9月から10月にかけて各都市で開催されたウィメンズファッションウィーク。デジタル、リアル、またはその融合と、今年ならではの多様なプレゼンテーションが見られた。独自のスケジュールでコレクションを披露したメゾンもある。先の見通しが立たない時代にファッションはどうあるべきか。同時代性を反映した各メゾンのクリエイションをコレクション動画とともにチェックしよう

BY TJAPAN

CHANEL(シャネル)

画像: CHANEL SPRING-SUMMER 2021 © CHANEL vimeo.com

CHANEL SPRING-SUMMER 2021
© CHANEL

vimeo.com

 2021年春夏コレクションで、フィジカルなショーをふたたび復活させたシャネル。アーティスティック・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアールがテーマに据えたのは、シャネルと長年、蜜月関係にあった銀幕の女優へのオマージュだ。ランウェイの中央にたつのは、ハリウッドサインを連想させる“CHANEL”の巨大看板。パリシックとハリウッドの融合である。モデルたちが着用したアイテムには、ココ・シャネルが映画作品のためにデザインした衣装を連想させるものも多い。映画『去年マリエンバートで』でデルフィーヌ・セイリグが着たシフォンドレスやリトル ブラック ドレス、『ボッカチオ‘70』でロミー・シュナイダーが着こなしたツイードのスーツなど。また女優のオフシーンを思わせるバスローブ風のカーディガンなども登場した。

 だが、往年の女優ルックの再現ではない。ネオンを効かせたポップなトップスやワンピース、代名詞であるツイードを使用したリラックス感のあるライダース、ネックレスやベルトなどアクセサリーと同化したポーチなど、現代のスタイルにフィットしたアイテムもふんだんに見られる。シャネルにとって大切な数字である「5」をプリントしたTシャツも新鮮だ。かつて女優マリリン・モンローが、ベッドルームときに何を着るのかと問われたときに答えた、有名なフレーズも想起させる。――「シャネルのN°5よ」。

画像: © CHANEL

© CHANEL

<シャネル>
創業者はガブリエル・シャネル。1910年、パリに帽子アトリエ「シャネル モード」を開店。1918年にパリのカンボン通り31番地にクチュールハウスをオープン。リトル ブラック ドレス、ジャージー素材のアイテムなどのモード史に残る名作を生み出し、また香水やジュエリーなども手がけた。1983年、カール・ラガーフェルドがアーティスティック・ディレクターに。2019年からは、ヴィルジニー・ヴィアールがアーティスティック・ディレクターを務めている。

問い合わせ先
シャネル カスタマーケア
フリーダイヤル:0120-525-519
公式サイト

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