熱的な赤で彩られたシューズ。またメゾンが「レチクラ」と呼ぶ、ビンテージをアップサイクルしたスーツやワンピース、ハンドバッグ。40分ほどのムービーでは、スタッフがタンゴを学ぶシーンも収められ、こうしたコレクションを身にまといモデルたちが一心不乱に踊る。

 クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが自ら出演し、テーマの背景にある物語から、制作のプロセスやテクニックまでを雄弁に語っているのも映像によるプレゼンテーションならでは。数字が並んだタグと4本のステッチ以外、あまり多くを明らかにしてこなかったブランドの革新性を改めて知ることができる。

画像: COURTESY OF MAISON MARGIELA

COURTESY OF MAISON MARGIELA

<メゾン マルジェラ>
1988年、デザイナーのマルタン・マルジェラが自身の名前を冠にしたブランド「メゾン マルタン マルジェラ」を設立。89年春夏シーズンで、パリコレクションにデビュー。オーセンティシティー(信頼性)、アノニミティー(匿名性)、リコンセプション(再構想)を通して、従来の常識を覆すクリエイションを発信している。2014年、ジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就任。2015年、「メゾン マルジェラ」に改名した。

問い合わせ先
メゾン マルジェラ トウキョウ
TEL. 03(5725)2414
公式サイト

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