9月から10月にかけて各都市で開催されたウィメンズファッションウィーク。デジタル、リアル、またはその融合と、今年ならではの多様なプレゼンテーションが見られた。独自のスケジュールでコレクションを披露したメゾンもある。先の見通しが立たない時代にファッションはどうあるべきか。同時代性を反映した各メゾンのクリエイションをコレクション動画とともにチェックしよう

BY TJAPAN

GUCCI(グッチ)

画像: GUCCI EPILOGUE COLLECTION © GUCCI vimeo.com

GUCCI EPILOGUE COLLECTION
© GUCCI

vimeo.com

「春夏」「秋冬」「プレフォール」や「リゾート」など、慣例化された最大年5回のコレクションを再考し、年に2回だけ“グッチの物語の新たな章を発表する”とアナウンスしていたグッチ。9月末に開かれる予定だったミラノファッションウィークには参加せず、7月17日、メンズとウィメンズを統合した「エピローグ」コレクションをオンライン配信で披露した。

 この「エピローグ」という名称はグッチ独特のもので「最終幕」の意味。既存のファッションビジネスのシステムに終わりを告げ、新しい持続可能なかたちにシフトしようとするステートメントでもある。ストリーミング配信された映像は12時間にもおよぶもので、ランウェイではなく、キャンペーン撮影のためのバックステージが舞台。モデルとして起用されたのは、グッチのデザインチームのスタッフたちだ。コレクションを構成するのは、ブランドのDNAであるフローラルモチーフやGGパターンなどのアーカイブを再解釈したグライフィカルなルック。’20-21年秋冬 メンズコレクションでも登場したグッチのレジェンダリーなバッグ「ジャッキー 1961」も、今回新たなバリエーションが顔を見せた。

 ちなみに、グッチは、このデジタル配信におけるCO2排出量の測定を第三者機関に依頼。結果、排出されたCO2は自然界で吸収されうる量である“カーボンニュートラル”であり、イベントとしてサスティナブルの認証を受けた。

画像: PHOTOGRAPHS BY MARK PECKMEZIAN

PHOTOGRAPHS BY MARK PECKMEZIAN

<グッチ>
1921年、創設者のグッチオ・グッチが、フィレンツェにレザーグッズ専門のショップをオープン。60年代にイニシャルが初めて製品に取り入れられ、その後コットンキャンバスに「GG」ロゴを組み合わせたオリジナルGGパタ-ンが誕生。戦時下の物資不足の際には、エクスクル-シブな品質を守るため、職人たちによる革新的なアイデアで、ハンドル部分に日本のバンブー(竹)を使ったバッグを生み出した。オードリー・ヘップバーン、グレース・ケリーといった名だたるセレブリティにも愛された。2015年からはアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任し、デザインチームを率いている。

問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
フリーダイヤル:0120-99-2177
公式サイト

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