日本人醸造家がニュージーランドのワイナリーのオーナーに就任。世界で活躍するワインメーカーの見る夢は

BY KIMIKO ANZAI, PHOTOGRAPHS BY TOMOKO SHIMABUKURO

「ワイパラ・ヴァレーはワイン産地としての歴史はまだ浅く、平均樹齢も18年と若いのですが、冷涼な気候が良質なブドウを育みます。特に、海からの冷たい東風が遮られる丘の西側にある『マウントフォード・エステート』の畑は、ブルゴーニュのグラン・クリュと同じ石灰岩粘土質土壌であるため、素晴らしいピノ・ノワールとシャルドネを生み出し、そのポテンシャルは実に大きい。私は、この素晴らしいワイナリーの名声が落ちていくのが残念でなりませんでした。以前のように高品質のワインを造ることで、もう一度ワイナリーの名声を取り戻したいと思ったのです」と小山は言う。

画像: (写真左から) コヤマ ウィリアムス・ヴィンヤード ピノ・ノワール2014 チェリーの香りで、やわらかな果実味。口当たりもなめらか 750ml ¥7,200 コヤマ ウィリアムス・ヴィンヤード ピノ・ノワール2013 (参考商品) ダークチェリーやブルーベリーの香り。果実味豊かでコクがあり、 繊細な酸味。こちらは全房醸造(茎も醸造すること) コヤマ タソック・テラス・ヴィンヤード DV10 リースリング シャンパーニュ地方の「DV10」という酵母を使って造られる。 リンゴやグレープフルーツの香りで、すっきりした味わい ※在庫僅少。2015年ヴィンテージは9月頃入荷予定

(写真左から)

コヤマ ウィリアムス・ヴィンヤード ピノ・ノワール2014
チェリーの香りで、やわらかな果実味。口当たりもなめらか
750ml ¥7,200

コヤマ ウィリアムス・ヴィンヤード ピノ・ノワール2013(参考商品)
ダークチェリーやブルーベリーの香り。果実味豊かでコクがあり、
繊細な酸味。こちらは全房醸造(茎も醸造すること)

コヤマ タソック・テラス・ヴィンヤード DV10 リースリング
シャンパーニュ地方の「DV10」という酵母を使って造られる。
リンゴやグレープフルーツの香りで、すっきりした味わい
※在庫僅少。2015年ヴィンテージは9月頃入荷予定

 小山が「マウントフォード・エステート」のオーナーとなったことは、一方で「コヤマ・ワインズ」へもよい影響を及ぼす結果となった。現在「コヤマ・ワインズ」では、買いブドウを主流に醸造を行っているが、今後は「マウントフォード・エステート」の自社畑のブドウを使って「コヤマ・ワインズ」のワインを仕込むことも可能になった。事実、小山は「マウントフォード・エステート」のシャルドネで「コヤマ・ワインズ」のシャルドネを造り始めた。最良の畑を所有したことで素材や技術の交流が生まれ、ふたつのワイナリーの品質向上がさらに期待できるようになったのだ。

 ほかにも、リースリングのスパークリングワインや、シャルドネとピノ・ノワールをブレンドしたスパークリングワインを造ったりと、新しい試みにも着手している。リースリングのスパークリングワインはすでにリリースされているが、ブレンドの方はまだ熟成中で、これは約2年後の発売を予定しているという。プロジェクトは次々と実を結び始めているが、その柱となっているのは、やはり小山のワイパラ・ヴァレーとワインへの限りない愛情だと言えるだろう。

 今後の夢を、彼はこう語る。
「『マウントフォード・エステート』は大自然に囲まれた美しい場所にあります。いずれは、ワイナリーに日本のシェフを招聘して、10人くらいの小さな規模のディナーを定期的に提供できるようにしたい。日本とニュージーランドをつなぐ架け橋のような存在になりたいと思っています」

画像: (写真左から) マウントフォード・エステート グラディエント ピノ・ノワール 0.4ヘクタールの畑のピノ・ノワールを使用、伝統的手法で造られるスーパー・プレミアムワイン。べリーやスパイスの香り マウントフォード・エステート リースリング 2010 白い花やグレープフルーツの香り。酸味が美しく、ミネラルも豊か ※マウントフォード・エステートはいずれも今秋入荷予定

(写真左から)

マウントフォード・エステート グラディエント ピノ・ノワール
0.4ヘクタールの畑のピノ・ノワールを使用、伝統的手法で造られるスーパー・プレミアムワイン。べリーやスパイスの香り

マウントフォード・エステート リースリング 2010
白い花やグレープフルーツの香り。酸味が美しく、ミネラルも豊か
※マウントフォード・エステートはいずれも今秋入荷予定

問い合わせ先
ヴィレッジ・セラーズ
TEL. 0766(72)8680

 

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